香港マイル直後
2019年12月8日 香港マイル 芝1600m シャティン競馬場
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最内枠から出遅れて後方の馬群に閉じ込められてしまったインディチャンプ。外に回す機会もなく、そのまま包まれつつ道中を進めて行った。2番手のビューティージェネレーションがピッタリ逃げ馬にくっついて追走していた為、その後ろも動くに動けず隊列は大きく変わらず直線コースへ。結果的にインディチャンプも進路が見つからず、最後までろくに追えるシーンがなく7着に終わってしまった。これは何も出来ず非常に悔しい敗戦となっただろう。
香港マイル直前
初めての競馬場という事もありモノ見が激しくやや内にササりながらの追い切りとなったインディチャンプ。それでも、D.レーン騎手を背に躍動感ある走りで状態の良さは十分に見て取れる動きだった。安田記念、マイルチャンピオンシップと日本のマイル界を牛耳った本馬。相手となるのは今後海外の強豪と言わんばかりに、自らトップレベルの香港の地へ参戦する事となった。ここで勝ち切れば年度代表馬の可能性も出て来るのではないだろうか。
マイルチャンピオンシップ直後
2019年11月17日 マイルチャンピオンシップ 芝1600m
1着:インディチャンプ 牡4 (池添謙一)
2着:ダノンプレミアム 牡4 (川田将雅)
3着:ペルシアンナイト 牡5 (O.マーフィー)
レースタイム:1:33.0(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
2着:ダノンプレミアム 牡4 (川田将雅)
3着:ペルシアンナイト 牡5 (O.マーフィー)
レースタイム:1:33.0(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:33.9
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好発を決めたインディチャンプは先行集団の直後を追走、外にダノンプレミアムを見る様な形で馬群内をグッと我慢の追走となった。ペースは落ち着くも前が上手く壁になり良い流れでレースを運べたのは大きかっただろう。そして勝負所でダノンプレミアムが動いて行くのを確認すると、自身も進路を確保して直線コースへ。先に抜け出したダノンプレミアムに馬なりで取り付いて行くと、残り200mを切ったところで一気のスパート。きっちり1馬身半抜け出して見事春秋のマイルGⅠ連覇を飾った。乗り替わりの池添謙一騎手も素晴らしい代役を務めて見せた。
マイルチャンピオンシップ直前
インディチャンプはやはりマイルの舞台がお似合いだ。勝ち星6勝の内、5勝を同距離であげる本馬は今回のマイルチャンピオンシップこそ秋の最大目標である。福永祐一騎手が騎乗停止になったのは誤算だったが、同レース3勝を誇る池添謙一騎手なら代役としては抜かりなし。特段、乗り難しい馬でもなく、直線で抜け出すとソラを使う点だけ注意して乗れば力は十分に出し切れるだろう。マイラーズカップではダノンプレミアムの後塵を拝しているが、当時と作り込みが違う。今回はリベンジも十分に可能だ。
毎日王冠直後
2019年10月6日 毎日王冠 芝1800m 東京競馬場
1着:ダノンキングリー 牡3 (戸崎圭太)
2着:アエロリット 牝5 (津村明秀)
3着:インディチャンプ 牡4 (福永祐一)
レースタイム:1:44.4(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
2着:アエロリット 牝5 (津村明秀)
3着:インディチャンプ 牡4 (福永祐一)
レースタイム:1:44.4(良)
レース上がり3ハロン:34.3
勝ち馬上がり3ハロン:33.4
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スタート直後、アエロリットをマークする様なポジションに陣取ったインディチャンプ。明らかに前残りを意識しての番手進出となったが、それでも道中は折り合いに気を付けてじっくりと追走。アエロリットが作る速いペースもあり非常にスムーズなレース運びとなった。直線に向いても持ったままで前に並びかけるとそのまま押し切るかに見えたが、やはり懸念されていた距離が原因なのか残り1Fで脚が止まってしまいアエロリットに差し返されて3着に後退。今後は1600m以下での競馬で活躍を期待したい。
毎日王冠直前
京都大賞典に出走するダンビュライトとビッシリ併せるなど、休み明けでも仕上げに抜かりはないインディチャンプ。これまでの良績がマイルに集まっているものの、3歳時には毎日杯で鋭く追い込み3着に入線している。アエロリットやダノンキングリーなどの強豪相手に、ここで勝ち負けを演じる事が出来れば今後のローテーションも選択肢が増えて来るというもの。2000mまでこなせれば大きく世界が変わって来るのだが果たして。
安田記念直後
2019年6月2日 安田記念 芝1600m 東京競馬場
1着:インディチャンプ 牡4 (福永祐一)
2着:アエロリット 牝5 (戸崎圭太)
3着:アーモンドアイ 牝4 (C.ルメール)
レースタイム:1:30.9(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:32.9
2着:アエロリット 牝5 (戸崎圭太)
3着:アーモンドアイ 牝4 (C.ルメール)
レースタイム:1:30.9(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:32.9
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人気馬2頭とは対象的に好スタートからあっさり先行集団の一角に付けたインディチャンプ。アエロリット、グァンチャーレを見る様にして前半は内々で脚をしっかり溜めた。後方の動きも気にはなっていたが、それよりも手応えが良くどこで仕掛けるかという余裕の走りを直線コースで見せる。そこからいざ追い出すと、最後までグングン加速しゴール前でアエロリットを捉えて1着でゴールイン。気が付けば際どい所まで追い込んだアーモンドアイも3着に封じ込めた。これはさすがに完璧な騎乗だっただろう。
安田記念直前
極上のキレ味を研ぎ澄まし、インディチャンプが初タイトル獲得へ向け意欲の安田記念参戦。前走はやや余裕の作りでレースでも折り合いを欠くなど不完全燃焼の1戦だった。今回は陣営もばっちり強めの調教で絞り上げ、馬自体は最高レベルの仕上げ。後はレースで他馬を気にする事なく自分のリズムで追走、直線に向いてベストなタイミングで仕掛ければ自ずと上位争いに食い込んで来る筈だ。好走の為の最大のファクターはマイナス馬体重だろう。
マイラーズカップ直後
2019年4月21日 マイラーズカップ 芝1600m 京都競馬場
1着:ダノンプレミアム 牡4 (川田将雅)
2着:グァンチャーレ 牡6 (池添謙一)
3着:パクスアメリカーナ 牡4 (藤岡佑介)
レースタイム:1:32.6(良)
レース上がり3ハロン:32.3
勝ち馬上がり3ハロン:32.2
2着:グァンチャーレ 牡6 (池添謙一)
3着:パクスアメリカーナ 牡4 (藤岡佑介)
レースタイム:1:32.6(良)
レース上がり3ハロン:32.3
勝ち馬上がり3ハロン:32.2
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前半スローペースの影響からか首を上げる仕草を見せるインディチャンプ。少しばかり喧嘩をしていたが、その後は落ち着いてダノンプレミアムを見ながらの追走となった。直線に入り満を持して追い出しに掛かるも大幅なプラス馬体重からかスパッと切れず、むしろ後ろのパクスアメリカーナにかわされて4着に敗れる結果となった。とは言え、陣営的にもここが勝負どころではなく完全に安田記念に向けた前哨戦のレース。次なる本番は必ずや巻き返しが見られるだろう。
マイラーズカップ直前
東京新聞杯の時よりも更に進化したインディチャンプ。鞍上の福永祐一騎手も、追い切りを上がって来るや否や『トモの感じが全く違う』と興奮気味に取材陣へ伝えていた。ステイゴールド産駒らしい急激な成長曲線を描いているのならば、ダノンプレミアムすらもあっさりと差し切る走りが見られるかもしれない。勿論、そうなれば次の安田記念で最有力候補として参戦するだろう。今回の課題を唯一あげるとすれば、前走るで見せたスタートでの出遅れのみ。
東京新聞杯直後
2019年2月3日 東京新聞杯 芝1600m 東京競馬場
1着:インディチャンプ 牡4 (福永祐一)
2着:レッドオルガ 牝5 (北村友一)
3着:サトノアレス 牡5 (柴山雄一)
レースタイム:1:31.9(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
2着:レッドオルガ 牝5 (北村友一)
3着:サトノアレス 牡5 (柴山雄一)
レースタイム:1:31.9(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
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まさかのタイミングでスタートは1馬身ほどの出遅れとなったインディチャンプ。しかし、鞍上は落ち着いた騎乗で内から徐々に前へ取り付ける道中のレース運び。気が付けば中団の位置にポジションを取り、直前にタワーオブロンドンを見る形で直線コースへ。インの馬群を縫う様にして加速して行くと、予想以上に早く先頭へ立ってしまう誤算。そこからまた遊んでしまい、最後はレッドオルガとサトノアレスに詰め寄られるも振り切って重賞初制覇を飾った。このクラスでまだ余裕があるのだからまずGIでも好勝負は必至か。
東京新聞杯直前
とにかく今が成長期のピークなのだろう。2週前に更新したばかりのタイムを、また今回の追い切りで塗り替える動きを見せたインディチャンプ。追えば更に時計が出そうな雰囲気で、ステイゴールド産駒の覚醒が始まったと思える内容だ。福永祐一騎手もGⅠを取れるだけの手応えを感じた前走の末脚は東京の長い直線でこそ活かされる武器だろう。ここで結果を出せば、間違いなく安田記念の有力候補に急浮上する。
元町ステークス直後
2018年12月16日 元町ステークス 芝1600m 阪神競馬場
1着:インディチャンプ 牡3 (福永祐一)
2着:メサルティム 牝3 (浜中俊)
3着:ロライマ セ5 (W.ビュイック)
レースタイム:1:34.6(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
2着:メサルティム 牝3 (浜中俊)
3着:ロライマ セ5 (W.ビュイック)
レースタイム:1:34.6(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
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スタートを決めるものの、道中はスッと位置を下げて最後方待機策を取ったインディチャンプ。ペース云々関係なく、自らのレースをさせる事だけに集中し自信満々のレース運びで直線コースへ。大外に持ち出すと絶好の手応えで先頭にならびかけ、そこから追われるとスッと後続を突き放す驚異の競馬を披露。ノーステッキで他馬をまとめて一蹴し、実力の違いをまざまざと見せ付ける走りとなった。鞍上の福永祐一騎手も『来年はGⅠを狙いたい』とコメント。
プロフィール
新馬から2連勝、重賞でも接戦の競馬を続けて能力の片鱗を見せていたインディチャンプ。特に自己条件に戻ってからの活躍が目覚ましく、福永祐一騎手に重賞どころか大きいタイトルを意識させる程の逸材である。祖母トキオリアリティーは優秀な牝系で、近親にもGⅠ馬多数ととにかく産駒の質が高い。その流れでキングカメハメハの肌にステイゴールドと、爆発すれば大物まである配合とあれば期待せざるを得ないだろう。
血統背景
ステイゴールド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ダイナサッシュ | ノーザンテースト | ||
ロイヤルサッシュ | |||
ウィルパワー | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr. Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
トキオリアリティー | Meadowlake | Hold Your Peace | |
Suspicious Native | |||
What a Reality | In Reality | ||
What Will Be |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
繁栄繁殖馬トキオリアリティーの一族で、母父キングカメハメハの母も兄弟の中だと競走成績見劣るものの4勝馬で繁殖馬として期待出来る血統と実力で当馬と半妹の活躍で、母の繁殖力はすでに確定的に高いので今後の産駒にも期待が持てる。
前評判
母ウィルパワー自体が現役時代に4勝をあげ1600万クラスまで堅実に勝ち上がった実力馬。トキオリアリティーの牝系でキングカメハメハの肌と来れば、否が応でも繁殖牝馬としての資質を期待してしまう。初年度産駒はひと息だったが、ステイゴールドをかけ合わせたこのインディチャンプはデビュー前からその動きも良く評判の高かった1頭。いきなり新馬から2連勝を飾って一躍クラシック戦線の有力候補に名乗り出た程で、古馬になって本格化すれば大きな舞台でも十分に戦える爆発力を秘める。
馬名の意味
インディカーの元年間王者
母親と同名のレーサーにちなんでネーミング。
2着:ワイクク セ4 (J.モレイラ)
3着:ビューティージェネレーション セ7 (Z.パートン)
レースタイム:1:33.25(良)
レース上がり3ハロン:不明
勝ち馬上がり3ハロン:不明