みやこステークス直前

 
霧の中でも馬なりで及第点の動きを見せたアナザートゥルー...

霧の中でも馬なりで及第点の動きを見せたアナザートゥルース(手前)

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成績からも読み解ける様に、基本的には叩き良化型のアナザートゥルース。陣営もそれは認識しており、チャンピオンズカップに向けたステップレース的位置付けが強い1頭だろう。それでも捨てレースという訳ではなく、ある程度の仕上がりで臨んでいる事は確か。逆を言えば、仕上げ切っていない状態でみやこステークスを好走しなければ本番での戦いも厳しいものとなる。器用で立ち回りも上手く、直線に向いた時に好位で追い出しを図るのは想定内。後はそこからどれだけ伸びて来れるかに注目したいところだ。
 

平安ステークス直後

 

2019年5月18日 平安ステークス ダート1900m 京都競馬場

1着:チュウワウィザード 牡4 (川田将雅)
2着:モズアトラクション 牡5 (藤岡康太)
3着:オメガパフューム 牡4 (M.デムーロ)

レースタイム:1:58.1(良)
レース上がり3ハロン:37.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.5
 
内目の枠から道中は馬群に入れて中団やや前のポジションとなったアナザートゥルース。ペース自体、淀み無く流れて途中オメガパフュームが強引に捲って行くと4コーナーで馬群がバラける形に。そこで上手く外のスペースを見つけて進路を確保すると、先に抜け出したオメガパフュームを内から猛追。しかし相手も一枚上。及び届かず、外からもかわされ4着に終わってしまったがメンバーを考えると内容としては十分評価したい走りだった。これなら地方のGⅠレースでも好勝負出来るだろう。
 

平安ステークス直前

 
重賞連勝に向け順調な仕上がりのアナザートゥルース

重賞連勝に向け順調な仕上がりのアナザートゥルース

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キョウエイトルースの血がいよいよ満開の花を咲かせようとしている。サウンドトゥルーの半弟らしく、古馬になってメキメキと頭角を現し始めたアナザートゥルース。ここ数戦の走りを見ても安定感十分で、いよいよ一族のDNAが騒ぎ始めた頃なのだろう。今年に入って4戦、全て馬券圏内に入線ととにかく充実一途。ほぼ同条件のGⅢ戦ならそうそう崩れる心配はいらない。連勝を飾れば帝王賞で兄との対戦が実現なるか?
 

アンタレスステークス直後

 

2019年4月13日 アンタレスステークス ダート1800m 阪神競馬場

1着:アナザートゥルース セ5 (大野拓弥)
2着:グリム 牡4 (浜中俊)
3着:ロンドンタウン 牡6 (吉田隼人)

レースタイム:1:50.8(稍重)
レース上がり3ハロン:37.6
勝ち馬上がり3ハロン:37.2
 
スタートから好枠を利してベストポジションで競馬を進めたアナザートゥルース。内に人気のグリムを見ながらレースを運び、ハイペースも相まって最高のお膳立てとなった前半戦。いつでも動ける状態で前の動向を窺っていると、やはりグリムが先に仕掛けて4コーナーで進出。そのタイミングで上がって行くと、直線でそのグリムをしっかりと捉えて鮮やかな差し切り勝ちを決めた。兄に似て晩成の血がいよいよ覚醒、大野拓弥騎手と共に砂の王道路線を一歩ずつ確かな歩みで進んで行くだろう。
 

プロフィール

 
アナザートゥルース(キョウエイトルース2014)

アナザートゥルース(キョウエイトルース2014)

セン馬

父馬:アイルハヴアナザー
母馬:キョウエイトルース
母父:フジキセキ
所属:高木登厩舎(美浦)
生産:岡田スタッド
馬主:ノルマンディーサラブレッドレーシング

通算成績:16戦6勝(6-5-1-4)
主な戦績:アンタレスステークスなど
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半兄にチャンピオンズカップ勝ち馬サウンドトゥルーや佐賀記念覇者のルールソヴァールがいる血統のアナザートゥルース。砂の重賞馬になるために生まれて来た様な産駒だが、こうして実際にそのクラスまで勝ち上がって来たのだから、母キョウエイトルースの繁殖力を褒めるほか無い。器用な立ち回りが得意で、しぶとく長い良い脚を使うタイプ。余程の不利や調整ミスが無い限りは堅実に走り続けてくれるだろう。まさに馬主孝行を地で行く1頭。
 

血統背景

 
アイルハヴアナザー Flower Alley Distorted Humor フォーティナイナー
Danzig's Beauty
プリンセスオリビア Lycious
Dance Image
Arch's Gal Edith Arch Kris S.
Aurora
Force Five Gal Pleasant Tap
Last Cause
キョウエイトルース フジキセキ サンデーサイレンス Halo
Wishing well
ミルレーサー Le Fabuleux
Marston's Mill
キョウエイヨシノ プラウドデボネア Lyphard
Proud Delta
キョウエイミート クラウンドプリンス
キョウエイオリーブ


 

兄弟馬

 
サウンドトゥルー(キョウエイトルース2010)

サウンドトゥルー(キョウエイトルース2010)

セン馬

父馬:フレンチデピュティ
母馬:キョウエイトルース
母父:フジキセキ
所属:佐藤裕太厩舎(船橋)
生産:岡田スタッド
馬主:山田弘

通算成績:57戦11勝(11-11-15-20)
主な戦績:チャンピオンズカップ、JBCクラシックなど
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ルールソヴァール(キョウエイトルース2012)

ルールソヴァール(キョウエイトルース2012)

セン馬

父馬:フレンチデピュティ
母馬:キョウエイトルース
母父:フジキセキ
所属:高木登厩舎(美浦)
生産:岡田スタッド
馬主:ノルマンディーサラブレッドレーシング

通算成績:24戦7勝 (7-6-0-11)
主な戦績:佐賀記念など
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近親馬

 
特になし
 

血統評価:2.9pt

 
ファミリーには実績馬はいないが母はOP馬を大量に送り出しG1馬含む重賞馬をこれで3頭目。アイルハヴアナザー産駒の重賞馬となった。アイルハヴアナザーは日本のG1兄弟の半兄であるFlower Alley産駒でようやく結果を出したという印象。これは母の血統力だろうから次の登場が必要だろう。今後の兄弟も期待してよさそう。
 

前評判

 
既に兄サウンドトゥルー、ルールソヴァールで実績を積んでいるキョウエイトルース産駒だった事から、ノルマンディーサラブレッドレーシングでは破格の2800万円超えで募集されたアナザートゥルース。それでも、父アイルハヴアナザーも十分過ぎる種牡馬だっただけに、母の繁殖力を考えれば十分に大成を見込めた1頭だっただろう。しかしながら、この血統は漏れなくセン馬になるというのが何とも面白い。
 

馬名の意味

 

もう一つの真実

 
父名の一部+母と兄サウンドトゥルーより連想してネーミング。

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