危なげない勝利で1勝目を飾る
2018年1月13日 3歳新馬 ダート1400m 京都競馬場
via www.youtube.com
五分のスタートで中団からの競馬となるも、すぐに行き脚が付き中盤では5番手に取り付けるセンスの良さ。そこから馬なりで4コーナーを回り直線入り口では先頭へ。鞍上の武豊騎手が軽く促すと一気に後続を突き放し、馬場の真ん中を悠々と駆け抜ける走りで2着タッチアコードに5馬身差の楽勝となった。馬体も500kg近くある大型馬で、この1戦で更に変わり身を見せる事は間違いない。次走の昇級戦でもいきなり好勝負は必至の1頭だろう。
アポロテネシー
如何にもアポロサラブレッドクラブらしい、大型のパワー主力で走りそうなフォルム。全体的に硬さが見て取れる完全なダート馬という認識で間違いないだろう。父ランナウェイアンドハイドは聞き慣れないが、2008年にアメリカでデビューし短距離路線で3戦3勝無敗のまま引退した早熟傾向の種牡馬。確実に距離適性はマイル以下と考えて良い。
血統背景
Run Away and Hide | City Zip | Carson City | Mr. Prospector |
Blushing Promise | |||
Baby Zip | Relaunch | ||
Thirty Zip | |||
Jilted | Runaway Groom | Blushing Groom | |
Yonnie Girl | |||
Likeashotabrandi | Stalwart | ||
Likeashot | |||
Font | Pulpit | A.P. Indy | Seattle Slew |
Weekend Surprise | |||
Preach | Mr. Prospector | ||
Narrate | |||
Quies | Quiet American | Fappiano | |
Demure | |||
Absolute Trust | Danzig | ||
Wedding Reception |
兄弟馬
初仔
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
ファミリーに日本活躍馬はいない。少し遡れば別派生にサンデーブランチ、エアウイングスが出て来る位だろう。本馬は、完全にダート血統だが日本で結果がでるかは未知数。強調材料はない。
前評判
元々はルメール騎手鞍上を予定していたが、年末に受けた騎乗停止の影響で急遽武豊騎手へスイッチ。その段階で既にデビュー前から高い期待がかけられているのが手に取る様に分かる。調教でも鋭い動きを見せ人気を集める事に到るが、むしろ実戦では追って味のあるところを見せていた様だ。一介のダート短距離馬で終わるか否か、父の産駒傾向含め注目である。
馬名の意味
冠名+アメリカ合衆国の州の名
東京大賞典を勝利したアポロケンタッキーにあやかり、アメリカの州名をチョイスして来たのだろう。縁起の良さを見込んでだろうが、そもそも冠名と州名の相性が抜群。馬名だけならかなり走りそうな予感だ。
2着:タッチアコード 牡3 (岩田康誠)
3着:クリノヴィグラス 牡3 (荻野琢真)
レースタイム:1:27.6(稍重)
レース上がり3ハロン:37.9
勝ち馬上がり3ハロン:37.3