前走は3着も逃げて新境地

 

2018年03月04日 3歳未勝利 芝1800m 中山競馬場

1着:ラブラブラブ 牝3 (松岡正海)
2着:パイオニアバイオ 牝3 (石橋脩)
3着:ラブラブラブ 牝3 (C.ルメール)

レースタイム:1:51.8(良)
レース上がり3ハロン:34.8
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
 
これまでの差し競馬とは一変、スタートから積極的にハナを奪ったエルディアマンテ。道中はペースを落ち着かせ前半64秒台のスローペースで絶好の展開を作った。そのまま直線も押し切るかに見えたが、ラブラブラブに差し切られあえなく3着に敗退。とは言え、2着に入ったパイオニアバイオがその後フローラステークスで好走、オークスにも出走した事からレースレベル自体が高かった為悲観する必要も無さそうだ。じっくり調整をして来た今回の未勝利戦こそしっかりと勝ちをものにするだろう。
 

前走はほぼ勝ちに等しい内容

 
クビの上げ下げで敗戦したエルディアマンテ

クビの上げ下げで敗戦したエルディアマンテ

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前走で勝ち上がったレッドベルローズは、その後フェアリーステークスで3着に入線するなど重賞戦線で一応の実績を重ねている。つまりは、エルディアマンテにも同じレベルの期待をかけて間違いないという事。その同馬が折り返しの未勝利戦でまさか負ける事態に陥っても良いものだろうか。ここをあっさり勝利し、桜花賞はともかく母が3着に敗れたオークスには間に合う算段で調整を進めたいところだ。
 

大跳びで如何にも走りそうな雰囲気

 

2017年11月18日 2歳新馬 芝1600m 東京競馬場

1着:レッドベルローズ 牝2 (福永祐一)
2着:エルディアマンテ 牝2 (C.ルメール)
3着:トーホウディアーナ 牝2 (吉田豊)

レースタイム:1:36.3(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
内枠から先行集団の直後を追走、直線に向いてやや前が窮屈なシーンもあったがうまく進路を選んで抜け出す。フットワークが大きく脚を若干持て余した感のある競馬だったが、外からレッドベルローズが迫って来ると更にもうひと伸び。そのまま馬体を併せて叩き合いとなり、最後はハナ差競り負け2着に惜敗。とは言え、クビの上げ下げによる勝敗で力負けでは無い。自身も3着以下を大きく引き離しており、次はほぼ間違いなく勝つイメージで良いだろう。
 

デビュー出来ればほぼ重賞級

 
品格のある馬体をしているエルディアマンテ

品格のある馬体をしているエルディアマンテ

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ディアデラノビアの凄みは何と言ってもその安定感。シンボリクリスエス産駒だった初仔以外、2番仔のディアデラマドレ以降は5頭産んで全馬3勝以上、内4頭は重賞で連対を果たす驚異的なハイアベレージを残している。ここ3年はハービンジャー産駒が続いたものの、今回はキングカメハメハに戻してのエルディアマンテが登場。同産駒に限れば最低でも5勝以上となっており、これはPOGでも指名必至の1頭だろう。デビュー前ならまだ候補を差し替えるチャンス。
 

エルディアマンテ

 
エルディアマンテ 

エルディアマンテ 

牝馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ディアデラノビア
母父:サンデーサイレンス
所属:国枝栄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:3戦0勝(0-1-2-0)
主な戦績:特になし
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少し非力そうな面を除けば馬体のバランスは文句なし。牝馬だけにもう少し大きくなってくれば問題ない。ここの所ハービンジャー産駒が続いたディアデラノビアだったが、待望のキングカメハメハ産駒。全姉、兄共に重賞級の馬となっており鉄板級の信頼感がある配合だ。デビュー時期さえ間違わなければクラシック戦線には乗って来る1頭だろう。馬体重は春の取材時点で440kg。
 

血統背景

 
キングカメハメハ Kingmambo Mr. Prospector Raise a Native
Gold Digger
Miesque Nureyev
Pasadoble
マンファス ラストタイクーン トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
ディアデラノビア サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ポトリザリス Potrillazo Ahmad
Azalee
Chaldee Banner Sport
Gevar


 

兄弟馬

 
ディアデラマドレ

ディアデラマドレ

牝馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:ディアデラノビア
母父:サンデーサイレンス
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:16戦6勝(6-1-1-8)
主な戦績:マーメイドステークス、府中牝馬ステークス、愛知杯など
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ドレッドノータス

ドレッドノータス

牡馬

父馬:ハービンジャー
母馬:ディアデラノビア
母父:サンデーサイレンス
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:16戦3勝(3-1-4-8)
主な戦績:京都2歳ステークスなど
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:3.8pt

 
兄弟全馬1勝以上で、クリスエス産駒以外は、OPクラスで安定しているので期待出来る。祖母は亜のGⅠ馬で母もGⅠでいい勝負出来た馬。全姉もGⅠ3着があるのでPOGで最低ラインの活躍は確約されているのでオススメである。
 

前評判

 
『最初は小柄であまりパッとしなかったんですが、少しづつ大きくなって来てかなり馬が変わり始めている途中ですね。こちらの想定した通りに成長していますし、性格も徐々に大人しくなって来ています。動きを見る限り、瞬発力がありそうなフットワークですね』との事。暑い夏は無理をせず、涼しくなった秋頃にデビュー予定だ。
 

馬名の意味

 

ダイヤモンド(スペイン語)

 
本馬の流星の形を母母の生産国の言語で命名。ディアデラノビア産駒っぽい良いネーミングだ。

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