阪神ジュベナイルフィリーズ直後
2019年12月8日 阪神ジュベナイルフィリーズ 芝1600m 阪神競馬場
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鞍上も前残りの馬場を意識して前目の位置を取りに行ったウーマンズハート。結果、勝ったレシステンシアの直後を追走する形で問題ないポジションだったのだが、これまでと違う競馬をしただけに馬自身が戸惑ったのだろうか。4コーナーでは既に手応えが怪しく、直線もこれまでの様な末脚は影を潜めた。一応4着に入ったものの、戦前の予想を遥かに下回るパフォーマンスだっただろう。とは言え、レシステンシアが強過ぎただけか。
阪神ジュベナイルフィリーズ直前
本来ならリアアメリアの1強ムードが漂う筈だが、このウーマンズハートがいる以上はそれを言わせない。新馬、新潟2歳ステークスで見せた上がり32秒台の強烈な決め手はとてつもないインパクトを残している。特に新馬の32秒0は鬼気迫るものがあり、当時の2着馬マルターズアポジーはその後2連勝を飾り阪神ジュベナイルフィリーズに有力馬として参戦して来ている。つまり、本馬の実力もGIクラスでありリアアメリアを差し切れる可能性があるのは本馬だけだろう。鞍上はW.ビュイック騎手。
新潟2歳ステークス直後
2019年8月25日 新潟2歳ステークス 芝1600m 新潟競馬場
1着:ウーマンズハート 牝2 (藤岡康太)
2着:ペールエール 牡2 (M.デムーロ)
3着:ビッククインバイオ 牝2 (大野拓弥)
レースタイム:1:35.0(良)
レース上がり3ハロン:33.6
勝ち馬上がり3ハロン:32.8
2着:ペールエール 牡2 (M.デムーロ)
3着:ビッククインバイオ 牝2 (大野拓弥)
レースタイム:1:35.0(良)
レース上がり3ハロン:33.6
勝ち馬上がり3ハロン:32.8
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道中は中団の位置から前を見据える形で追走したウーマンズハート。ペースはスローながら、長い直線の新潟競馬場では慌てる様子も無く自身のタイミングで追い出しを図った。外から徐々にギアを上げて行くと、一気に前の集団をかわし先に抜け出したペールエールに並びかける。そのまま叩き合いに持ち込まず半馬身突き抜けた所がゴールとなった。これで上がり32秒台は新馬戦に続き2度目、同世代でも屈指の切れ者として今後も大きな舞台で活躍してくれる事だろう。
新潟2歳ステークス直前
現2歳世代の新馬戦で、最もキレた馬と言っても過言ではないウーマンズハート。デビュー戦で上がり32秒0というのはちょっと聞いた事が無いレベルであり、それだけ末脚が他馬とは一線を画したモノがあるのだろう。タイム自体は平凡だったが、前走同様の末脚を見せれればモーベットとの一騎打ちになる公算が高く、向こうは休み明けという事を考えれば叩き2走目で上積みの期待出来る本馬の方がやや分がありそう。クラシック戦線に乗る為にもここできっちりと賞金を確保しておきたい。
2歳新馬直後
2019年8月3日 2歳新馬 芝1600m 新潟競馬場
1着:ウーマンズハート 牝2 (津村明秀)
2着:マルターズディオサ 牝2 (田辺裕信)
3着:アミークス 牝2 (三浦皇成)
レースタイム:1:36.2(良)
レース上がり3ハロン:32.7
勝ち馬上がり3ハロン:32.0
2着:マルターズディオサ 牝2 (田辺裕信)
3着:アミークス 牝2 (三浦皇成)
レースタイム:1:36.2(良)
レース上がり3ハロン:32.7
勝ち馬上がり3ハロン:32.0
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道中は中団からの追走となったウーマンズハート。前半が新馬戦らしい超スローペースとなるも折り合いに苦労もせず、しっかりとした脚取りで4コーナから直線コースへ。外に持ち出すと持ったままの手応えで前をかわして行く走り。そこからGOサインが出されると、一気に加速して後続を更に突き放すパフォーマンスを披露した。結果、上がりが32秒フラットの脚で他馬を一蹴、これは相当な素質馬だろう。
ウーマンズハート
祖母の産駒には海外でGⅠ7勝をあげた快速馬ラッキーナインやティーハーフなどがいる血統の出自。その兄妹にあたる母レディオブパーシャにも、当然ながら繁殖の結果を求められるが、ストーミングホーム産駒でいきなり3勝馬デザートストームを輩出。つまり、2頭目となるこのウーマンズハートはそれ以上の活躍を見込める配合という事になる。バネのありそうなフットワークで距離は中距離までが適正範囲だろう。
血統背景
ハーツクライ | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
アイリッシュダンス | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ビューパーダンス | Lyphard | ||
My Bupers | |||
レディオブパーシャ | Shamardal | Giant's Causeway | Storm Cat |
Mariah's Storm | |||
Helsinki | Machiavellian | ||
Helen Street | |||
ビールジャント | Green Desert | Danzig | |
Foreign Courier | |||
Belle Genius | Beau Genius | ||
Time and Tide |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
母の兄弟には、ラッキーナイン、サドンストーム、ティーハーフと高いレベルで安定感抜群。半兄も3勝しておりここにきて初A級種牡馬での産駒となれば期待はかなり高い。兄弟にも大注目の血統だろう。
前評判
祖母からの流れを見ても産駒に駄馬は少なく、その中で不安定ながらもA級クラスのハーツクライを付けたとあれば期待値はこれまでで最高レベルに達する1頭。それくらいにデキも良く、デビュー前の動きも上々。同父の産駒にしては早期から動けるのは牝馬だからこそだろう。ダーレー・ジャパン・ファームでも世代では上位の評価をすべきファミリーではないだろうか。
馬名の意味
女心
母名から連想してネーミング。
2着:マルターズディオサ 牝2 (田辺裕信)
3着:クラヴァシュドール 牝2 (藤岡佑介)
レースタイム:1:32.7(良)
レース上がり3ハロン:35.2
勝ち馬上がり3ハロン:35.2