蛯名『まだもう1つギアがありそう』
2019年2月17日 ヒヤシンスステークス ダート1600m 東京競馬場
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道中は中団外目を追走したオーヴァルエース。前に人気のヴァイトブリック、後方にデルマルーヴルを見ながらの競馬となったが、あくまでもリズム良く運んで最後の直線勝負といった感じのレース運び。先に抜け出したヴァイトブリックに並びかける様にして直線入り口へ入ると、最後まで叩き合いの形にもつれるもゴール前でもうひと伸びしたオーヴァルエースが無傷の3連勝でオープンクラスのヒヤシンスステークスを快勝。主戦の蛯名騎手もまだ隠し持った走りに期待していた。
予想外に人気薄で妙味あり
メンバーが揃ったとは言え、イメージ的に1~2番人気想定だったヒヤシンスステークスにおオーヴァルエース。しかし、事前予想のオッズでは何と5番人気前後をウロウロしている。デムーロやルメール騎手が乗る馬に人気が偏っている様子で、実際の能力値だけで言えばそれらよりも同馬やヴァイトブリックの方が強いと思えるが…こればかりはレースが終わってみないと分からない部分もあるが、結果を見て意外に美味しい馬券がありつけるかもしれない。
蛯名『もう少し気持ちが落ち着けば』
2018年12月15日 寒椿賞 ダート1400m 中京競馬場
1着:オーヴァルエース 牡2 (蛯名正義)
2着:ケイアイターコイズ 牡2 (長岡禎仁)
3着:ナランフレグ 牡2 (丸田恭介)
レースタイム:1:25.6(稍重)
レース上がり3ハロン:38.1
勝ち馬上がり3ハロン:37.3
2着:ケイアイターコイズ 牡2 (長岡禎仁)
3着:ナランフレグ 牡2 (丸田恭介)
レースタイム:1:25.6(稍重)
レース上がり3ハロン:38.1
勝ち馬上がり3ハロン:37.3
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スタートを切って中団の位置に構えたオーヴァルエース。前を行くケイアイターコイズを見る様にして、外目を慌てずじっくりと追走させた。そこから徐々にエンジンを吹かして行く形で外々を回り直線コースへ。一気にギアをトップに入れ替えると、先に抜け出したケイアイターコイズをあっという間に捉えて鮮やかに2連勝を飾った。蛯名騎手は同馬のテンションの高さを課題にあげ、今後は落ち着いてコントロールが効く様になればと冷静に分析していた。
重賞のお手馬を蹴って騎乗?
蛯名騎手は同日のターコイズステークスでフロンテアクイーン&デンコウアンジュという、これまで幾多の重賞を共に戦って来たお手馬が出走するにも関わらずこちらを選んでいる。事の真意は分からないが、それだけオーヴァルエースに懸ける期待度が高いという証拠ではないだろうか。ケイアイターコイズもデビュー戦を圧勝して来ているだけにライバルは同馬だろう。この1戦でオーヴァルエースの怪物ぶりが明らかになる筈だ。
超ド級の追い込みで置き去り
2018年11月24日 2歳新馬 ダート1600m 東京競馬場
1着:オーヴァルエース 牡2 (蛯名正義)
2着:クロスパール 牝2 (丸山元気)
3着:ユキノヴェルデ 牡2 (野中悠太郎)
レースタイム:1:38.9(良)
レース上がり3ハロン:37.0
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
2着:クロスパール 牝2 (丸山元気)
3着:ユキノヴェルデ 牡2 (野中悠太郎)
レースタイム:1:38.9(良)
レース上がり3ハロン:37.0
勝ち馬上がり3ハロン:36.1
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スタートを決めるもなかなか前に進んで行かないオーヴァルエース。レース後の談話では『ハミを全く取らなくてビックリした』と蛯名騎手が語っていた。それでも徐々に脚が温まって行くと、直線コースでは大外からとんでもない走りで他馬をまとめてかわすパフォーマンス。最後は流しながらゴールし、2着クロスパールに9馬身差と驚異の内容で新馬戦を圧勝して見せた。これは砂の怪物候補現る、といったところか。
オーヴァルエース
血統構成だけ見れば母の一族は重賞馬こそいないものの、堅実に勝ち上がる馬が多く平均的な能力の遺伝はあるファミリー。そこにヘニーヒューズというこれまでとは異色の米ダート血統を配合され産まれたのがオーヴァルエースだ。稽古の動きも抜群でデビュー戦では単勝1倍台という圧倒的な支持を受けて快勝。走りっぷりから見てもまだまだ上のクラスを目指せる器だろう。
血統背景
ヘニーヒューズ | ヘネシー | Storm Cat | Storm Bird |
Terlingua | |||
Island Kitty | Hawaii | ||
T. C. Kitten | |||
Meadow Flyer | Meadowlake | Hold Your Peace | |
Suspicious Native | |||
Shortley | Hagley | ||
Short Winded | |||
アブラシオ | グラスワンダー | Silver Hawk | Roberto |
Gris Vitesse | |||
Ameriflora | Danzig | ||
Graceful Touch | |||
ジュウジホウセキ | マルゼンスキー | Nijinsky | |
シル | |||
ジュウジターキン | ハンターコム | ||
シャダイターキン |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.7pt
ファミリーに日本実績馬はおらず血統もマイナーで血統構成からの強調材料はない。
前評判
近親に確たる活躍馬は少ないが、どこを取っても堅実でしっかり走って来る一族ではある。所謂、気性面で安定しているファミリーとも言え、そこにヘニーヒューズというアメリカのダート血統をスパイスとして放り込んだ化学反応がオーヴァルエースという産駒のデキに繋がっているのだろう。弾む様なフットワークで稽古でもかなり動いており、それがレースの驚異的な追い込みの原動力となっている。
馬名の意味
競技場のエース
オーヴァルコースで行われる競馬のエース的存在になって欲しいとの想いでネーミング。
2着:ヴァイトブリック 牡3 (戸崎圭太)
3着:デルマルーヴル 牡3 (C.ルメール)
レースタイム:1:38.6(良)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.1