東京スポーツ杯2歳ステークス直後
2019年11月16日 東京スポーツ杯2歳ステークス 芝1800m 東京競馬場
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スタートから行き脚が付かず後方からの競馬を余儀なくされたアルジャンナ。想定以上のハイペースで前が飛ばした事もあったが、それでも展開はお誂え向きで悠々と直線コースへと入って行った。ややズブい面を見せるも、エンジンが掛かってからはグングン加速し前を捉える走り。しかしながら、更に上を行く強烈な脚で突き抜けたコントレイルには全く届きもせず、5馬身差を付けられて苦い初黒星を喫している。が、自身もレコードタイムで駆けてはおり、例外の存在を除けば十二分にクラシックでも有力候補の1頭ではある・
東京スポーツ杯2歳ステークス直前
今年のディープインパクト産駒では最高傑作になるかもしれないアルジャンナ。それだけ前走の内容には文句の付けようがなく、今回はそれ以上のパフォーマンスも期待できる逸材である。まだ能力の半分も出していないであろう中で、あの走りが出来るのは重賞クラスには違いない。問題は厩舎が懸念している初の長距離輸送という点だが、そもそもクラシック戦線を戦い抜くには栗東所属の馬が越えなければいけないハードルである。ここはあっさりとクリアして2連勝=来春の最有力候補に躍り出て欲しい。
2歳新馬直後
2019年9月8日 2歳新馬 芝2000m 阪神競馬場
1着:アルジャンナ 牡2 (川田将雅)
2着:タガノキングロード 牡2 (国分優作)
3着:ミッキーノワ 牝2 (和田竜二)
レースタイム:2:04.4(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
2着:タガノキングロード 牡2 (国分優作)
3着:ミッキーノワ 牝2 (和田竜二)
レースタイム:2:04.4(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
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5頭立てという事もあり、道中のポジションなどは気にせずマイペースで折り合いを中心にレースを楽に進めて行ったアルジャンナ。1000m=65秒台の超スローペースも意に介せず、4コーナーでジワッと押し上げて行くと絶好の手応えで直線コースへ。そこからは一切追い出す気配も無く、余力の勢いだけであっさりと先頭に立ち後は後続をおいでおいでの状態。ゴール前で流す脚色を見せるまでの完勝ぶりで次元の違いを見せ付けた1戦だった。これは相当なポテンシャルの持ち主だろう。
2歳新馬直前
CWの追い切りでもラストを楽に11秒台でフィニッシュするなど、デビュー前からその潜在能力を惜しげもなく見せているアルジャンナ。栗東でもその存在感は日に日に増すばかりで、今回の阪神芝2000mも出走を予定していた馬が回避する形で結局は5頭立てというメンバー構成になってしまった。確かに、他陣営からすれば初戦で負ける公算の高いレースには出さないだろう。それだけこのアルジャンナの評価が高いという事である。鞍上は川田将雅騎手がスタンバイ。
アルジャンナ
2017年の当歳セリで1億7000万円もの高額取引をされたアルジャンナ。母は米GⅠ勝ち馬であり、それだけ馬体の作りが抜けていたという事だろう。池江泰寿厩舎預託予定で、既に入厩済みとの事。噂では『ワールドエース以上の逸材』とも囁かれており、その真意はデビュー後に明らかとなる。1月の早生まれである程度仕上がりも順調に進みそうな予感がする1頭。遅れて来た大物、的な使い出しとはならないのではないだろうか。馬体重は春の段階で484kg。
血統背景
ディープインパクト | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
コンドコマンド | Tiz Wonderful | Tiznow | Cee's Tizzy |
Cee's Song | |||
Evil | ヘネシー | ||
Lit'l Rose | |||
Yearly Report | General Meeting | Seattle Slew | |
Alydar's Promise | |||
Fiscal Year | Half a Year | ||
Fiscal Gold |
兄弟馬
特になし
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
母は米G1馬でディープインパクト産駒。このパターンである。シアトルスルーのの18.75が含まれているのが1つポイントか。兄弟やファミリーに日本実績はいないので当馬が今後のこの血統の評価をまずは左右する。血統背景からの強調材料はない。
前評判
育成スタッフからの評判も上々で『このまま順調にいけばかなりの所まで行ってくれると思います』と太鼓判を押している。POGでも今年のディープインパクト産駒の牡馬ではトップ5に入る人気馬であり、池江泰寿厩舎で億超えと言えばやはりサトノダイヤモンド、ダノンチェイサーなどしっかりと結果を出しているという安心感もある。これはデビュー時期さえ間違わなければクラシック戦線に乗って来る公算が大。
馬名の意味
楽園(アラビア語)
響きから来るネーミングだろう。
2着:アルジャンナ 牡2 (川田将雅)
3着:ラインベック 牡2 (W.ビュイック)
レースタイム:1:44.5(良)※レコード
レース上がり3ハロン:33.9
勝ち馬上がり3ハロン:33.1