初の米遠征も何のその

 

2018年11月03日 ブリーダーズカップターフ 芝2400m チャーチルダウンズ競馬場

1着:エネイブル 牝4 (L.デットーリ)
2着:マジカル 牝3 (R.ムーア)
3着:サドラーズジョイ 牡5 (J.カステリャーノ)

レースタイム:2:32.65(良)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
道中中団にポジショニングを取ったエネイブル。向正面あたりで出し入れの激しい展開となるも、そこに一切動じず外目を気持ちよく追走。4コーナーで持ったままの手応えから進出すると、内目を上がって行ったマジカルとの直線一騎打ち。2頭が叩き合いを見せ、最後は貫禄の走りでエネイブルが突き放し快勝。凱旋門賞に続くGⅠ連勝で欧米のビッグタイトルをあっさりと勝ち取った。2着マジカルも相当なパフォーマンスで、3着以下に9馬身もの差をつける走り。欧州の馬はやはり強い。
 

シーオブクラスを振り切り連覇V

 

2018年10月07日 凱旋門賞 芝2400m ロンシャン競馬場

1着:エネイブル 牝4 (L.デットーリ)
2着:シーオブクラス 牡3 (J.ドイル)
3着:クロスオブスターズ 牡5 (V.シュミノー)

レースタイム:2:29.24(良)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
昨年と同じ様なレース運びで道中は絶好の位置取りを確保するエネイブル。クリンチャーと併走する様な形で上手く脚を温存し最後の直線コースへ。先に抜け出したカプリを持ったままでかわし単独先頭、そこから一気に突き放すかと思われたがゴール前で3歳牝馬のシーオブクラスに詰め寄られるシーンも。それでもリードを守り切りかろうじて先着して見せた。これで凱旋門賞の連覇を達成、ヨーロッパ最強のタイトルを防衛して見せた。
 

セプテンバーステークスを3馬身半の圧逃

 

2018年09月08日 セプテンバーステークス AW2200m ケンプトンパーク競馬場

1着:エネイブル 牝4 (L.デットーリ)
2着:クリスタルオーシャン 牡4 (D.プロバート)
3着:クリブスコーズウェイ 牡5 (K.シューマーク)

レースタイム:2:30.57
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明
 
凱旋門賞以来、約10ヶ月ぶりの実戦となったエネイブル。脚部不安の影響を懸念されたが、レースでは楽逃げから圧巻の走りを見せ2着クリスタルオーシャンに3馬身以上の差を付け勝利を飾った。3着のクリブスコーズウェイには17馬身とまさに格の違いを見せ付けるパフォーマンスで能力の衰えを感じさせない内容。この1戦を受け、ブックメーカーによる凱旋門賞の前売りは1番人気に上昇した。同馬はこのまま同レースに直行する予定、クリンチャーにとって最大の強敵となる存在が再登場となった。
 

エネイブル

 
エネイブル(Concentric2014)

エネイブル(Concentric2014)

牝馬

父馬:Nathaniel
母馬:Concentric
母父:Sadler's Wells
所属:John H.M.Gosden厩舎(英)
生産:Juddmonte Farms Ltd.(英)
馬主:Khalid Abdullah

通算成績:11戦10勝 (10-0-1-0)
主な戦績:凱旋門賞、ブリーダーズカップターフなど
via google imghp
 
血統表を見ても分かる様に、Sadler's Wellsの3×2という究極の近親配合。近年のヨーロッパでは流行のスタイルだそうだが、日本競馬の生産界では考えられないリスキーな掛け合わせだろう。それ故に伴うリスクと共に得た爆発力が見事ハマったという印象か。ただ、長期休養の原因となった脚部不安もこの血統構成から来るものであり現役生活はそう長くなさそう。恐らく、2018年の凱旋門賞をキッカケに引退の方向へ向かう可能性もある筈だ。
 

血統背景

 
Nathaniel Galileo Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea Miswaki
Allegretta
Magnificient Style Silver Hawk Roberto
Gris Vitesse
Mia Karina Icecapade
Basin
Concentric Sadler's Wells Northern Dancer Nearctic
Natalma
Fairy Bridge Bold Reason
Special
Apogee Shirley Heights Mill Reef
Hardiemma
Bourbon Girl Ile de Bourbon
Fleet Girl


 

兄弟馬

 
特になし
 

近親馬

 
フリントシャー(Dance Routine2010)

フリントシャー(Dance Routine2010)

牡馬

父馬:Dansili
母馬:Dance Routine
母父:Sadler's Wells
所属:Andre Fabre厩舎(仏)
生産:Juddmonte Farms Ltd.(英)
馬主:Khalid Abdullah

通算成績:24戦8勝 (8-12-1-3)
主な戦績:パリ大賞、香港ヴァーズなど
via google imghp
 

血統評価:1.0pt

 
ファミリーに日本実績はないし当馬が日本馬ではないので評価の意味はないが母の全姉にフリントシャーがいる。当馬はサドラーズウェルズの3×2クロスがプラスに出た結果怪物牝馬になったので近親配合の極みだろう。
 

前評判

 
海外馬で確たる情報が無いものの、近親にフリントシャーがいる血統構成も込みで期待値は高かっただろう。とは言え、ここまでの歴史的名牝級の活躍をするまでは想像していなかった筈。日本ではリスク回避で行わない超が付く近親配合もヨーロッパでは成功例が数多く、生産界の常識を覆す1頭だ。しかし、同馬が繁殖牝馬として活躍するかはまた別の話。あくまでも競走能力の底上げが成功しただけであって血の濃さは産駒に悪影響を及ぼす可能性が高い。
 

馬名の意味

 

可能にさせる

 
直訳で言うとそうだが、真意は定かではない。

関連記事

関連タグ

著者