こうやまき賞直後
2019年11月30日 こうやまき賞 芝1600m 中京競馬場
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好スタートから前に付けたアブソルティスモだったが、アサケエースを先に行かせてその直後をインで追走。道中はスローペースからジッと我慢してなるべく抑える競馬を覚えさせる鞍上の意図が伝わったレース運びだった。直線に向くと一切ムチを使わずに逃げ粘るアサケエースを楽に捉えると、着差は僅かだったものの1枚上の内容で2勝目を飾った。負けたのはサリオスだけという内容なら十分世代上位の存在か。
こうやまき賞直前
前走もあっという間にサリオスに置き去りにされたせいか印象の悪いアブソルティスモ。しかし、4着ジェラペッシュには2馬身半の差を付けている事から考えても1勝クラスでは力上位。こうやまき賞ではメイショウホルダーなどの新馬戦を勝ち上がって来た馬が上位人気に続いている事からも、実績は明らかに本馬の方が上だ。普通に回ってくれば自ずと結果は付いて来ているだろう。
サウジアラビアロイヤルカップ直後
2019年10月5日 サウジアラビアロイヤルカップ 芝1600m 東京競馬場
1着:サリオス 牡2 (石橋脩)
2着:クラヴァシュドール 牝2 (藤岡佑介)
3着:アブソルティスモ 牡2 (戸崎圭太)
レースタイム:1:32.7R(良)
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
2着:クラヴァシュドール 牝2 (藤岡佑介)
3着:アブソルティスモ 牡2 (戸崎圭太)
レースタイム:1:32.7R(良)
レース上がり3ハロン:33.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
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スタートからハナに立って行くと、レースを引っ張って主導権を握るアブソルティスモ。入りの3ハロンも35秒台で落ち着かせると、開幕馬場もあり前有利でレースを運んで行った。手応えもタップリのまま直線を迎えるも、そこから外目の2頭にあっさりとかわされてしまい、グングン差は開く一方。結果として、2着のクラヴァシュドールにすら3馬身以上の差を付けられ完敗のひと言。この差は到底逆転できる様なレベルのものではないだろう。しかし、本馬も決して500万クラスで終わる様な馬では無さそう。
サウジアラビアロイヤルカップ直前
8月の未勝利では勝負どころで行き場を失うロスがあり万事休すだったアブソルティスモ。それでも、直線の短い札幌コースで起死回生の巻き返しを見せると、ゴール前できっちり差し切って初勝利を飾っている。着差こそ地味だが、あの負けパターンを覆した辺りに本馬のスター性を感じてしまう。何より、かなりの大型馬で叩き上げタイプなのは間違いない。そういう意味で初戦で負けたサリオスとの差は、使い続けた事で逆転の余地まであるという事でもある。
2歳未勝利直後
2019年8月4日 2歳未勝利 芝1500m 札幌競馬場
1着:アブソルティスモ 牡2 (C.ルメール)
2着:ヤマカツマーメイド 牝2 (池添謙一)
3着:ウインアクティーボ 牡2 (松岡正海)
レースタイム:1:30.6(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
2着:ヤマカツマーメイド 牝2 (池添謙一)
3着:ウインアクティーボ 牡2 (松岡正海)
レースタイム:1:30.6(良)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.4
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逃げた前走とは打って変わり、中団で控える競馬を試みたアブソルティスモ。馬自身完全に行きたがっていた前半を乗り切ると、今後は前に進んで行かず勝負どころで遅れてしまった。先に抜け出したヤマカツマーメイドとは残り200mで5馬身前後。札幌競馬場では致命的な差で完全な負けパターンだったが、ここから盛り返して最後に差し切る意地の走りは相当なポテンシャルを感じる内容だろう。これはかなりの大物かもしれない。
2歳未勝利直前
前走の競馬はただ何度見ても諦める以外に無いアブソルティスモ。逃げた自身の上がりが33秒9、勝ったサリオスは33秒1と、どう転んでも差し切られていた内容だっただろう。とは言え、3着以下に7馬身を付けた走りは、ほかでは確勝レベルの走り。慌てずに調整を続け、整った状態で出走させる未勝利戦なら間違っても負ける事は無い。ここは疲れを残さない楽な勝ち方で突破するのが至上命題となるだろう。
2歳新馬直後
2019年6月2日 2歳新馬 芝1600m 東京競馬場
1着:サリオス 牡2 (D.レーン)
2着:アブソルティスモ 牡2 (C.ルメール)
3着:オーヴァル 牡2 (松岡正海)
レースタイム:1:37.1(良)
レース上がり3ハロン:33.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
2着:アブソルティスモ 牡2 (C.ルメール)
3着:オーヴァル 牡2 (松岡正海)
レースタイム:1:37.1(良)
レース上がり3ハロン:33.6
勝ち馬上がり3ハロン:33.1
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好スタートを切ったアブソルティスモ。そのまま馬なりで先手を主張すると前半のペースも遅く、逃げとしてはこれ以上無い展開の道中となった。手応えも抜群、余力十分で直線に入ると後続を引き離す様にGOサインを出した。普通ならこれで圧勝レベルの内容なのだが、外から更に次元の違う脚で追い込んだサリオスがあっさりとかわして行き、本馬は2着に負けてしまう。それでも3着以下は突き放しており、次回の未勝利戦は確勝級だろう。
2歳新馬直前
東京マイルの初回新馬戦と言えば、昨年がグランアレグリア、一昨年はステルヴィオと2年連続でGⅠ馬を輩出する出世レースとなっている。そして、藤沢和雄厩舎が今年も自身を持って送り出すのがダービー馬レイデオロの半弟にあたるアブソルティスモだ。ダイワメジャー産駒で全兄ティソーナもいるが陣営の手応え的にはそれ以上だろう。500kgを超える大型馬だが、優に時計を出しており気性面も素直。好時計での快勝まである。
アブソルティスモ
ダービー馬レイデオロの半弟で、その上ティソーナの全弟にあたるアブソルティスモ。見ての通り、その重厚感のある馬体から如何にもパワータイプというのが容易に想像できる。父、母父ともに重戦車の様なフォルムだったがその生き写しとも言える雰囲気で間違いなくマイル前後が距離適性となって来るだろう。イメージとしてはやはりティソーナ寄りと考えておいて問題ない。大柄の割には機敏に動けており、仕上がりも良く早期デビューを目指して調整中との事。馬体重は春の段階で507kg。
血統背景
ダイワメジャー | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
スカーレットブーケ | ノーザンテースト | Northern Dancer | |
Lady Victoria | |||
スカーレットインク | Crimson Satan | ||
Consentida | |||
ラドラーダ | シンボリクリスエス | Kris S. | Roberto |
Sharp Queen | |||
Tee Kay | Gold Meridian | ||
Tri Argo | |||
レディブロンド | Seeking the Gold | Mr.Prospector | |
Con Game | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | ||
Burghclere |
兄弟馬
近親馬
血統評価:4.3pt
ディープインパクトと同じ一族でディープインパクトの姉でG1でも入線実績があるレディブロンドが祖母、シーキングザゴールドにシンボリクリスエスにダイワメジャーでしめているのでパワー型で良血判定していいだろう。全兄も含めて兄弟3頭が3勝以上しているので当馬もかなり期待していいだろう。
前評判
兄レイデオロの実績も込みで、キャロットファームから1億円もの額で募集されたアブソルティスモ。馬体の良さもひと際目立ち、存在感はトップクラスの同馬ではある。しかしながら、客観的に見てダイワメジャー産駒で億超えというのは些か疑問符が残り、実際に全兄ティソーナはオープンクラスに上がれていないのが事実。この両局面をどう捉えるかによって指名するか否かが変わって来る難解な1頭と言える。
馬名の意味
絶対王政(スペイン語)
兄より連想してネーミング。
2着:アサケエース 牡2 (西村淳也)
3着:ゴルトファルベン 牡2 (北村友一)
レースタイム:1:35.8(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.2