オルフェーヴル
日本競馬の中でも歴代最強クラスのポテンシャルを誇るオルフェーヴル。全兄にはグランプリ2勝のドリームジャーニーがいる良血で、その異常な競走能力と破天荒ぶりから付けられた異名は“暴君”。いつ爆発するか分からない狂気性と、それに裏付けられた他馬を凌駕するパフォーマンスが競馬ファンを魅了し続けたのは間違いない。ここではその血統や生涯の全成績を細かに検証し、同馬の真の強さについて検証している。どうぞご参考あれ。
血統構成
ステイゴールド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ダイナサッシュ | ノーザンテースト | ||
ロイヤルサッシュ | |||
オリエンタルアート | メジロマックイーン | メジロティターン | メジロアサマ |
シエリル | |||
メジロオーロラ | リマンド | ||
メジロアイリス | |||
エレクトロアート | ノーザンテースト | Northern Dancer | |
Lady Victoria | |||
グランマスティーヴンス | Lt. Stevens | ||
Dhow |
兄弟馬
ドリームジャーニー
アッシュゴールド
アッシュゴールド
近親馬
シュペルノーヴァ
生涯成績
日付 | 開催 | レース(格) | 距離 | 頭 | 人 | 着 | 騎手 | 斤量 | タイム(着者) | 上り |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2010/08/14 | 新潟 | 2歳新馬 | 芝1600 | 14 | 2 | 1 | 池添謙一 | 54.0 | 重1:37.4(-0.2) | 33.4 |
2010/10/03 | 中山 | 芙蓉S(OP) | 芝1600 | 8 | 1 | 2 | 池添謙一 | 55.0 | 良1:35.3(±0.0) | 34.5 |
2010/11/13 | 東京 | 京王杯2歳S(G2) | 芝1400 | 15 | 1 | 10 | 池添謙一 | 55.0 | 良1:22.6(±0.8) | 33.8 |
2011/01/09 | 京都 | シンザン記念(G3) | 芝1600 | 16 | 3 | 7 | 池添謙一 | 56.0 | 良1:34.2(+0.2) | 33.5 |
2011/02/06 | 京都 | きさらぎ賞(G3) | 芝1800 | 12 | 2 | 3 | 池添謙一 | 56.0 | 良1:47.6(+0.2) | 33.2 |
2011/03/26 | 阪神 | スプリングS(G2) | 芝1800 | 18 | 1 | 1 | 池添謙一 | 56.0 | 良1:46.4(-0.1) | 34.3 |
2011/04/24 | 東京 | 皐月賞(G1) | 芝2000 | 18 | 4 | 1 | 池添謙一 | 57.0 | 良2:00.6(-0.5) | 34.2 |
2011/5/29 | 東京 | 日本ダービー(G1) | 芝2400 | 18 | 1 | 1 | 池添謙一 | 57.0 | 不良2:30.5(+0.3) | 34.8 |
2011/09/25 | 阪神 | 神戸新聞杯(G2) | 芝2400 | 11 | 1 | 1 | 池添謙一 | 57.0 | 良2:28.3(-0.4) | 32.8 |
2011/10/23 | 京都 | 菊花賞(G1) | 芝3000 | 18 | 1 | 1 | 池添謙一 | 57.0 | 良3:02.8(-0.4) | 34.6 |
2011/12/25 | 中山 | 有馬記念(G1) | 芝2500 | 13 | 1 | 1 | 池添謙一 | 55.0 | 良2:36.0(-0.1) | 33.3 |
2012/03/18 | 阪神 | 阪神大賞典(G2) | 芝3200 | 12 | 1 | 2 | 池添謙一 | 57.0 | 稍3:11.9(+0.1) | 36.7 |
2012/04/29 | 京都 | 天皇賞春(G1) | 芝3200 | 18 | 1 | 11 | 池添謙一 | 58.0 | 良3:15.6(+1.8) | 34.0 |
2012/06/24 | 阪神 | 宝塚記念(G1) | 芝2200 | 16 | 1 | 1 | 池添謙一 | 58.0 | 良2:10.9(-0.3) | 34.7 |
2012/09/16 | 仏国 | フォワ賞(G2) | 芝2400 | 5 | 1 | 1 | C.スミヨン | 58.0 | 稍2:34.26(-0.2) | 計不 |
2012/10/07 | 仏国 | 凱旋門賞(G1) | 芝2400 | 18 | 2 | 2 | C.スミヨン | 59.5 | 重2:37.6(±0.0) | 計不 |
2012/11/25 | 東京 | ジャパンカップ(G1) | 芝2400 | 17 | 1 | 2 | 池添謙一 | 57.0 | 良2:23.1(+0.0) | 32.9 |
2013/03/31 | 阪神 | 産経大阪杯(G2) | 芝2000 | 14 | 1 | 1 | 池添謙一 | 58.0 | 良1:59.0(-0.1) | 33.0 |
2013/09/15 | 仏国 | フォワ賞(G2) | 芝2400 | 9 | 1 | 1 | C.スミヨン | 58.0 | 稍2:41.47(計不) | 計不 |
2013/12/25 | 仏国 | 凱旋門賞(G1) | 芝2400 | 17 | 1 | 2 | C.スミヨン | 59.5 | 重2:33.04(+1.0) | 計不 |
2013/12/22 | 中山 | 有馬記念(G1) | 芝2500 | 16 | 1 | 1 | 池添謙一 | 57.0 | 良2:32.3(-1.3) | 36.0 |
2010年8月14日 メイクデビュー戦 芝1600m 新潟競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:ショウナンパルフェ(蛯名正義)
2着:ショウナンパルフェ(蛯名正義)
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極端なスローペースから末脚勝負になった新馬戦。中団に待機していたオルフェーヴルは直線外へ出すと手応え良く先頭に躍り出る。しかし、追われてからはラチに向かって斜めに走りまともに追えない状態。それでも2着馬が来るとまた伸びて高いポテンシャルとそれに反比例した気性面の悪さも垣間見せる。
2010年10月03日 芙蓉ステークス 芝1600m 中山競馬場
1着:ホエールキャプチャ(松岡正海)
2着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:オルフェーヴル(池添謙一)
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後方からの競馬となったオルフェーヴル。終始、口を割る素振りを見せスムーズなレースではなかったが、直線外から豪快な追い込みを見せる。しかし、スローペースで楽逃げをしていた後のGⅠ馬であるホエールキャプチャを捉えられず、デビュー2戦目にして早くも黒星を喫した。
2010年11月13日 京王杯2歳ステークス 芝1400m 東京競馬場
1着:グランプリボス(M.デムーロ)
2着:リアルインパクト(後藤浩輝)
10着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:リアルインパクト(後藤浩輝)
10着:オルフェーヴル(池添謙一)
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1番人気に支持されるも、やや出遅れ気味のスタートで前走に続き後方からの競馬。ここでも道中はずっと口を割るシーンが目立ちまだ完全なレース運びとは言えない。その分、直線でも伸びが見られず優勝したグランプリボスから大きく離された10着に大敗する。この頃からやや狂気的な一面を覗かせていた。
2011年01月09日 シンザン記念 芝1600m 京都競馬場
1着:レッドデイヴィス(浜中俊)
2着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:オルフェーヴル(池添謙一)
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休養を挟んで年明けの初戦、シンザン記念。最内枠からのスタートでやや後手を踏みこのレースも後方から。しかし、気性面での成長を見せ道中の折り合いもスムーズに付いている。直線では外に出したアクションの分、ややエンジンのかかりが遅くなってしまったが最後は上々の伸びを見せてレッドデイヴィスの2着に入線した。
2011年02月06日 きさらぎ賞 芝1600m 京都競馬場
1着:トーセンラー(M.デムーロ)
2着:リキサンマックス(柴原央明)
3着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:リキサンマックス(柴原央明)
3着:オルフェーヴル(池添謙一)
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スタートも折り合いもスムーズで徐々に成長を見せているオルフェーヴル。道中は逃げ馬からかなり離れた後方で脚を溜め、直線で一気に爆発させる。しかし、もうひとつ前にいたトーセンラーも同様の伸びを見せ捉えきる事が出来ずに3着敗退。が、池添騎手も確かな手応えを感じた様だ。
2011年03月26日 スプリングステークス 芝1800m 阪神競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:ベルシャザール(安藤勝己)
2着:ベルシャザール(安藤勝己)
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今回はスタートも決め道中も理想的な中団外目を追走したオルフェーヴル。4コーナーでは引っ張りきりの手応えで進出すると直線でも早めに抜け出す今までにない積極的な競馬を見せた。最後はやや脚が上がって後続に迫られたが、何とか振り切って待望の重賞初制覇を飾る。
2011年04月24日 皐月賞 芝2000m 東京競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:サダムパテック(岩田康誠)
2着:サダムパテック(岩田康誠)
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4番人気で迎えた皐月賞。道中は後方の内を静かに追走し最後の末脚勝負に賭けたオルフェーヴル。直線に入ると馬場の真ん中から一瞬で馬群を割り抜け出すと、更にそこから加速をして後続に3馬身差を付ける完勝でクラシックの第一冠を制した。秘めたる能力が完全に覚醒した予感。
2011年05月29日 日本ダービー 芝2400m 東京競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:ウインバリアシオン(安藤勝己)
2着:ウインバリアシオン(安藤勝己)
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前走の内容を評価され1番人気に支持された日本ダービー。天候が生憎の雨で馬場は不良発表だった。一筋縄ではいかない気配を漂わせたが、終わってみればオルフェーヴルの圧勝で終わる。直線で外に出そうとするもマークがきつく中に入れて再点火。半ばから驚異的な脚を見せ、3着以下には大差に近い内容で完勝し世代屈指の二冠馬となった。
2011年09月25日 神戸新聞杯 芝2400m 阪神競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:ウインバリアシオン(安藤勝己)
2着:ウインバリアシオン(安藤勝己)
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夏場を休養に充て更なる成長を遂げたオルフェーヴル。レースぶりが完全に大人びた内容となり、今回はスローペースを見越して早めに仕掛ける王者の貫録。直線でも2着ウインバリアシオン以下を子供扱いし、終わってみれば最後は流す余裕を見せてのフィニッシュ。三冠に向けて好内容のスタートを切った。
2011年10月23日 菊花賞 芝3000m 京都競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:ウインバリアシオン(安藤勝己)
2着:ウインバリアシオン(安藤勝己)
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いよいよ迎えた菊花賞本番。周囲の大きな期待をよそに、人馬は沈着冷静なレースぶりで競馬を進めた。道中も中団外目をリラックスして追走し、4コーナー手前で一気に進出。直線入り口で早くも先頭に立つとアッという間に後続を引き離し、最後は迫るウインバリアシオンを尻目に流してのゴールイン。圧倒的な能力の違いを見せつけて史上6頭目となる三冠馬の栄光に輝いた。
2011年12月25日 有馬記念 芝2500m 中山競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:エイシンフラッシュ(C.ルメール)
2着:エイシンフラッシュ(C.ルメール)
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満を持して臨んだ3歳の有馬記念。スタートから後方でレースを静観し、向こう正面では外の絶好ポジションをキープ。ジワジワと上がって行くと直線で前を射程圏内に入れるレース巧者ぶりを見せる。しかし、さすがに歴戦の古馬たち相手に楽勝とは行かず最後はヒヤッとするシーンもあったが僅かにエイシンフラッシュをかわしてグランプリを制覇。名実ともに現役最強となった。
2012年03月18日 阪神大賞典 芝3000m 阪神競馬場
1着:ギュスターヴクライ(福永祐一)
2着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:オルフェーヴル(池添謙一)
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いわゆる、オルフェーヴルをオルフェーヴルたらしめるレース。道中我慢の効かなくなったオルフェーヴルが先頭に立つとそのままコース外へ逸走するアクシデント。その後、馬群の後方へ置かれる事となるがそこから更に再加速して4コーナーでは先頭へ取り付ける異常な競馬を見せる。敗れはしたものの、直線では一旦先頭に立つパフォーマンスで競馬ファンの度肝を抜き、まさに“暴君”らしいレースだった。
2012年04月29日 天皇賞春 芝3200m 京都競馬場
1着:ビートブラック(石橋脩)
2着:トーセンジョーダン(岩田康誠)
11着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:トーセンジョーダン(岩田康誠)
11着:オルフェーヴル(池添謙一)
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前走で見せた規格外のパフォーマンスもあり、1.3倍の圧倒的な支持を得たオルフェーヴル。レースはゴールデンハインドが異常なまでの大逃げで特殊な展開となる。オルフェーヴルは暴走も見せず後方で待機していたが、4コーナーでいつもの行きっぷりが無くむしろウインバリアシオンやトーセンジョーダンに離される始末。結果、全く走る気を見せずに11着の大敗を喫した。まさに気分屋だ。
2012年06月24日 宝塚記念 芝2200m 阪神競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:ルーラーシップ(C.ウィリアムズ)
2着:ルーラーシップ(C.ウィリアムズ)
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前走の危うさが尾を引く形となり、オッズは1番人気ながら3.2倍とやや疑問視された1戦。道中は何の素振りも無く折り合いスムーズで異変は見られない。各馬一斉に4コーナーで動き出すと、オルフェーヴルは1頭だけ進路を内へ。馬場の悪い所をあえて通って最短距離で直線を駆け抜けたオルフェーヴルは見事に復活劇を果たし、2番人気ルーラーシップを撃破して5つ目のGⅠタイトルを獲得した。
2012年09月16日 フォワ賞 芝2400m ロンシャン競馬場
1着:オルフェーヴル(C.スミヨン)
2着:ミアンドル(M.ギュイヨン)
2着:ミアンドル(M.ギュイヨン)
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日本での成績が評価され遠征初戦にも関わらず、1番人気の支持を受けたオルフェーヴル。レースは先導馬のアヴェンティーノが作るペースに乗ってしっかりと折り合うスムーズな展開。直線では内から各馬を悠々と引き離し想像以上の強さで前哨戦を完勝した。いざ、日本代表馬として凱旋門賞へ挑む。
2012年10月07日 凱旋門賞 芝2400m ロンシャン競馬場
1着:ソレミア(O.ペリエ)
2着:オルフェーヴル(C.スミヨン)
2着:オルフェーヴル(C.スミヨン)
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凱旋門賞でも堂々の2番人気に支持されたオルフェーヴル。道中はほぼ最後方の位置で脚を溜め、各馬の同行を窺う冷静なレース運び。馬群がひと塊となり直線に入ると、外へ持ち出したオルフェーヴルが一気に全馬を飲み込んで単独先頭へ立った。しかし、そこから内へササってまともに追えなくなると2番手にいたソレミアの強襲を受け半馬身かわされた所がゴールだった。無念の2着。
2012年11月25日 ジャパンカップ 芝2400m 東京競馬場
1着:ジェンティルドンナ(岩田康誠)
2着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:オルフェーヴル(池添謙一)
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帰国初戦に選んだのはジャパンカップ。道中、定位置となった中団やや後方から4コーナーで一気に進出。直線でも持ったままの手応えで先頭に踊り出て楽勝に思われたが、内から馬体を併せて来た牝馬三冠のジェンティルドンナと壮絶な叩き合い。斤量差もあり最後は内のジェンティルドンナが振り切って、オルフェーヴルは惜しくも2着に敗れた。
2013年03月31日 産経大阪杯 芝2000m 阪神競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:ショウナンマイティ(浜中俊)
2着:ショウナンマイティ(浜中俊)
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歴戦の古馬が集った産経大阪杯。オルフェーヴルの2013年幕開けとしては絶好の舞台で、人気も1.2倍の圧倒的支持。道中は変わらぬ姿で追走し、4コーナーで上がって行く見慣れた姿がそこにはあった。直線で早くも前を競り落とすと、後は後続の追撃を横目に見ながら楽々とゴールイン。再び、ヨーロッパの地へ遠征する事となる。
2013年09月15日 フォワ賞 芝2400m ロンシャン競馬場
1着:オルフェーヴル(C.スミヨン)
2着:ベリーナイスゲーム(O.ペリエ)
2着:ベリーナイスゲーム(O.ペリエ)
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2年連続となったフォワ賞参戦のオルフェーヴル。遠く離れた地でもその能力は全開で、一応のペースメーカーに日本のステラウインドが先頭を走ったものの、そのサポートすら皆無がごとく直線では桁違いの脚で突き離し完勝した。前哨戦としては文句のない内容でいよいよ日本馬による凱旋門賞制覇が目前に迫っていた。
2013年10月06日 凱旋門賞 芝2400m ロンシャン競馬場
1着:トレヴ(T.ジャルネ)
2着:オルフェーヴル(C.スミヨン)
2着:オルフェーヴル(C.スミヨン)
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遂に1番人気を背負ったオルフェーヴルが2年連続の凱旋門賞参戦。道中は昨年よりもやや前目の位置に付けての追走。更に後方にいた日本馬のキズナが道中捲り気味に上がって行き、それにつられる様にしてオルフェーヴルもポジションを上げる。しかし、直線では遥か前を行くトレヴを捉えられずオルフェーヴルは2着の叩き合いを制するのがやっとだった。5馬身差の完敗を喫する。
2013年12月22日 有馬記念 芝2500m 中山競馬場
1着:オルフェーヴル(池添謙一)
2着:ウインバリアシオン(岩田康誠)
2着:ウインバリアシオン(岩田康誠)
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引退レースとなった有馬記念。それでも1.6倍のダントツ人気で迎えられたオルフェーヴル。その人気に応えるべく、日本でのベストパフォーマンスで見事に圧勝。お決まりの捲りから直線入り口で先頭に。後続をグングン引き離し、気が付けば2着ウインバリアシオンに8馬身差という生涯で最も大差を付けての有終の美を飾った。伝説の幕が遂に閉じた瞬間でもあった。
各平均数値
勝利時の平均距離 2270m
勝利時の平均上がり3ハロン 34.1秒
稍重以下での成績 (4.3.0.0)
まとめ
以上がオルフェーヴルの成績ほかまとめである。
正直、このレベルのパフォーマンスを持った馬が今後現れるかどうかという点では何とも言えないのがある意味で残念。ピーク時はディープインパクトと対決しても全くヒケを取らなかったのではないかとさえ思う。この2頭が現在の歴代トップ2だろう。
そして2017年に産駒がデビューするオルフェーヴル。その類まれな能力をどこまで子どもたちに受け継がせているのか楽しみだが、同じく暴れん坊だった父ステイゴールドの血が流れている以上、やはりまた規格外の名馬を輩出してくれると信じている。
正直、このレベルのパフォーマンスを持った馬が今後現れるかどうかという点では何とも言えないのがある意味で残念。ピーク時はディープインパクトと対決しても全くヒケを取らなかったのではないかとさえ思う。この2頭が現在の歴代トップ2だろう。
そして2017年に産駒がデビューするオルフェーヴル。その類まれな能力をどこまで子どもたちに受け継がせているのか楽しみだが、同じく暴れん坊だった父ステイゴールドの血が流れている以上、やはりまた規格外の名馬を輩出してくれると信じている。
母馬:オリエンタルアート
母父:メジロマックイーン
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:社台コーポレーション白老ファーム(白老町)
馬主:サンデーレーシング
通算成績:21勝12勝(12-6-1-2)
主な戦績:牡馬三冠、宝塚記念、有馬記念など