外差し一気の走りで完勝
2018年10月27日 2歳新馬 芝2000m 京都競馬場
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スタートは五分に出るも内枠で無理に前へは行かず、後方から全体を見渡せるポジションで前半はレースを進めたアックアアルタ。道中上手く外に持ち出すとペースが上がって来た段階で自身もロングスパート。直線でも他馬とは脚色が全く違う走りであっさりと前をかわし、悠々とゴールして1着でデビュー戦を飾った。ルメール騎手も自信満々の騎乗ぶりで、レース前から手応えを掴んでいたのだろう。
アックアアルタ
父ブラックタイドはディープインパクトの全兄、母アガルタはミスアンコールの全妹となり、つまりはワグネリアンと2代目以降が同配合という事になる。とは言え、両親の性質も受け継いでおりキレというよりは持続性の高い脚で勝負するタイプか。全体的な能力のバランスが良く穴が無さそうで、如何なる条件下でも自分の走りはしっかりとこなす安定感のある1頭だろう。
血統背景
ブラックタイド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘアー | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
アガルタ | キングカメハメハ | Kingmambo | Mr.Prospector |
Miesque | |||
マンファス | ラストタイクーン | ||
Pilot Bird | |||
ブロードアピール | Broad Brush | Ack Ack | |
Hay Patcher | |||
Valid Allure | Valid Appeal | ||
Alluring Girl |
兄弟馬
近親馬
血統評価:3.0pt
ブロードアピールのファミリーで母はワグネリアンの母の全妹、父がディープインパクトの全兄であるブラックタイドなので血統構成としては、ほぼワグネリアンと同じで兄弟も安定して走っているので次はディープインパクト産駒もみてみたいという印象。
前評判
プロレタリアトの他、マイネルオフィールやダブルフラットなどの素質馬が上におり稽古の動きも抜群。古馬と併せては喰らいつき、500万クラスの馬には大きく先着する調教からレース前の評価も高かった。何より、ワグネリアンがダービーを制した様に母系の勢いが著しい。そう考えると、サンデーレーシングで2000万円の募集額だった当馬はかなりのお値打ちという印象だ。
馬名の意味
ヴェネツィアの街が満潮の影響で浸水する神秘的な現象
母アガルタ=アアルタ部分の響きが一緒でその連想だろう。
2着:ミトノマルーン 牡2 (幸英明)
3着:サトノライジン 牡2 (和田竜二)
レースタイム:2:05.1(稍重)
レース上がり3ハロン:36.1
勝ち馬上がり3ハロン:35.1