クローバー賞直後
2019年8月18日 クローバー賞 芝1500m 札幌競馬場
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スタートで立ち遅れ、外枠という事もあり無理して先団には付いて行かず道中は後方からレースを進めたオータムレッド。余裕の追走でも無く、ある程度は押して行く形で4コーナーへ。それでもやはり脚色は別モノで、直線外から一気に伸びると前をあっさりかわして1着でゴールイン。道営勢が上位を占めるレースで血統馬があっさり負ける訳にはいかないだろう。これで無傷の2連勝、春までの賞金確保はしっかりと出来た。
オータムレッド
6月のデビュー戦では、後に函館2歳ステークスを圧勝する事となるビアンフェに差し比べで競り勝っているオータムレッド。母系は超一流の出自、1歳時のセレクトセールでワールドエース産駒ながら4000万円超えの値が付いている事からも期待度はかなり高かったと言える。そもそも、新種牡馬となる父すら血統構成はかなりのモノなだけに、実績は無いながらも配合としては世界レベルのクオリティなのである。
血統構成
ワールドエース | ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere | |||
マンデラ | Acatenango | Surumu | |
Aggravate | |||
Mandellicht | Be My Guest | ||
Mandelauge | |||
ティッカーコード | Giant's Causeway | Storm Cat | Storm Bird |
Terlingua | |||
Mariah's Storm | Rahy | ||
イメンス | |||
ティッカーテープ | Royal Applause | ワージブ | |
Flying Melody | |||
Argent Du Bois | Silver Hawk | ||
Wiener Wald |
兄弟馬
初仔
近親馬
血統評価:1.0pt
一族としては、ストームキャットの母Terlinguaから伸びる牝系で祖母は米芝G1馬でそこにジャイアンツコーズウェイを配合した母はTerlinguaの15.63%クロスの配合馬、そんな母の初仔だけにワールドエースという選択肢はもったいない印象だが結果的にはデビュー2連勝と順調なスタートを切ったので良かった。今後の産駒にも注目の血統である。
前評判
既にティッカーテープの初年度産駒Royal DecreeからWar Decreeという重賞馬が出ている事、更には母ティッカーコードの方がGiant's Causeway肌で繁殖として有用である事、などを鑑みてもオータムレッド自体に掛かる期待は実に大きい。生産界でも評判の高かったワールドエース産駒なら、いきなりセレクトセールで数千万円の額を超えて来ても何らおかしくないのは確かだ。青芝商事の見る目や如何に。
馬名の意味
秋の赤
秋に燃える様な活躍をして欲しいという想いからネーミングか。
2着:ヨハネスボーイ 牡2 (石川倭)
3着:リヴェールブリス 牝2 (五十嵐冬樹)
レースタイム:1:31.6(良)
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.2