相沢師『クラシックに持って行きたい』

 
管理する相沢調教師は、自ら掲載するコラムの中でも『クラシック戦線に乗って不思議でない1頭』と紹介しており、厩舎からの高い期待が伺える。前走もスタートでつまずき後手後手の競馬となったが、本来はスッと出るタイプで今回は大丈夫そう。体調も上積み十分、前走でゴール前接戦となったボスジラとの再戦に2連敗はしていられない。その意気込みも込めて、鞍上には名手W.ビュイックを迎えているのだ。
 

最後は競り負け3着に後退

 

2018年09月23日 芙蓉ステークス 芝2000m 中山競馬場

1着:ミッキーブラック 牡2 (C.ルメール)
2着:ボスジラ 牡2 (田辺裕信)
3着:カイザースクルーン 牡2 (石川裕紀人)

レースタイム:2:01.3(良)
レース上がり3ハロン:35.4
勝ち馬上がり3ハロン:35.2
 
道中は人気のミッキーブラックを見ながら競馬を進めたカイザースクルーン。向正面での急な動きにも冷静に対応し、自分のリズムで4コーナーを上がって行く姿はなかなかの風格だった。満を持して直線追われると、一旦はミッキーブラックに並んだものの再度突き放せれてしまう。ゴール前では後方にいたボスジラに差し切られてしまい3着と残念な結果に。着差こそ僅かだが、レース内容を考えると上位2頭とは大きな差を感じる走りだった。
 

センスの高さが伺えるデビュー戦

 

2018年07月15日 2歳新馬 芝1800m 福島競馬場

1着:カイザースクルーン 牡2 (石川裕紀人)
2着:ソークアップザサン 牡2 (戸崎圭太)
3着:タマノジュメイラ 牝2 (津村明秀)

レースタイム:1:51.1(良)
レース上がり3ハロン:36.2
勝ち馬上がり3ハロン:36.2
 
好スタートからハナへ立つ勢いのカイザースクルーン。しかし、内からキチロクタービンが行く気を見せたのでスッと下げて番手からの追走を取りつつ1コーナーへ。とは言え、ほぼ併走する様な形で向正面まで進み手応えの違いから徐々に先頭へ立ちながら3~4コーナーに突入。他馬も上がって来たものの、直線では逆に突き放す走りを見せ最後は大外から追い込んだソークアップザサンの追撃を難なく振り切って勝利。自在性があり、騎手の指示にスッと従えるセンスの良さが際立ったレース内容だった。
 

カイザースクルーン

 
カイザースクルーン(アイスフォーリス2016)

カイザースクルーン(アイスフォーリス2016)

牡馬

父馬:ルーラーシップ
母馬:アイスフォーリス
母父:ステイゴールド
所属:相沢郁厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:2戦1勝(1-0-1-0)
主な戦績:2歳新馬
via google imghp
 
母アイスフォーリスは現役時代に重賞戦線で活躍した牝馬。初年度産駒にルーラーシップを付けて産まれたのがこのカイザースクルーンだ。母父ステイゴールドの実績が芳しくなくまだ未知数な面は多いが、母の能力をそのまま受け継いでいるのなら確実に能力は高い。但し、キレるというよりも長く脚を使うタイプだというのは間違いないだろう。
 

血統背景

 
ルーラーシップ キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
エアグルーヴ トニービン カンパラ
Severn Bridge
ダイナカール ノーザンテースト
シャダイフェザー
アイスフォーリス ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ ディクタス
ダイナサッシュ
リリウム クロフネ フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー
ベゴニア Plugged Nickle
Dahlia


 

兄弟馬

 
初仔
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
近親に目立った日本活躍馬がいないので母が一番の実績馬かもしれないが血統構成踏まえて強調材料はない。
 

前評判

 
管理する相澤郁調教師がデビューする前から『うちの横綱』と評価していたカイザースクルーン。その母アイスフォーリスも手掛けていただけに、その思い入れは特に強い。とは言え、新馬勝ちの内容からも確かに素質は高そうで更に伸びシロもまだまだあるイメージ。“ルーラーシップ×ステイゴールド”という爆発力のある配合だけに更に化ければ、本当の意味で横綱級の怪物になる可能性もある1頭だ。
 

馬名の意味

 

チューリップの品種名

 
母名もチューリップの品種名、そこからのシリーズだ。

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