チグハグな競馬も勝ち馬に肉薄
2018年08月26日 新潟2歳ステークス 芝1600m 新潟競馬場
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前半、首を上げ明らかに騎手との呼吸が合っていないアンブロークン。中盤辺りから落ち着いたものの、この時点で他馬とは比べ物にならない脚の消費があった筈だ。それにも関わらず、直線コースでは一旦先頭に立ち押し切るかの手応え。外からケイデンスコールにかわされたものの、最後まで抵抗ししっかりと競り合ってクビ差の2着ならほぼ勝ったと言っても過言では無いだろう。今後は気性面が成長すれば更なる活躍が見込める素材。
アンブロークン
2017年のセレクトセールで約5000万円もの高額取引きをされたアンブロークン。最近のヴィクトワールピサの産駒実績を考えればなかなかの高評価ではないだろうか。それだけ馬の見映えが良かったのだろう、新馬時もパドックで一際存在感を放っており競馬も完勝。馬体面に関しては既に完成形とも言え、後はメンタルの部分が伴って来ればかなりのポテンシャルを発揮出来る1頭に違いない。
血統背景
ヴィクトワールピサ | ネオユニヴァース | サンデーサイレンス | Halo |
Wishing Well | |||
ポインテッドパス | Kris | ||
Silken Way | |||
ホワイトウォーターアフェア | Machiavellian | Mr.Prospector | |
Coup de Folie | |||
Much Too Risky | Bustino | ||
Short Rations | |||
リップスポイズン | Mamool | In the Wings | Sadler's Wells |
ハイホーク | |||
Genovefa | Woodman | ||
Reigning Countess | |||
Lips Plane | Ashkalani | ソヴィエトスター | |
Ashtarka | |||
Royal House | ロイヤルアカデミーII | ||
Reine Caroline |
兄弟馬
特になし
近親馬
血統評価:1.0pt
母は、独クラシック馬だがファミリーに日本実績はない。ただ独では重賞実績があるファミリーなので日本馬場の適正もある程度あるとはおもうが現時点では兄弟は全く走っていないので血統背景からの強調材料はない。
前評判
『馬体がしっかりしていて如何にもタフそうな馬。鍛え甲斐がありそうですね』とは手塚貴久調教師の談。父ヴィクトワールピサの雄大な馬体を受け継ぎ、馬格だけなら古馬顔負けの存在感だ。母リップスポイズンはドイツの1000ギニー勝ち馬、優秀な母系だけにいずれは大物を出しそうな下地がある。同馬がそのパイオニアとして活躍出来るかどうか。
馬名の意味
不屈の男
馬場幸夫オーナーも丈夫そうな馬の雰囲気を見て命名したのだろう。
2着:アンブロークン 牡2 (石川裕紀人)
3着:スティルネス 牝2 (三浦皇成)
レースタイム:1:35.5(稍重)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.1