アルゼンチン共和国杯直後
2019年11月3日 アルゼンチン共和国杯 芝2500m 東京競馬場
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最内枠から好スタートを切ったアフリカンゴールドは、道中先行集団の一列後方あたりをキープして追走。早々に落ち着いた流れの中、やや行きたがる素振りを見せそれをなだめる鞍上の姿がそこにはあった。その影響からか勝負どころでやや後手に回り、直線に向いた時は少しポジションを下げてしまっていた。そこから馬群を割って加速をすると一旦は前に出る様なシーンもあったが、最後は前半の力みから脚が止まって3着止まりだった。とは言え、昇級戦の重賞でこの走りなら十分。クラス慣れすればいずれはタイトルを取って来るのではないだろうか。
アフリカンゴールド
ドバイワールドカップ馬アフリカンストーリーを輩出した名繁殖牝馬ブリクセンの仔アフリカンゴールド。ステイゴールド産駒特有の成長曲線を描き、菊花賞前にやや覚醒の兆しを見せるも気性難もあって一旦低迷を続ける。そこからセン馬になって体が馴染んで来ると、また盛り返して5歳後半でいよいよ本格化を見せている。そもそも、その名馬アフリカンストーリーすらセン馬になって7歳時に世界を制している事からもまだまだ伸びシロはありそうだ。中長距離路線をメインに長い活躍が期待できる。
血統構成
ステイゴールド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ゴールデンサッシュ | ディクタス | Sanctus | |
Doronic | |||
ダイナサッシュ | ノーザンテースト | ||
ロイヤルサッシュ | |||
ブリクセン | Gone West | Mr.Prospector | Raise a Native |
Gold Digger | |||
Secrettame | Secretariat | ||
Tamerett | |||
Danish | デインヒル | Danzig | |
Razyana | |||
Tea House | Sassafras | ||
House Tie |
兄弟馬
近親馬
特になし
血統評価:1.0pt
半兄にアフリカンストーリーがいるものの日本産駒としては2勝馬が他兄弟にいない当馬。デインヒルにゴーンウエストにステイゴールドのかけあわせてどの国でも走ってきそうな配合。兄弟の安定感からすると微妙だが一発の可能性を加味するとやはりさすがゴドルフィンの血統という良血だろう。
前評判
血統構成が素晴らしく、そこに一発のあるステイゴールドを配合した事で爆発力以上に上手く能力を上位互換した様な配合だろう。両親の成長曲線も同じカーブを描くイメージで、馬自体丈夫であれば放っておいてもいずれは結果が付いて来る産駒と言える。セン馬になったのが非常に惜しい良血であるが、その分現役生活を長く送ってタイトルを幾つも積み重ねて行く可能性は十分に高い。
馬名の意味
アフリカの黄金
偉大な兄と父の馬名を掛け合わせたネーミング。
2着:タイセイトレイル 牡4 (戸崎圭太)
3着:アフリカンゴールド セ4 (C.ルメール)
レースタイム:2:31.5(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:33.8