当サイトの恒例記事となっております重馬場適性診断。昨年の天皇賞秋では◯→◎→◯に推した3頭で決着、GⅠクラスになると実力が均衡している為に各馬の適性ファクターが着順に大きく影響して参ります。
今週も土曜日が週間天気予報の欄では雨マーク。という事で少し気が早いかもしれませんが、いつもと同じ形式で有力馬たちの中から道悪巧者を抽出して行きたいと思います。ちなみに、あくまでも予報ですので晴れに変わった場合はご容赦下さいませ。
今週も土曜日が週間天気予報の欄では雨マーク。という事で少し気が早いかもしれませんが、いつもと同じ形式で有力馬たちの中から道悪巧者を抽出して行きたいと思います。ちなみに、あくまでも予報ですので晴れに変わった場合はご容赦下さいませ。
オークスの上位人気順から(想定)
1番人気 アーモンドアイ 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 1戦1勝(1-0-0-0)
先ずもってアーモンドアイは重馬場も問題ないだろう。ロードカナロア産駒も比較的、湿った馬場をこなしている印象があるし何よりシンザン記念の走りを考えればさほど影響は無いと考える。但し、確実に切れ味が身上に加えて距離不安が囁かれている事からも、良馬場でやれた方が良いには決まっている。紛れがあるとすれば他馬に更なる馬場適正があって展開も含めた競馬で逆転を許すパターンか。
2番人気 ラッキーライラック 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 0戦0勝(0-0-0-0)
キャリア5戦全て良馬場のラッキーライラック。重馬場適性は推測の域を脱しませんが、父オルフェーヴルは稀に見る不良馬場のダービーを圧勝、母ライラックスアンドレースは米のダートGⅠを2勝するなど血統もゴリゴリのパワータイプだ。そう考えると苦にするとは到底思えず、アーモンドアイにリベンジするにむしろ必要不可欠な要素ではないだろうか。内枠を引いて早め抜け出しから女王の座を奪い返すシーンも大いに有りそう。
3番人気 サトノワルキューレ 重馬場適性△
稍重~不良馬場での戦績 1戦1勝(1-0-0-0)
新馬戦の重馬場で勝利している観点からこなせると思われているサトノワルキューレ。しかし、その時にタイム差無しのメイショウゴウリキは未だ1勝もあげられていない事を考えると、新馬戦にありがちな能力の違いで勝ったパターンか。実際、フローラステークスの走りを見ても大跳びで上がり33秒台の脚を使い突き抜けている様に本質はキレで勝負するタイプ。上のクラスでは適正が原因で伸び脚に影響を及ぼす可能性は高いと判断する。
4番人気 リリーノーブル 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 0戦0勝(0-0-0-0)
こちらも重馬場は未経験。しかし、父ルーラーシップと母父クロフネ、そしてリリーノーブル自体のピッチ走法を見ても間違いなくこなせると見て良い。むしろパフォーマンスは上がるレベルの適性がある筈で、宿敵ラッキーライラックを逆転するなら雨は降ってもらわなければいけないだろう。それでもキャラクター込みで勝ち切るまでは行かず、2~3着付けの買い方がベストな1頭。
5番人気 オールフォーラヴ 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 0戦0勝(0-0-0-0)
母系の影響かディープインパクト産駒ながらキレる脚が無いオールフォーラヴ。母の姉妹でキャトルフィーユやエンジェルフェイスも重い馬場はこなせた様に、同馬も上がりがかかる条件は好都合だろう。しかし、仮に適正があったとしても上位との差がそれで埋まるかと言われればやや疑問符が付く。それくらい今回の上位組は能力が抜きん出ているだけに不利やアクシデントレベルの紛れが無ければ上位浮上は難しい。
6番人気 マウレア 重馬場適性△
稍重~不良馬場での戦績 1戦0勝(1-0-0-0)
サトノワルキューレ同様に新馬戦の結果は無視。全姉アユサンは稍重馬場で一切走らなかった事と、マウレア自身がキレイなフットワークの走法をしている点を含めてプラス材料では無いと判断したい。そもそも、距離適性にも一抹の不安が残る事を考えれば馬場が重たくなるのは間違いなくパフォーマンスを下げる要因となり得る。
7番人気 トーセンブレス 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 1戦0勝(1-0-0-0)
サトノワルキューレやマウレアとは別に、新馬戦を参考にするならば重馬場は鬼の可能性があるトーセンブレス。というのも、その新馬戦で負かしたのが後にフェアリーステークスを完勝するプリモシーンだからだ。そのプリモシーンに上がりで何と約2秒もの差を付ける鬼脚を見せたのならこれは適正の範囲内に入れても良いレベル。母父ファルブラヴには北海道の洋芝を得意とする産駒が多いだけに、重い芝は持って来いかもしれない。
8番人気 カンタービレ 重馬場適性×
稍重~不良馬場での戦績 0戦0勝(0-0-0-0)
フラワーカップを快勝してオークスへ直行のカンタービレ。余裕のあるローテーションは好印象に映るが、その要因は馬体重の増減の影響も考えられる。フラワーカップ時で-6kgの420kg台。あのまま使い詰めれば間違いなく馬の将来に悪影響があると判断し桜花賞をスルーしたのだろう。とは言え、急に数十kgも増える訳が無く、軽い馬体の同馬にとってパワー勝負の重馬場はこなせる以前に何もメリットが無い。雨が降れば容赦なく切って良いタイプの1頭だ。
9番人気 パイオニアバイオ 重馬場適性◎
稍重~不良馬場での戦績 2戦0勝(0-1-1-0)
走法、血統から見ても重馬場の鬼と断言して良いパイオニアバイオ。叔父に昨年の天皇賞秋を不良馬場で3着に入ったレインボーライン、曽祖父には不良馬場の弥生賞で伝説の大差勝ちをしたレインボーアンバーと母系から生粋の適性を受け継いでいる。その上、父にこれも不良馬場で圧勝経験があるルーラーシップ、本馬自身がピッチ走法と来れば走らない訳がない。距離適性も加味して、もし馬場が湿ったならこの馬が高配当の使者となるだろう。
10番人気 レッドサクヤ 重馬場適性◯
稍重~不良馬場での戦績 1戦1勝(1-0-0-0)
血統から見るとむしろこなせなさそうなイメージのレッドサクヤだが、新馬戦に見せた走りは圧巻だった。これも新馬戦だがドロドロの不良馬場で明らかな完勝という点で適性評価に値すると判断。しかし、同馬はそれ以上に全姉エバーブロッサムが2013年のオークスを2着している点を強調したい。やはり血の覚醒というのはあるもので、好走の要因を遺伝子レベルで究明するならこの馬か。加えて鞍上にはオークス男の福永祐一騎手。
まとめ
以上、オークス出走予定の有力馬(上位10番人気まで)の重馬場適性診断でした。
何度も申し上げますが、あくまでこれらは筆者の個人的見解によるものです。断定した要素ではありませんので、その点は予めご了承下さい。
金曜時点で翌土曜は傘マークの天気。ただ、大切なのは当日の馬場状態の見極めなので、降っていた場合は芝レースの流れや結果などを参考にして頂き、それぞれの感覚で馬場の判断をなさって下さい。それでは今週末も万馬券をゲットしましょう!!
何度も申し上げますが、あくまでこれらは筆者の個人的見解によるものです。断定した要素ではありませんので、その点は予めご了承下さい。
金曜時点で翌土曜は傘マークの天気。ただ、大切なのは当日の馬場状態の見極めなので、降っていた場合は芝レースの流れや結果などを参考にして頂き、それぞれの感覚で馬場の判断をなさって下さい。それでは今週末も万馬券をゲットしましょう!!
父馬:ロードカナロア
母馬:フサイチパンドラ
母父:サンデーサイレンス
所属:国枝栄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング
通算成績:4戦3勝(3-1-0-0)
主な戦績:桜花賞など