発熱も何のその、軽快な動き披露

 
併せ馬で楽々と先着するエアスピネル(手前)

併せ馬で楽々と先着するエアスピネル(手前)

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この中間に軽い熱発を患ったエアスピネルだが、追い切りでは併せ馬で坂路を51秒台で駆け上がる軽快な動き。全くその影響を感じさせないフットワークで不安を一蹴してくれている。跨った助手も前走より上向いている事を実感しており、笹田調教師も『微熱の影響は無さそうですね、大丈夫です』とコメント。昨年のマイルチャンピオンシップでハナ差2着の恨みを今年の同舞台でこそ晴らしたい。鞍上は引き続き福永祐一騎手。
 

福永『休み明けでも地力はあるね』

 

2018年10月20日 富士ステークス 芝1600m 東京競馬場

1着:ロジクライ 牡5 (C.ルメール)
2着:ワントゥワン 牝5 (J.モレイラ)
3着:レッドアヴァンセ 牝5 (北村友一)

レースタイム:1:31.7(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
 
例によって先行集団の一角でレースを進めたエアスピネル。直線に向いてやや窮屈なシーンはあったものの、スピードを減速するレベルでは無くそこから思った程の伸びは無し。やはり休み明けで八分仕上げの影響もあったのだろうがそれでもジリジリと前に詰めている事からやはりこのクラスでは能力上位。ひと叩きされた次走のマイルチャンピオンシップでは更にパフォーマンスは上がって来るだろう。福永騎手もある程度の手応えを掴んでいた様子だ。
 

エアスピネル

 
エアスピネル(エアメサイア2013)

エアスピネル(エアメサイア2013)

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:エアメサイア
母父:サンデーサイレンス
所属:笹田和秀厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:ラッキーフィールド

通算成績:17戦4勝 (4-3-4-6)
主な戦績:マイルチャンピオンシップ2着、朝日杯フューチュリティステークス2着など
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名牝エアメサイアの初めての当たり産駒エアスピネル。早期から能力全開の走りで活躍、古馬になってもそのポテンシャルを持続させ一線級で安定した成績を残しているのはさすがのひと言。馬体も数字以上に大きく見せ、馬そのものの見栄えは良血馬のそれである。“キングカメハメハ×サンデーサイレンス”という相性の良い配合で、母の能力を全体的に底上げした様な感じの1頭だろう。
 

血統背景

 
キングカメハメハ Kingmambo Mr.Prospector Raise a Native
Raise You
Miesque Nureyev
Pasadoble
マンファス ラストタイクーン トライマイベスト
Mill Princess
Pilot Bird Blakeney
The Dancer
エアメサイア サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
cosmah
Wishing well Understandings
Mountain Flower
エアデジャヴ― ノーザンテースト Northern Dancer
Lady Victoria
アイドリームドアドリーム Well Decorated
Hidden Trail


 

兄弟馬

 
エアウィンザー(エアメサイア2014)

エアウィンザー(エアメサイア2014)

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:エアメサイア
母父:サンデーサイレンス
所属:中竹和也厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:ラッキーフィールド

通算成績:12戦5勝(5-5-1-1)
主な戦績:西宮ステークスなど
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近親馬

 
エアシャカール(アイドリームドアドリーム1997)

エアシャカール(アイドリームドアドリーム1997)

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:アイドリームドアドリーム
母父:Well Decorated
所属:森秀行厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:ラッキーフィールド

通算成績:20戦4勝(4-6-1-9)
主な戦績:皐月賞、菊花賞など
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エアシェイディ(エアデジャヴー2001)

エアシェイディ(エアデジャヴー2001)

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:エアデジャヴー
母父:ノーザンテースト
所属:伊藤正徳厩舎(美浦)
生産:社台ファーム
馬主:ラッキーフィールド

通算成績:37戦7勝(7-10-5-15)
主な戦績:AJCCなど
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血統評価:1.8pt

 
アイドリームドアドリーム一族で、エアシャカールや祖母エアデジャヴーが出ており繁栄ファミリーの1つである。中でも祖母エアデジャヴーは、G1馬ではないもののノーザンテースト産駒の牝馬としては、ある種サンデー時代で相手も悪かった事を考えるとダイナカールなど他のノーザンテースト産駒牝馬より優秀とも考えられる。そこにサンデーサイレンスの母エアメサイアは、かなり貴重で競走成績からも繁殖期待されていたがようやくと一線級で活躍できる産駒が出たという印象。願わくば全姉妹がほしかったが無念である。
 

前評判

 
GⅠ馬エアメサイアの仔で、血統構成的にも繁栄力のある下地でいつ走る産駒を出してもおかしくない配合。その中で突如として実績をあげたのがエアスピネルだったが、その下エアウィンザーの活躍と合わせて見てもようやく一族の底力が出て来た印象だ。ノーザンテースト→サンデーサイレンス→キングカメハメハという、まさに日本競馬の縮図と言って良い代重ね。むしろ走ってもらわなくては困る存在だ。
 

馬名の意味

 

冠名+タイに伝わる伝説の竜の形をした馬

 
エアは何を付けてもシナジーしか生まれない最強の冠名。

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