クイーンステークス直後
2019年7月28日 クイーンステークス 芝1800m 札幌競馬場
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外枠からやや行き脚が付かない形で競馬を進めたウラヌスチャーム。想定通りと言えば想定通りの後方待機だが、札幌コースでこの追走はさすがに厳しいだろうと目に見えた前半の走り。エンジンの掛かりが遅いタイプで一度でも足留めを食らう馬群内に突っ込むのは得策ではなく、4コーナー手前からただひたすら外々をぶん回すのみ。直線では当然ながら良い脚を使って追い込むも、時既に遅しの4着。乗り方ひとつで勝ち切るケースまであったのではないだろうか。藤岡佑介騎手もレース後に騎乗ミスを言及していた。
クイーンステークス直前
叩いてこそという馬のイメージがあったが、今回の調教を見ている限りではいきなりも十分戦えそうな雰囲気を感じるウラヌスチャーム。ルーラーシップ産駒で本格化すれば、これまどとは比べ物にならない程のパフォーマンスを発揮するタイプ。実際、前走の中山牝馬ステークスでは一番強い内容だった事は間違いない。今回の焦点は初の北海道シリーズ参戦、という事に尽きるのではないだろうか。鞍上に藤岡康太騎手を初起用するのもポイントか。
中山牝馬ステークス直後
2019年3月10日 中山牝馬ステークス 芝1800m 中山競馬場
1着:フロンテアクイーン 牝6 (三浦皇成)
2着:ウラヌスチャーム 牝4 (F.ミナリク)
3着:アッフィラート 牝6 (武藤雅)
レースタイム:1:47.7(稍重)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
2着:ウラヌスチャーム 牝4 (F.ミナリク)
3着:アッフィラート 牝6 (武藤雅)
レースタイム:1:47.7(稍重)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
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道中はほぼ最後方グループでレースを進めたウラヌスチャーム。幸い、前のペースが速くなり息の入りにくい流れで先行集団には厳しい展開となった。4コーナーで一気に前へ進出すると、直線コースでは大外へ持ち出す。そこからグングン加速すると、先に抜け出したフロンテアクイーンめがけて強襲。ゴール前で馬体を並べて併入するも、僅かにハナ差及ばずの2着入線に終わってしまった。とは言え、ミナリク騎手も同馬の潜在能力の高さを称えるコメントを残している。牝馬限定ならタイトル獲得も近い。
中山牝馬ステークス直前
最終追い切りで坂路を走った後にウッドコースでまた併せ馬を行ったウラヌスチャーム。これだけビシビシやれるという事はそれだけ馬の調子が良いという事だろう。前走の迎春ステークスはスタートで立ち遅れるも、中団後方から一気に追い込み最速の上がりで差し切る強い内容。しかも、+10kgできっちり動けたのだから今が成長期のピークなのだ。今なら上のクラスでももう1段階ギアを入れる事が出来るかもしれない。ノームコア、レッドジェノヴァ相手に勝ち切れれば自ずと大舞台も視野に入って来る。
ウラヌスチャーム
曾祖母のオプティミスティックギャルは米二冠、キャリア13勝を誇る名牝だ。そこからやや質の劣るジェネラルアセンブリー→フジキセキが配合され産まれたのが母アメジストリング。現役時代はなかなか勝ち切れないものの、クイーンステークスで3着に入るなど息の長い活躍をした実績を持つ。そこにルーラーシップで全体的な能力の底上げを期待した産駒がこのウラヌスチャームである。想像以上に素質のある馬が出来上がった印象だが、初タイトルを母に献上する事は出来るのか。
血統背景
ルーラーシップ | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
エアグルーヴ | トニービン | カンパラ | |
Severn Bridge | |||
ダイナカール | ノーザンテースト | ||
シャダイフェザー | |||
アメジストリング | フジキセキ | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ミルレーサー | Le Fabuleux | ||
Marston's Mill | |||
インフェイヴァー | General Assembly | Secretariat | |
Exclusive Dancer | |||
Optimistic Gal | Sir Ivor | ||
Hopes Ahead |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
ファミリーに日本活躍馬はいないが祖母はサーゲイロード種牡馬にセクレタリアト種牡馬の兄弟系種牡馬を重ねているのが特徴だが血統の強調材料はない。
前評判
2歳新馬においてレース上がり32秒8を自身は32秒0の末脚で差し切るという異常なパフォーマンスを見せたウラヌスチャーム。キレ味だけなら世代でもトップクラスのモノを誇り、その分展開には左右されるが展開がハマった場合は大物も食えるポテンシャルが証明されている。少々出遅れ癖があり、後方からの競馬で後手を踏む事もあるが古馬になるにつれ、そこは解消出来るポイントだろう。距離は延びた方が競馬がしやすいタイプか。
馬名の意味
天王星を守護星としたお守り
競走馬らしいセンスの良いネーミングだ。
2着:スカーレットカラー 牝4 (岩田康誠)
3着:カリビアンゴールド 牝5 (柴山雄一)
レースタイム:1:47.0(良)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.0