2017年5月11日 更新

キタサンブラック他、日本調教馬の5頭が凱旋門賞に登録

2017年10月1日(日)、フランスのシャンティイ競馬場で行われる凱旋門賞にキタサンブラックなど日本調教馬から5頭の登録がありました。各馬の血統・成績を参考に勝機や遠征のプラン等について検証して行きたいと思います。

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キタサンブラックとサトノダイヤモンドが挑戦

現在、大阪杯と天皇賞春を連勝中、宝塚記念で春の古馬三冠を狙うキタサンブラックや昨年末のグランプリホースであるサトノダイヤモンドなど、計5頭の日本馬が凱旋門賞に登録した様です。

そこで、今回は各馬の詳細や様々なファクターを元に、同レースでの戦い方や予想されるローテーションなど含めて考察して行きますのでどうぞご参考下さい。
キタサンブラック 牡5歳

キタサンブラック 牡5歳

父馬:ブラックタイド
母馬:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
所属:清水久詞厩舎(栗東)
生産:ヤナガワ牧場(日高町)
馬主:大野商事

通算成績:16戦10勝(9-2-3-1)
主な戦績:2017年大阪杯、天皇賞春など
via google imghp
現役最強馬に君臨するキタサンブラックが遂に凱旋門賞へ挑戦します。天皇賞春では驚異的なレコードで快走し大阪杯に続くGⅠ連勝、次走の宝塚記念ではほぼ春の古馬三冠達成は間違いないかと思います。そして、その宝塚記念での内容次第でフランス遠征の是非が問われる予定となっているみたいですね。

ちなみに、個人的にはこれまで凱旋門賞に挑んだどの馬よりもレースとの相性が良いと推測します。というのも、キタサンブラックは逃げがメインの先行押し切りタイプ。現地競馬は一瞬のキレ味よりも絶対的な先行力と最後まで脚を使い続けられるスタミナ&持久力が求められます。その点、全てが超一流レベルの同馬は更に当たり負けしない馬格という事も含めてかなりチャンスがあるのではないでしょうか。

唯一懸念されるのは宝塚記念の激戦後でお釣りがあるかどうか。体調面の心配は1番に上がって来ますよね。それに加えて、管理する清水久詞厩舎に遠征経験が乏しい点も気掛かりではあります。
サトノダイヤモンド 牡4歳

サトノダイヤモンド 牡4歳

父馬:ディープインパクト
母馬:マルペンサ
母父:Orpen
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:里見治

通算成績:10戦7勝(7-1-2-0)
主な戦績:2016年菊花賞、有馬記念など
via google imghp
キタサンブラックに並んで現役最強馬の座を争うサトノダイヤモンド。先の天皇賞春ではまさかの3着に敗れ不完全燃焼感があるものの、陣営はあくまでも前向きに捉えている様です。確かに、元々が中距離ベストの馬で3200mのレコード決着ではさすがにこれまでのパフォーマンスは発揮出来なかったのかもしれません。

その後、予定していた宝塚記念を回避すると発表。陣営の目的はあくまでも凱旋門賞にある様で、『この休養で更にサトノダイヤモンドの成長を促したい』とコメントしていました。さすがに馬の育成に定評のある池江泰寿調教師、と言った所でしょうか。オルフェーヴルで2年連続凱旋門賞2着の実績を誇り、遠征ノウハウがあるというアドバンテージはキタサンブラックより大きい筈です。

サトノダイヤモンド自身もスタート、道中、終いの脚と全てにおいて文句の付けようがない完成型の馬。現地を知り尽くすルメール騎手が鞍上という事も心強いですよね。勝機は十分。

その他、サトノノブレスやカデナなど3頭も登録

サトノノブレス 牡6歳

サトノノブレス 牡6歳

父馬:ディープインパクト
母馬:クライウィズジョイ
母父:トニービン
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:メジロ牧場(洞爺湖町)
馬主:里見治

通算成績:31戦6勝 (6-5-5-15)
主な戦績:2016年中日新聞杯、鳴尾記念など
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里見オーナーの所有馬でもう1頭、サトノノブレスも同時登録がありました。これは完全にサトノダイヤモンドの帯同馬扱いでしょう。遠征の際にサトノダイヤモンドのメンタルをサポートする面と、更にレースではアシスト的役割も担います。ちょうど昨年末の有馬記念でサトノダイヤモンドのライバルだったキタサンブラックにサトノノブレスが競りかけて行ったシーンが分かりやすい例ですよね。いるといないとではサトノダイヤモンドの戦い方が全然違います。さすが、“TEAM池江”。
カデナ 牡3歳

カデナ 牡3歳

父馬:ディープインパクト
母馬:フレンチリヴィエラ
母父:フレンチデピュティ
所属:中竹和也厩舎(栗東)
生産:グランド牧場(新ひだか町)
馬主:前田幸治

通算成績:6戦3勝(3-2-0-1)
主な戦績:2016年京都2歳ステークス、2017年弥生賞など
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現3歳世代のクラシック有力候補であるカデナ。期待された皐月賞では内枠とレコード決着の芝が合わずに無念の敗退。しかし、日本ダービーでの巻き返しを期して虎視眈々とクラシックの頂点を目指しています。オーナーの意向で一応の登録があり、厩舎的には恐らく日本ダービーを勝つ事が出来れば遠征の検討に入るという位の感覚でしょう。仮に出走すれば3歳の斤量面で少しは有利に働くかと。
クリンチャー 牡3歳

クリンチャー 牡3歳

父馬:ディープスカイ
母馬:ザフェイツ
母父:ブライアンズタイム
所属:宮本博厩舎(栗東)
生産:平山牧場(静内町)
馬主:前田幸治

通算成績:4戦2勝(2-0-0-2)
主な戦績:2017年すみれSなど
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このクリンチャーもサトノノブレスと同様に、カデナの帯同馬として登録した感じでしょうか。が、実はこの馬、皐月賞で最も強いレースをしたと感じた位に潜在能力が高い1頭です。あのハイペースを自分から動いて行って4着に粘り込んでますからね。案外、日本ダービーもカデナよりチャンスがあるかもしれません。それでもし勝ったとしたら、帯同馬のポジションがカデナと逆転する可能性も??w

まとめ

以上、凱旋門賞に登録のあった各馬の紹介と諸々のまとめでした。

今年はサトノダイヤモンドの遠征が確定。無事に出国出来れば、恐らく前哨戦を1戦挟んでから本番へという感じでしょうか。現在ロンシャン競馬場が改修工事中という事で、昨年のマカヒキと同じくシャンティイ競馬場で行われるニエル賞辺りが有力かと思います。

そして注目のキタサンブラックは宝塚記念の内容次第で、まだ決定という訳ではありません。ですが前述にもある通り、過去に挑戦したタイプとは全く違う初めての逃げ・先行馬という事で、是が非でも全盛期の間に挑戦してもらいたいのが本音です。先ずは宝塚記念を圧勝してもらいましょう。

後の3頭はあくまでもサブ的な感覚なので出れば応援するといった具合です。いずれにせよ、こうして毎年の様に凱旋門賞に挑戦する馬が出て来るのは日本競馬のレベルが上がった証拠。昔に比べると本当に凄い事です。これを当たり前と思わずにしっかりと日本から全力で応援したいと思います、押忍。
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