きっちりと差し切り2連勝

 

2018年06月10日 小金井特別 ダート1400m 東京競馬場

1着:アンティノウス 牡4 (C.ルメール)
2着:ビックリシタナモー 牡4 (戸崎圭太)
3着:アオイサンシャイン 牝5 (内田博幸)

レースタイム:1:24.0(重)
レース上がり3ハロン:37.2
勝ち馬上がり3ハロン:36.6
 
大外枠も何のその、好スタートから中団外目の絶好位をキープ。重馬場で流れるペースの中、直線では持ったままの手応えですぐに先行集団へ取りつくと、先に抜け出したアオイサンシャインをかわし後方から追い込むビックリシタナモーを引き連れ先頭へ。そのままリードをしっかりと保ち1着でゴールイン。絶対的に安心出来る競馬で勝ち切るというのが一番強い内容と言えるだろう、昇級後も恐らくクラスの壁にぶち当たるという事は無い筈だ。
 

先行抜け出しから完勝の前走

 
5番手からあっさりと抜け出すアンティノウス

5番手からあっさりと抜け出すアンティノウス

via google imghp
 
前走の1000万下は完勝のひと言。道中は先行集団の一角で前を見ながらの追走、直線で先に抜け出したサンキューを軽々競り落とすと後は突き放す一方のワンサイドゲームだった。明らかに能力は1600万クラスかそれ以上のオープン級。いずれは重賞戦線に名を連ねるレベルの素質馬には違いない。奇しくも、先に弟のコズミックフォースが日本ダービーで3着に入る活躍を見せた。長兄もそろそろ黙ってはいられないだろう。
 

アンティノウス

 
アンティノウス(ミクロコスモス2014)

アンティノウス(ミクロコスモス2014)

牡馬

父馬:クロフネ
母馬:ミクロコスモス
母父:ネオユニヴァース
所属:国枝栄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:10戦4勝(4-0-1-5)
主な戦績:小金井特別など
via google imghp
 
馬体重は500kgを超えており、馬体自体は全体的に既に出来上がっている印象。6月頭の新馬戦にも出走(8着)している様に仕上がり早の血統である。どのパーツも重厚感がありダートでも十分走れそうなパワータイプのイメージも受けるが、ミクロコスモスがキレを身上としていただけに本馬も芝でこその馬だろう。その母が1戦の身で阪神JFを3着している様に底力もそれなりに受け継いでいる筈だ。
 

血統背景

 
クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Mitterand Hold Your Peace
Laredo Lass
ブルーアヴェニュー Classic Go Go Pago Pago
Classic Perfection
Eriza Blue Icecapade
コレラ
ミクロコスモス ネオユニヴァース サンデーサイレンス Halo
Wishing well
ポインテッドパス Kris
Silken Way
ユーアンミー Marquetry Conquistador Cielo
Regent's Walk
Archimillionnaire Medaille d'Or
Conqueluche


 

兄弟馬

 
初仔
 

近親馬

 
特になし
 

血統評価:1.0pt

 
血統的な強調材料は全くといってない。POG向きな要素としては、母が現役時代は早熟だったという事くらいだろうか。
 

前評判

 
牧場関係者曰く、『パーツパーツにボリュームがあって本当に見栄えがする馬体。動きにもキレがありますし芝で走ってくれそうです』と評価し、管理予定の国枝調教師も『500kg近い馬格があり、うちのインパルスヒーローを力強くした様な馬』と、GⅠ好走馬と比較する程に期待をかけている様だ。早いデビューが功を奏するか。
 

馬名の意味

 

アンティノウス

 
母名から連想したネーミングだろうが、この名前はかなりツボ。特に昔から星座関係の響きはカッコいいと鉄板系でもある。やはり、ギリシャ神話らへんのイントネーションがそうさせているのだろうか。

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