田辺『「いけるな」と思いました』
2018年12月22日 ノエル賞 芝1800m 東京競馬場
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ノエル賞では大外から無理せずリズムを大事にして道中を運んだオハナ。自分の競馬に徹し、直線で末脚を爆発させる走りを見せた同馬はきっちりゴール前でエバーミランダを差し切り勝ち。鞍上の田辺騎手も直線入り口で勝ちを確信した様で、1000万クラスでは能力が違った。元々はクラシックを意識させられた素質馬、明け4歳で軌道に乗って牝馬の重賞戦線へ駒を進めるのも時間の問題だろう。
クイーンCは展開に泣き末脚不発
2018年02月12日 クイーンカップ 芝1600m 東京競馬場
1着:テトラドラクマ 牝3 (田辺裕信)
2着:フィニフティ 牝3 (川田将雅)
3着:アルーシャ 牝3 (C.ルメール)
レースタイム:1:33.7(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
2着:フィニフティ 牝3 (川田将雅)
3着:アルーシャ 牝3 (C.ルメール)
レースタイム:1:33.7(良)
レース上がり3ハロン:35.9
勝ち馬上がり3ハロン:35.9
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クイーンカップでスタートは出るも意識的に中団に下げるオハナ。折り合いに専念し最後の直線で勝負の競馬を試みるも、予想以上に流れが落ち着き前残りの展開となってしまった。外に出して懸命に伸びるものの、番手から粘り込むアルーシャを捉え切れずの4着敗戦。馬体も小さくまだ本格化は先の様で、この後しっかり休養を取って桜花賞はスルー。距離が伸びるオークスに向けて仕上げを開始し、先ずは権利取りの為にフローラステークスへ駒を進めて来た。血統馬らしい走りを期待したい。
単勝1.6倍の支持に応えての完勝
2018年1月13日 菜の花賞 芝1600m 中山競馬場
1着:オハナ 牝2 (石橋脩)
2着:ダンツクレイオー 牝2 (蛯名正義)
3着:ラソワドール 牝2 (田辺裕信)
レースタイム:1:36.0(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
2着:ダンツクレイオー 牝2 (蛯名正義)
3着:ラソワドール 牝2 (田辺裕信)
レースタイム:1:36.0(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.6
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新馬戦同様、先行差しのスタンスでゆっくりと道中は追走。番手からいち早く抜け出したダンツクレイオーを目標に直線は外へ進出、そこから一完歩ずつ差を詰め寄って最後は坂上で豪快に差し切る強さ。一瞬のキレと力強さを兼ね備えた1頭で、単なる素質だけで走っているディープインパクト産駒とは訳が違う。レースぶりを見てもまだまだ余裕残しで、今後の伸びシロを考えれば先に台頭しているクラシック有力馬にも劣らぬ能力の持ち主だろう。ラッキーライラック主戦の石橋脩騎手とすれば贅沢な悩みが増えてしまった。
石橋脩騎手が悩むレベルの逸材?
新馬戦で負かしたライレローズはその後、折り返しの未勝利戦で快勝。先週のフェアリーステークスでも4番人気に支持される程の素質馬だった。それを余力残しの競馬で勝利しているオハナは相当な器と判断して良いだろう。今のところはGⅠであるラッキーライラック優先だろうが、クラシックを目前にして両馬の主戦である石橋脩騎手が選択肢に悩む程のパフォーマンスを菜の花賞でも見せて欲しい。
外から鮮やかに差し切って白星
2017年10月15日 2歳新馬 芝1600m 東京競馬場
1着:オハナ 牝2 (石橋脩)
2着:ライレローズ 牝2 (北村宏司)
3着:マルターズルーメン 牝2 (武士沢友治)
レースタイム:1:40.8(重)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
2着:ライレローズ 牝2 (北村宏司)
3着:マルターズルーメン 牝2 (武士沢友治)
レースタイム:1:40.8(重)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
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好スタートを切ったオハナだったが、一旦中団に下げて追走する形を取った。石橋脩騎手の中でレースを教える為にあえて馬群の中に入れたかったのだろう。それだけ初戦から同馬へ縣ける想いの強さが見て取れる。その期待に応える様にして、直線コースでは前を行くライレローズを必至に捉える走りで差し切りデビュー戦を勝利。名門堀厩舎からまた新たなスター候補生が誕生した。
祖母の名にかけて負けられない1戦
90年代の牝馬の中でも最強と言って過言ではないノースフライトを祖母に持つオハナ。その能力は隔世遺伝になってもしっかりと受け継がれており、全兄弟となる上の2頭はデビュー戦を快勝している。ディープインパクト産駒だけに余程の事が無い限りハズレは引かない筈で、同馬も初戦から圧倒的なパフォーマンスを期待出来る1頭だ。関東No.1トレーナーの呼び声も高い堀厩舎からまた新たなスター候補生誕生なるか。
オハナ
相変わらず金子オーナーの所有馬は実際にデビューするまでメディアへの露出が少ない。このオハナの全姉ハナレイムーンもそうだったが、突如ターフに姿を現し、鮮やかに勝利をもぎ取って行くイメージだ。キロハナと言い、今のところ兄弟は全馬マイル前後での活躍が目立っているので本馬も当然ながらその付近がベストの距離適性となって来るだろう。つまり、クラシックの最大目標は桜花賞となる。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
ハウオリ | キングカメハメハ | KIngmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
ノースフライト | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
シャダイフライト | ヒッティングアウェー | ||
フォーワードフライト |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.5pt
ノースフライト一族の中だと唯一といって良い繁殖結果を出している母ハウオリの3頭目。上2頭はなんだかんだでPOG期間中楽しめるレベルの実績を出しているので順調であればそれなりには走ってきそう。ただ強調材料としては特にない。
前評判
前述にもあるが、取材対応などを一切していないせいかデビューするまで具体的な情報は出て来ず終い。とは言え、兄と姉がそのデビュー戦で強烈なパフォーマンスを見せて圧勝しているだけに、本馬も期待して良いだろう。上の2頭はその後体調面、精神面で大成出来ずにいるが、そこのバランスさえ上手くハマれば素質は一流クラスのものを秘めた産駒と言える。
馬名の意味
家族(ハワイ語)
金子氏のお得意ハワイ語シリーズ。既にマカヒキでダービーを取った実績から考えても、もはや何を付けようが走ればOK的な感覚になってしまった。このオハナも馬名で言えば??的な思えるが、タイトルを取ればそれなりに聞こえて来るのだろう。
2着:エバーミランダ 牝3 (C.ルメール)
3着:レッドベルローズ 牝3 (丸山元気)
レースタイム:1:49.6(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:34.4