東京向きの走りで見直し

 
3頭併せでビッシリ追い切ったオブセッション(左)

3頭併せでビッシリ追い切ったオブセッション(左)

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過去3戦を見ても分かる様に、東京&阪神と直線広々としたコースの方が馬自身も伸び伸びと走っている。中山が合わないとは思わないが、やはりエンジンの掛かりを見ても直線長めの方が確実に追い込んで来るイメージは間違いないだろう。元より陣営の目標は日本ダービー、その為に無理使いせずじっくりと調整した来たのは好材料と言える。前走の負けは一度ノーカウントとし、青葉賞での走りで日本ダービー制覇への狼煙を上げたいところだ。
 

『待機所に向かって走って行った』

 

2018年03月04日 弥生賞 芝2000m 中山競馬場

1着:ダノンプレミアム 牡3 (川田将雅)
2着:ワグネリアン 牡3 (福永祐一)
3着:ジャンダルム 牡3 (武豊)

レースタイム:2:01.0(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
 
問題の4コーナーをご覧頂きたい。これからエンジンを掛けて上がって行こうかという時に、何を思ったかオブセッションは外に大きく膨れる走りで上位争いから脱落。ルメール騎手は『待機所に行こうとしたんだろう。まだ馬が幼いね』と分析しているが、いずれにせよ今の段階でこのレベルでは皐月賞&日本ダービーを狙う事は難しいのではないだろうか。パドックでは1番大物感を出しており、これはと思わせてくれた程だったが…これに関しては精神面での成長を待つほかあるまい。
 

後方からの競馬で脅威となるか

 
馬体も動きもパワフルさが増したオブセッション(左)

馬体も動きもパワフルさが増したオブセッション(左)

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昨年暮れに行われたシクラメン賞から約3ヶ月弱、馬に身が入った様で元々馬格があったにも関わらず更にひと回り大きくなった印象だ。それで言え、動きにはいつも素軽さが感じられ大型馬特有の仕上がりの遅さを思わせないから不思議である。管理する藤沢和雄調教師も同様のコメントを残しており、『今回のレースでこの馬がどれくらいのポジションにいるかが分かる』とあくまでも挑戦者的立場の体。それでも、前2走のパフォーマンスを見ればワグネリアン、ダノンプレミアムの2頭を負かせるだけのモノはある筈。大物の可能性かどうかは今週末に判明する。
 

衝撃のレコードV

 

2017年12月02日 シクラメン賞 芝1800m 阪神競馬場

1着:オブセッション 牡2 (C.ルメール)
2着:ダノンフォーチュン 牡2 (浜中俊)
3着:リュクスポケット 牡2 (C.デムーロ)

レースタイム:1:45.6(良)※レコード
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
スタートはややもっさりと出て道中最後方追走。1000m59秒とペースが流れて厳しい展開の中直線コースへ。1番人気ダノンフォーチュンが中団から先に抜け出すも、その外を楽々とかわして坂を駆け上がるオブセッション。いざエンジンが掛かり出すと、ラスト200mでグンと加速しそのダノンフォーチュンを4馬身差突き放す圧巻の競馬。時計も1分45秒6と破格のレコードで駆け抜け、一躍クラシックの最有力候補へ名乗りを上げた。
 

早期2勝目で賞金を確保しておきたい

 
順調に稽古をこなすオブセッション

順調に稽古をこなすオブセッション

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若駒は特に無理強いする事の無い藤沢和雄厩舎。クラシック本番へ向けて出来るだけ消耗したくない方針もあり遠征自体が少ないのだが、今回は早くも2戦目に阪神競馬場へ参戦。狙いとしてはやはり勝てるレースを見極めて少しでも早く賞金を加算しておきたいのだろう。しかし、今回は同じく新馬戦を圧勝したダノンフォーチュンという強敵が出走。恐らくこの2頭による決着と見られるが、果たしてどちらに軍配が上がるのか。勝った方が先にクラシックロードへ突き進む事となる。
 

出遅れから巻き返す競馬で勝利

 

2017年10月21日 2歳新馬 芝2000m 東京競馬場

1着:オブセッション 牡2 (C.ルメール)
2着:ラムセスバローズ 牡2 (M.デムーロ)
3着:エイムアンドエイト 牡2 (岩田康誠)

レースタイム:2:07.5(重)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
 
1枠でややスタートを立ち遅れるロス。そこから慌てずにインを徐々に進出すると、気が付けば4コーナーで先団に取り付ける起用な競馬を見せる。他馬が重馬場に脚を取られる中、同馬は思いの外スムーズに走り抜けて直線入り口ではスルスルと先頭へ。そこから内で伸びる2番人気のラムセスバローズが追い込んで来るとエンジンに点火。更にグッと脚を伸ばし、着差以上に強い内容でデビュー戦を白星で飾った。
 

藤沢厩舎×ルメール騎手の黄金コンビ

 
トレセン内でも一際目立つ好雰囲気のオブセッション

トレセン内でも一際目立つ好雰囲気のオブセッション

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これぞ血統馬。父は日本の3冠馬で母はアメリカのGⅠホース、他馬とは一線を画するバックボーンを持ち合わせた1頭として注目を浴びるのは当然だろう。そこに関東の名門である藤沢厩舎が管理するという事は既にクラシックへの既定路線が敷かれていると言っても過言ではない。評判も上々で、藤沢氏も『動きが良くてキレイなフットワーク、高い能力を持っていると思います。初戦に向けて好仕上がりです』とコメントしている。これは初戦から圧勝まで期待したい。
 

オブセッション

 
オブセッション(パーシステントリー2015)

オブセッション(パーシステントリー2015)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:パーシステントリー
母父:Smoke Glacken
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:3戦2勝(2-0-0-1)
主な戦績:シクラメン賞など
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全体的なバランスは良し。馬体自体も柔らかな筋肉の質感とコンパクトにまとまったシルエットから確実にキレタイプ。全姉のパーシーズベストもそうだったが、重心の低いフォームで沈み込む様な走りが想像出来よう。完成度も高そうで初戦からフルに動ける体付きをしている。馬体重は不明。
 

血統背景

 
ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアー Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
パーシステントリー Smoke Glacken Two Punch Mr.Prospector
Heavenly Cause
Majesty's Crown Magesterial
Queen's Crown
Just Reward Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Heavenly Prize Seeking the Gold
Oh What a Dance


 

兄弟馬

 
パーシーズベスト

パーシーズベスト

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:パーシステントリー
母父:Smoke Glacken
所属:石坂正厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:18戦2勝(2-3-2-11)
主な戦績:3歳500万下など
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
母や近親には米G1馬がそれなりにそろっているが兄弟がほとんど走っていない事を考えると強調材料としては弱く、ファミリーにも日本実績がないので評価は低い。
 

前評判

 
管理する藤沢和雄調教師は、『血統馬だしね、クラシックを意識しています』といつもの控えめなコメントながらも確かな手応えを感じる口ぶりでコメントしていた。とにかく藤沢厩舎の勢いが凄い今、その流れに乗じて活躍馬がどんどん出て来る可能性は高い。勝負の世界は得てしてそういうものだろう。
 

馬名の意味

 

執念

 
勝利への執念を見せて欲しいという想いで命名、母名より連想。

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