青葉賞直前

 
血統的な観点含めて、持っている能力は相当なポテンシャルを感じるアルママ。しかし、これまでのレースぶりを見てもやはりオルフェーヴルの遺伝子を受け継いでるのか、走りに集中力を欠くシーンが目に付く。まだ一度も本気で走っていないとも思われ、この手のタイプはメンバーが強くなった方が走りも一気に良くなるパターンが該当する場合もある。逆を言えば一切走らない可能性もあるため、ピンかパーのイメージで展望に役立てたいところ。
 

3歳未勝利直後

 

2019年3月23日 3歳未勝利 芝2000m 中山競馬場

1着:アルママ 牡3 (柴田大知)
2着:ブラッドストーン 牡3 (武豊)
3着:コスモアイトーン 牡3 (F.ミナリク)

レースタイム:1:50.7(良)
レース上がり3ハロン:36.0
勝ち馬上がり3ハロン:35.6
 
意識してハナを奪いに行ったアルママ。しかし、道中の走りはぎこちなく鞍上との呼吸があっていない様にも見えた。途中、ブラッドストーンが先手を奪い返すとその後ろに入れて馬がグッと走る気を見せる。そのまま直線で2頭の激しい叩き合いが繰り広げられるも、ゴール前で競り勝ったアルママが遂に待望の初勝利をあげた。デビューからずっと手綱を取る柴田大知騎手も安堵の表情で取材陣に応えていた。馬自身は、馬群に入れて揉まれつつ抜け出す競馬が合っているのだろう。
 

3歳未勝利直前

 
若干のズブさを見せた新馬戦から考えると、少しでも距離が伸びるのは好材料だろう。その新馬戦で負かした3着と6着の馬が次走で強い勝ち方をしている事から、当馬への期待は益々高まるばかりだ。乗り込んだ日数は少ないが、それでも将来性を踏まえてソフトな仕上がりでも未勝利戦は突破して欲しいところ。先ずは1勝をあげ、活躍の先を越されたナイママの後を追い掛ける準備に入りたい。
 

2歳新馬直後

 

2018年07月28日 2歳新馬 芝1500m 札幌競馬場

1着:レーヴドカナロア 牡2 (C.ルメール)
2着:アルママ 牡2 (柴田大知)
3着:アドマイヤスコール 牡2 (J.モレイラ)

レースタイム:1:31.8(良)
レース上がり3ハロン:35.5
勝ち馬上がり3ハロン:34.8
 
道中は余力十分な手応えで追走していたアルママ。しかし、ペースが上がった4コーナー辺りから終始追い通しで若干のズブさを見せる。それでも地力の高さで少しずつ上がって行くと、直線入り口で先行集団を射程圏内に。そこからジワジワと伸び前を捉えるものの、更に外から伸びたレーヴドカナロアの2着に敗れてしまった。騎乗した柴田大知騎手も『繊細でまだ気を遣いながら走っている。能力はあるので次走でもっと良くなってくれれば』とレース後にコメント、パフォーマンスが上がれば1勝目は近い。
 

2歳新馬直前

 
豪快な走りで周囲の目を釘付けにするアルママ

豪快な走りで周囲の目を釘付けにするアルママ

via google imghp
 
毎年、グループの生産馬から秘蔵っ子を送り出して話題を集めるラフィアンの岡田総帥。しかし、今年は2016年のセレクトセールで1億7000万円という高額で落札したホエールキャプチャの仔をイチ押ししているのだ。何より、その理由が『ステイゴールドの筋肉をもっと凄くした感じ。これは種馬として成功すると確信している』と取材で言い放っている。デビュー前の馬をして種牡馬の話に持って行くのはさすが岡田総帥のリップ・サービス。確かに、追い切りで跨った柴田大知騎手も『こんな走りの馬には乗った事が無い』と絶賛していた程。さて、土曜の札幌の新馬戦でその全貌をチェックしてみようではないか。
 

プロフィール

 
アルママ(ホエールキャプチャ2016)

アルママ(ホエールキャプチャ2016)

牡馬

父馬:オルフェーヴル
母馬:ホエールキャプチャ
母父:クロフネ
所属:畠山吉宏厩舎(美浦)
生産:千代田牧場
馬主:ビッグレッドファーム

通算成績:8戦1勝(1-4-1-2)
主な戦績:3歳未勝利
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芦毛の馬体でよく見分けが付けられないものの、良い意味で気性の強さは感じられる立ち姿。父母は共にGⅠ馬で、且つ両頭は2歳の芙蓉ステークス時に対戦しておりその時は母ホエールキャプチャが後の3冠馬オルフェーヴルをくだしている。因縁の配合という事で、競馬ファンなら注目せざるを得ない1頭だろう。どういう訳か馬主はビッグレッドファーム、馬体重は春の段階で435kg。
 

血統背景

 
オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ ディクタス
ダイナサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン メジロティターン
メジロオーロラ
エレクトロアート ノーザンテースト
グランマスティーヴンス
ホエールキャプチャ クロフネ フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
ブルーアヴェニュー Classic Go Go
Eliza Blue
グローバルピース サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
エミネントガール Nashwan
タレンティドガール


 

兄弟馬

 
初仔
 

近親馬

 
パクスアメリカーナ(グローバルピース2015)

パクスアメリカーナ(グローバルピース2015)

牡馬

父馬:クロフネ
母馬:グローバルピース
母父:サンデーサイレンス
所属:中内田充正厩舎(栗東)
生産:千代田牧場
馬主:山紫水明

通算成績:8戦4勝(4-1-1-2)
主な戦績:京都金杯など
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血統評価:1.0pt

 
遡ればタレンティドガールに行き着く牝系でニッポーテイオーが繁殖結果だせなかったが半妹のGI馬の末裔が母父サンデーサイレンスで甦ったのが母ホエールキャプチャ。母父クロフネの実績が弱いが、父にオルフェーヴルをおいた事で薄くリマンドのクロスがあるのがポイントか。またどちらにも芦毛馬が強くおり特有のスタミナも期待できそう。ただし血統背景としては父オルフェーヴルと母父クロフネだと信用性は低い。
 

前評判

 
『古馬のオープンと併せても相手を煽るほどの動きで走りは文句なし。乗り味も良くてスピードの持続力があるタイプです。まだ全体的に緩い部分があるのでこれからの伸びシロにも期待しつつ、クラシックを意識させる1頭ですね』との事。両親共に使い出しが早かった事を考えれば、自ずと同馬も仕上がり早になるのは頷ける。
 

馬名の意味

 

『あるがまま』より

 
まさかの由来だったが、本当に“あるがまま”よりは良いネーミング。

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