2歳新馬直後
2019年10月27日 2歳新馬 芝1400m 東京競馬場
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ややスタートで立ち遅れたアカノニジュウイチだが、慌てず自分のリズムで追走し道中は10番手前後の外目を気持ち良く追走。ペースは早々に落ち着いて完全な上がり勝負となった1戦で、前の有力勢に分のある流れとなった。それでも絶好の手応えで直線を迎えると、馬なりのまま前の先行集団を捉えるアカノニジュウイチ。追い出してから更に加速すると、先に抜け出したシネマトグラフやマカロンパフェを置き去りにする豪快な末脚で圧勝劇を飾って見せた。これは相当なパフォーマンスで、マイルまでなら重賞戦線でも戦えそうな逸材だろう。
アカノニジュウイチ
母データはアルゼンチンのGⅠで活躍した牝馬で、その兄弟や母も重賞戦線を賑わせた名門の一族である。日本に持ち込まれてからなかなか大きな結果が出ていなかったものの、いつ大物を出してもおかしくない下地ではあるだけに種牡馬の爆発力待ちという存在。そういう意味で、ディープインパクト産駒で大成はしなかったが、全兄ブラックタイドに切り替えたポイントは非常に面白い配合と言えるだろう。
血統構成
ブラックタイド | サンデーサイレンス | Halo | Hail to Reason |
Cosmah | |||
Wishing Well | Understanding | ||
Mountain Flower | |||
ウインドインハーヘア | Alzao | Lyphard | |
Lady Rebecca | |||
Burghclere | Busted | ||
Highclere | |||
データ | Roy | Fappiano | Mr.Prospector |
Killaloe | |||
Adlibber | Never Bend | ||
Ivy Hackett | |||
Dama Imperial | Mariache | Dancing Moss | |
Margaret | |||
Dama Nortena | Majestic Prince | ||
Dame Du Nord |
兄弟馬
近親馬
血統評価:1.0pt
母は亜G12着馬でそこにディープやハーツクライ産駒であと一歩産駒は多数だしているが当馬はブラックタイド産駒。血統構成から考えると期待値は下がるわけだが新馬のパフォーマンスはめをみはるものがあったので期待してよさそう。兄弟実績からもある程度の期待はしてよさそうだろう。
前評判
ノーザンファーム生産でブラックタイド産駒、如何にも当たれば大きそうな配合だが総合的に上の兄弟は堅実な走りを見せておりある程度の計算は立ちそうなイメージ。アルゼンチンの活躍牝馬にディープインパクト=ブラックタイドという配合自体は王道中の王道であり、そういう意味でもこの馬が活躍する事自体は何ら不思議ではない。後はどこまで化けるか、であるが新馬の内容からして少なくともオープンクラスまで行く事は間違いない。
馬名の意味
赤の21
意味深なネーミングだが、恐らくカジノのルーレットから引用か。
2着:マカロンパフェ 牝2 (岩田康誠)
3着:シネマトグラフ 牝2 (C.ルメール)
レースタイム:1:22.7(良)
レース上がり3ハロン:34.0
勝ち馬上がり3ハロン:32.9