2020年も現役、凱旋門賞を目指す

 
来年もエネイブル&デットーリのコンビがまだ見れる!!

来年もエネイブル&デットーリのコンビがまだ見れる!!

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まさかの報道だったが、エネイブル陣営が来年の現役続行を宣言。具体的なレースプランは発表されていないが、凱旋門賞はメインターゲットとなるという事は間違いない。J.ゴスデン調教師は『また彼女の走る姿が見られるのはとても素晴らしい』とし、主戦のL.デットーリ騎手は自身のTwitterで『彼女が来年もトレーニングを続ける事になった。待ち通しい。カモン、エネイブル』と投稿。これでまた海外の強豪たちは目標が出来ただろう。まだまだエネイブルチャレンジは続く。
 

凱旋門賞直後

 

2019年10月6日 凱旋門賞 芝2400m ロンシャン競馬場

1着:ヴァルトガイスト 牡5 (P.ブドー)
2着:エネイブル 牝5 (L.デットーリ)
3着:ソットサス 牡3 (C.デムーロ)

レースタイム:2:31.97(重)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
無難なスタートから前に行くマジカルを見る様な形で先行集団の一角に落ち着いたエネイブル。ガイヤースが引っ張る流れの中、しっかりと折り合い道中はスムーズな追走。直線では早めの仕掛けもそれに応える様に単独先頭へ立つと、後ろから迫る3歳勢2騎も振り切っていよいよ偉業達成も目前となった。が、しかし更に外から追い込んだヴァルトガイストが猛然と差し切ってエネイブルは無念の2着に終わってしまった。午前中に降りしきった降雨によりかない馬場も重く最後にバテてしまったのだろう。
 

凱旋門賞直前

 
凱旋門賞3連覇を狙うエネイブルとデットーリ騎手

凱旋門賞3連覇を狙うエネイブルとデットーリ騎手

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いよいよ世紀の瞬間が見られるかもしれない今年の凱旋門賞。長い歴史上でも同レース3連覇という偉業は誰も達成していない。あのトレヴですら成し得なかった記録に今年は世界的女傑エネイブルが挑戦する。とは言え、今年に入ってGⅠ3連勝と、昨年熱発した中間と比べると非常に順調な臨戦過程。更には走りに凄みも増している印象で今の所死角は一切見当たらないのである。デットーリ騎手も50歳で引退宣言を出しており、人馬共に凱旋門賞は恐らくラストチャンスだろう。またあのジャンプを拝む事は出来るのだろうか。
 

ヨークシャーオークス直後

 

2019年8月22日 ヨークシャーオークス 芝2370m ヨーク競馬場 

1着:エネイブル 牝5 (L.デットーリ)
2着:マジカル 牝4 (R.ムーア)
3着:ラーティダー 牝4 (W.ビュイック)

レースタイム:2:29.90(良)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
好スタートから押し出される様にしてハナに立ったエネイブル。4頭立てという事もあり道中はどの馬も競りかけずそのまま最後の直線コースへ。内からライバルと目されたマジカルが並びかけようとしたものの、追い出しを待つ余裕の見せたエネイブルが再び突き放し圧巻の内容で1着入線を果たした。これでキャリア10勝目となるGⅠタイトルを獲得、連勝も12となった。凱旋門賞3連覇に向けて一点の曇りも無し。
 

ヨークシャーオークス直前

 
前走の激闘から1ヶ月もせずに出走予定のエネイブル

前走の激闘から1ヶ月もせずに出走予定のエネイブル

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7月頭のエクリプスステークスから、3週間後にキングジョージ、そして一ヶ月後にまたヨークシャーオークスと、異例のGⅠ連戦が続くエネイブル。この後の最大目標に凱旋門賞が控えているものの、陣営は飽くなき挑戦でGⅠタイトル獲得を積み重ねて来ている。その最強ぶりに他陣営は恐れをなしたか、今回のヨークシャーオークスは何と4頭立て。しかも、自厩舎の僚馬1頭と、後はオブライエン厩舎2頭というラインナップ。そのオブライエン厩舎が送り出すマジカルとの実質の一騎打ちとなる模様だが、GⅠ10勝目は同レースで果たせるのだろうか。
 

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス直後

 

2019年7月27日 キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス 芝2390m アスコット競馬場

1着:エネイブル 牝5 (L.デットーリ)
2着:クリスタルオーシャン 牡5 (J.ドイル)
3着:ヴァルトガイスト 牡5 (P.ブドー)

レースタイム:2:32.42(稍重)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
出たとこ勝負から外目の中団後方から追走となったエネイブル。本来の位置より少し後ろになったが、前が飛ばしている状況から見てデットーリ騎手も慌てず構えて行ったのだろう。クリスタルオーシャンを相手に見つつ、道中は折り合い重視でレースを進めた。勝負どころでグッとポジションを上げて行くと、直線入り口ではクリスタルオーシャンよりも先に仕掛けて先頭へ。そこから2頭の激闘とも呼べる一騎打ちを繰り広げ、際どい戦いながら一度も前を譲らなかったエネイブルが圧巻の競馬で9つ目のGⅠタイトルを獲得して見せた。後2戦、凱旋門賞3連覇の偉業は達成なるだろうか。
 

次の凱旋門賞はアーモンドアイと対戦?

 
引退が囁かれていたエネイブルの現役続行が決定した。まだ11戦しかしておらず、キャリア的に余裕もある。そして何より、まだどの馬も達成していない凱旋門賞3連覇を成し遂げるチャンスがあるのは世界でエネイブル唯1頭なのである。馬主も調教師も、そして世界の競馬ファンまでもが待ち望んでいるその瞬間を見る事は出来るのだろうか。一方、日本の名牝アーモンドアイが来年の凱旋門賞に挑戦するという噂も出て来ており、上手く行けば欧州と日本の最強牝馬対決が見られるかもしれないのだ。
 

ブリーダーズカップターフ直後

 

2018年11月03日 ブリーダーズカップターフ 芝2400m チャーチルダウンズ競馬場

1着:エネイブル 牝4 (L.デットーリ)
2着:マジカル 牝3 (R.ムーア)
3着:サドラーズジョイ 牡5 (J.カステリャーノ)

レースタイム:2:32.65(良)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
道中中団にポジショニングを取ったエネイブル。向正面あたりで出し入れの激しい展開となるも、そこに一切動じず外目を気持ちよく追走。4コーナーで持ったままの手応えから進出すると、内目を上がって行ったマジカルとの直線一騎打ち。2頭が叩き合いを見せ、最後は貫禄の走りでエネイブルが突き放し快勝。凱旋門賞に続くGⅠ連勝で欧米のビッグタイトルをあっさりと勝ち取った。2着マジカルも相当なパフォーマンスで、3着以下に9馬身もの差をつける走り。欧州の馬はやはり強い。
 

凱旋門賞直後

 

2018年10月07日 凱旋門賞 芝2400m ロンシャン競馬場

1着:エネイブル 牝4 (L.デットーリ)
2着:シーオブクラス 牡3 (J.ドイル)
3着:クロスオブスターズ 牡5 (V.シュミノー)

レースタイム:2:29.24(良)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
昨年と同じ様なレース運びで道中は絶好の位置取りを確保するエネイブル。クリンチャーと併走する様な形で上手く脚を温存し最後の直線コースへ。先に抜け出したカプリを持ったままでかわし単独先頭、そこから一気に突き放すかと思われたがゴール前で3歳牝馬のシーオブクラスに詰め寄られるシーンも。それでもリードを守り切りかろうじて先着して見せた。これで凱旋門賞の連覇を達成、ヨーロッパ最強のタイトルを防衛して見せた。
 

セプテンバーステークス直後

 

2018年9月8日 セプテンバーステークス AW2200m ケンプトンパーク競馬場

1着:エネイブル 牝4 (L.デットーリ)
2着:クリスタルオーシャン 牡4 (D.プロバート)
3着:クリブスコーズウェイ 牡5 (K.シューマーク)

レースタイム:2:30.57
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
凱旋門賞以来、約10ヶ月ぶりの実戦となったエネイブル。脚部不安の影響を懸念されたが、レースでは楽逃げから圧巻の走りを見せ2着クリスタルオーシャンに3馬身以上の差を付け勝利を飾った。3着のクリブスコーズウェイには17馬身とまさに格の違いを見せ付けるパフォーマンスで能力の衰えを感じさせない内容。この1戦を受け、ブックメーカーによる凱旋門賞の前売りは1番人気に上昇した。同馬はこのまま同レースに直行する予定、クリンチャーにとって最大の強敵となる存在が再登場となった。
 

エネイブル

 
エネイブル(Concentric2014)

エネイブル(Concentric2014)

牝馬

父馬:Nathaniel
母馬:Concentric
母父:Sadler's Wells
所属:John H.M.Gosden厩舎(英)
生産:Juddmonte Farms Ltd.(英)
馬主:Khalid Abdullah

通算成績:15戦13勝 (13-1-1-0)
主な戦績:凱旋門賞、ブリーダーズカップターフ、キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスなど
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血統表を見ても分かる様に、Sadler's Wellsの3×2という究極の近親配合。近年のヨーロッパでは流行のスタイルだそうだが、日本競馬の生産界では考えられないリスキーな掛け合わせだろう。それ故に伴うリスクと共に得た爆発力が見事ハマったという印象か。ただ、長期休養の原因となった脚部不安もこの血統構成から来るものであり現役生活はそう長くなさそう。恐らく、2018年の凱旋門賞をキッカケに引退の方向へ向かう可能性もある筈だ。
 

血統背景

 
Nathaniel Galileo Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea Miswaki
Allegretta
Magnificient Style Silver Hawk Roberto
Gris Vitesse
Mia Karina Icecapade
Basin
Concentric Sadler's Wells Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
Apogee Shirley Heights Mill Reef
Hardiemma
Bourbon Girl Ile de Bourbon
Fleet Girl


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
フリントシャー(Dance Routine2010)

フリントシャー(Dance Routine2010)

牡馬

父馬:Dansili
母馬:Dance Routine
母父:Sadler's Wells
所属:Andre Fabre厩舎(仏)
生産:Juddmonte Farms Ltd.(英)
馬主:Khalid Abdullah

通算成績:24戦8勝 (8-12-1-3)
主な戦績:パリ大賞、香港ヴァーズなど
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血統評価:1.0pt

 
ファミリーに日本実績はないし当馬が日本馬ではないので評価の意味はないが母の全姉にフリントシャーがいる。当馬はサドラーズウェルズの3×2クロスがプラスに出た結果怪物牝馬になったので近親配合の極みだろう。
 

前評判

 
海外馬で確たる情報が無いものの、近親にフリントシャーがいる血統構成も込みで期待値は高かっただろう。とは言え、ここまでの歴史的名牝級の活躍をするまでは想像していなかった筈。日本ではリスク回避で行わない超が付く近親配合もヨーロッパでは成功例が数多く、生産界の常識を覆す1頭だ。しかし、同馬が繁殖牝馬として活躍するかはまた別の話。あくまでも競走能力の底上げが成功しただけであって血の濃さは産駒に悪影響を及ぼす可能性が高い。
 

馬名の意味

 

可能にさせる

 
直訳で言うとそうだが、真意は定かではない。

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