寒椿賞直前
新馬戦では2番手から直線抜け出しの競馬で2着に3馬身以上の差を付けたウーゴ。当時のゲンパチマイティーが折り返しの未勝利を快勝、その後の兵庫ジュニアグランプリでも掲示板に入る活躍を見せており、単純にそれの比較からも本馬がオープンクラス級だという事は間違いない。距離は延びるよりも短い方が走りも良化しそうなイメージで、今回の寒椿賞で無傷の連勝を飾れば一気にダート界の新星となる。
2歳新馬直後
2019年10月19日 2歳新馬 ダート1600m 東京競馬場
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スタート直後から手応え十分の勢いで前を窺うウーゴ。逃げるというよりはスピードの違いで先頭に立ってしまうといったところか。逃げたホウオウレガシーとほぼ並列で道中は進め、4コーナーでは早速その逃げ馬を競り落として単独先頭の態勢で直線コースへ。後続が一旦迫って来るものの、再度加速したウーゴがあっさりと突き放して楽々と1着でゴール。新馬戦でのパフォーマンスとしては100点満点の内容だっただろう。
ウーゴ
府中牝馬ステークス勝ち馬スカーレットカラーの半弟ウーゴ。とは言え、父がゴールドアリュールに替わった事で一気に適正はダート寄りへ。元々、母父ウォーエンブレムも米2冠馬でゴリゴリのダート馬である。その調和で一気に馬の質が一変しており、本馬は間違いなく砂で頂上を目指す事となるだろう。但し、姉同様に本格化は古馬になってからという成長曲線になる筈。
血統構成
ゴールドアリュール | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ニキーヤ | Nureyev | Northern Dancer | |
Fairy Bridge | |||
Reluctant Guest | Hostega | ||
Vaguely Royal | |||
ヴェントス | ウォーエンブレム | Our Emblem | Mr.Prospector |
Personal Ensign | |||
Sweetest Lady | Lord at War | ||
Sweetest Roman | |||
ブラッシングブライド | Distant Relative | Habitat | |
Royal Sister | |||
Dime Bag | High Line | ||
Blue Guitar |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
ファミリーに実績馬はいないものの母希少なウォーエンブレム産駒。そこにヴィクトワールピサの半姉がいきなり重賞馬とくればゴールドアリュール産駒でダートに出るとしてもそれ以上を期待したいのは当然だろう。
前評判
母ヴェントスが交流重賞のエーデルワイス賞で3着に入っていた様に、ダート適性の高い牝馬だった。ウォーエンブレムの肌というだけでも非常に面白い牝系となるが、そこにゴールドアリュールが付けられた事で期待値は一気に上昇。まさにダートの怪物が出て来てもおかしくない配合と言える。ノースヒルズを代表するダート路線の活躍馬になれるか。
馬名の意味
『聡明』の意味を持つ人名より
響きから来るネーミングか。
2着:ゲンパチマイティー 牡2 (田辺裕信)
3着:フラッフィクラウド 牡2 (津村明秀)
レースタイム:1:36.9(不良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:35.3