安田記念直後

 

2019年6月2日 安田記念 芝1600m 東京競馬場

1着:インディチャンプ 牡4 (福永祐一)
2着:アエロリット 牝5 (戸崎圭太)
3着:アーモンドアイ 牝4 (C.ルメール)

レースタイム:1:30.9(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:32.9
 
人気馬2頭とは対象的に好スタートからあっさり先行集団の一角に付けたインディチャンプ。アエロリット、グァンチャーレを見る様にして前半は内々で脚をしっかり溜めた。後方の動きも気にはなっていたが、それよりも手応えが良くどこで仕掛けるかという余裕の走りを直線コースで見せる。そこからいざ追い出すと、最後までグングン加速しゴール前でアエロリットを捉えて1着でゴールイン。気が付けば際どい所まで追い込んだアーモンドアイも3着に封じ込めた。これはさすがに完璧な騎乗だっただろう。
 

安田記念直前

 
勢い良く坂路を駆け上がるインディチャンプ

勢い良く坂路を駆け上がるインディチャンプ

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極上のキレ味を研ぎ澄まし、インディチャンプが初タイトル獲得へ向け意欲の安田記念参戦。前走はやや余裕の作りでレースでも折り合いを欠くなど不完全燃焼の1戦だった。今回は陣営もばっちり強めの調教で絞り上げ、馬自体は最高レベルの仕上げ。後はレースで他馬を気にする事なく自分のリズムで追走、直線に向いてベストなタイミングで仕掛ければ自ずと上位争いに食い込んで来る筈だ。好走の為の最大のファクターはマイナス馬体重だろう。
 

マイラーズカップ直後

 

2019年4月21日 マイラーズカップ 芝1600m 京都競馬場

1着:ダノンプレミアム 牡4 (川田将雅)
2着:グァンチャーレ 牡6 (池添謙一)
3着:パクスアメリカーナ 牡4 (藤岡佑介)

レースタイム:1:32.6(良)
レース上がり3ハロン:32.3
勝ち馬上がり3ハロン:32.2
 
前半スローペースの影響からか首を上げる仕草を見せるインディチャンプ。少しばかり喧嘩をしていたが、その後は落ち着いてダノンプレミアムを見ながらの追走となった。直線に入り満を持して追い出しに掛かるも大幅なプラス馬体重からかスパッと切れず、むしろ後ろのパクスアメリカーナにかわされて4着に敗れる結果となった。とは言え、陣営的にもここが勝負どころではなく完全に安田記念に向けた前哨戦のレース。次なる本番は必ずや巻き返しが見られるだろう。
 

マイラーズカップ直前

 
併走馬を置き去りにするインディチャンプ

併走馬を置き去りにするインディチャンプ

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東京新聞杯の時よりも更に進化したインディチャンプ。鞍上の福永祐一騎手も、追い切りを上がって来るや否や『トモの感じが全く違う』と興奮気味に取材陣へ伝えていた。ステイゴールド産駒らしい急激な成長曲線を描いているのならば、ダノンプレミアムすらもあっさりと差し切る走りが見られるかもしれない。勿論、そうなれば次の安田記念で最有力候補として参戦するだろう。今回の課題を唯一あげるとすれば、前走るで見せたスタートでの出遅れのみ。
 

東京新聞杯直後

 

2019年2月3日 東京新聞杯 芝1600m 東京競馬場

1着:インディチャンプ 牡4 (福永祐一)
2着:レッドオルガ 牝5 (北村友一)
3着:サトノアレス 牡5 (柴山雄一)

レースタイム:1:31.9(良)
レース上がり3ハロン:34.7
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
 
まさかのタイミングでスタートは1馬身ほどの出遅れとなったインディチャンプ。しかし、鞍上は落ち着いた騎乗で内から徐々に前へ取り付ける道中のレース運び。気が付けば中団の位置にポジションを取り、直前にタワーオブロンドンを見る形で直線コースへ。インの馬群を縫う様にして加速して行くと、予想以上に早く先頭へ立ってしまう誤算。そこからまた遊んでしまい、最後はレッドオルガとサトノアレスに詰め寄られるも振り切って重賞初制覇を飾った。このクラスでまだ余裕があるのだからまずGIでも好勝負は必至か。
 

東京新聞杯直前

 
自己ベストとなる50秒3を叩き出したインディチャンプ

自己ベストとなる50秒3を叩き出したインディチャンプ

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とにかく今が成長期のピークなのだろう。2週前に更新したばかりのタイムを、また今回の追い切りで塗り替える動きを見せたインディチャンプ。追えば更に時計が出そうな雰囲気で、ステイゴールド産駒の覚醒が始まったと思える内容だ。福永祐一騎手もGⅠを取れるだけの手応えを感じた前走の末脚は東京の長い直線でこそ活かされる武器だろう。ここで結果を出せば、間違いなく安田記念の有力候補に急浮上する。
 

元町ステークス直後

 

2018年12月16日 元町ステークス 芝1600m 阪神競馬場

1着:インディチャンプ 牡3 (福永祐一)
2着:メサルティム 牝3 (浜中俊)
3着:ロライマ セ5 (W.ビュイック)

レースタイム:1:34.6(良)
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.2
 
スタートを決めるものの、道中はスッと位置を下げて最後方待機策を取ったインディチャンプ。ペース云々関係なく、自らのレースをさせる事だけに集中し自信満々のレース運びで直線コースへ。大外に持ち出すと絶好の手応えで先頭にならびかけ、そこから追われるとスッと後続を突き放す驚異の競馬を披露。ノーステッキで他馬をまとめて一蹴し、実力の違いをまざまざと見せ付ける走りとなった。鞍上の福永祐一騎手も『来年はGⅠを狙いたい』とコメント。
 

プロフィール

 
インディチャンプ(ウィルパワー2016)

インディチャンプ(ウィルパワー2016)

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:ウィルパワー
母父:キングカメハメハ
所属:音無秀孝厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:10戦6勝(6-1-1-2)
主な戦績:安田記念など
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新馬から2連勝、重賞でも接戦の競馬を続けて能力の片鱗を見せていたインディチャンプ。特に自己条件に戻ってからの活躍が目覚ましく、福永祐一騎手に重賞どころか大きいタイトルを意識させる程の逸材である。祖母トキオリアリティーは優秀な牝系で、近親にもGⅠ馬多数ととにかく産駒の質が高い。その流れでキングカメハメハの肌にステイゴールドと、爆発すれば大物まである配合とあれば期待せざるを得ないだろう。
 

血統背景

 
ステイゴールド サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ゴールデンサッシュ ディクタス Sanctus
Doronic
ダイナサッシュ ノーザンテースト
ロイヤルサッシュ
ウィルパワー キングカメハメハ Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
トキオリアリティー Meadowlake Hold Your Peace
Suspicious Native
What a Reality In Reality
What Will Be


 

兄弟馬

 
アウィルアウェイ(ウィルパワー2016)

アウィルアウェイ(ウィルパワー2016)

牝馬

父馬:ジャスタウェイ
母馬:ウィルパワー
母父:キングカメハメハ
所属:高野友和厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:吉田勝己

通算成績:5戦2勝(2-1-0-2)
主な戦績:京王杯2歳ステークス2着など
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近親馬

 
リアルインパクト(トキオリアリティー2008)

リアルインパクト(トキオリアリティー2008)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:トキオリアリティー
母父:Meadowlake
所属:堀宣行厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:30戦5勝(5-5-2-18)
主な戦績:安田記念、ジョージライダーステークスなど
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ネオリアリズム(トキオリアリティー2011)

ネオリアリズム(トキオリアリティー2011)

牡馬

父馬:ネオユニヴァース
母馬:トキオリアリティー
母父:Meadowlake
所属:堀宣行厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:22戦8勝(8-1-3-10)
主な戦績:クイーンエリザベス2世カップなど
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血統評価:1.0pt

 
繁栄繁殖馬トキオリアリティーの一族で、母父キングカメハメハの母も兄弟の中だと競走成績見劣るものの4勝馬で繁殖馬として期待出来る血統と実力で当馬と半妹の活躍で、母の繁殖力はすでに確定的に高いので今後の産駒にも期待が持てる。
 

前評判

 
母ウィルパワー自体が現役時代に4勝をあげ1600万クラスまで堅実に勝ち上がった実力馬。トキオリアリティーの牝系でキングカメハメハの肌と来れば、否が応でも繁殖牝馬としての資質を期待してしまう。初年度産駒はひと息だったが、ステイゴールドをかけ合わせたこのインディチャンプはデビュー前からその動きも良く評判の高かった1頭。いきなり新馬から2連勝を飾って一躍クラシック戦線の有力候補に名乗り出た程で、古馬になって本格化すれば大きな舞台でも十分に戦える爆発力を秘める。
 

馬名の意味

 

インディカーの元年間王者

 
母親と同名のレーサーにちなんでネーミング。

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