2017年5月23日 更新

”破天荒”ラニ、ドバイWCの前哨戦で惨敗...世界のムーアも為す術なし

3月25日に行われるドバイ国際競走の一つであるドバイワールドカップ(GⅠ)の前哨戦マクトゥームチャレンジラウンドⅢ(GⅠ)に日本のラニが出走。異国の地で圧勝劇が期待されたものの、結果は8頭立ての6着に終わった。

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ゲート拒否&出遅れ.....散々な結果にムーアもお手上げ

ドバイワールドカップへ選出されるには、今回のマクトゥームチャレンジラウンドⅢでの好走が絶対条件だったラニ。必勝を期してこのドバイ遠征では新コンビにR.ムーア騎手を迎え、松永幹夫調教師をはじめとする陣営サイドも万全の状態に仕上げたはずだった・・・。

2017年マクトゥームチャレンジラウンドⅢ(GⅠ)

主催者:ドバイレーシングクラブ
競馬場:メイダン競馬場
距離:ダート2000m
賞金総額:400,000米ドル
1着賞金:240,000米ドル

~レース結果~
1着=ロングリバー(牡7・UAE)
2着=スペシャルファイター(牡6・UAE)
3着=フリアクルサーダ(牝5・UAE)
4着=ムーヴアップ(牡4・UAE)
5着=トリプルナイン(牡5・韓国)
6着=ラニ(牡4・日本)
7着=セカンドサマー(セ5・UAE)
8着=ミズバー(セ8・UAE)
ところが、ラニはゲート入りを嫌がり、挙句の果てには出遅れてしまう始末。レース前にムーア騎手が松永師に対して、『馬場は完全に前が有利』と入念に作戦を立てたようにラニを懸命に前へ促すが行き脚は全くついていかず。仕方なく先行勢から大きく離れた後方でレースを進めるが、勝負所に入ってもラニにスイッチが入ることはなかった。

結局、勝った地元のロングリバーからは大きく離され惨敗。これでドバイワールドカップ参戦はほぼ不可能になった。レース後に松永師は『走っていない。敗因は気持ちかな』と首を傾げたが、ラニはレースを積むに連れて気性が悪くなっている気がする。このままでは再び惨敗を繰り返す可能性が高いが、果たして更生することはできるのか・・・。
ラニ 牡4歳

ラニ 牡4歳

父:Tapit
母:ヘヴンリーロマンス
母父:サンデーサイレンス
調教師:松永幹夫(栗東)
馬主:前田葉子
生産者:North Hills Co. Limited

通算成績:13戦3勝
主な勝鞍:16'UAEダービー(GⅡ)
via google imghp

ムーア『Sorry』

ラニの調教助手を務める丸内永舟さんが反省の弁を連発。松永厩舎にスタッフにとってラニの問題は永遠に頭を悩ませるものかもしれない。

そして、”世界No.1ジョッキー”と名高いR.ムーア騎手でさえも為す術がなかったラニの破天荒ぶり。ムーア騎手は『Sorry』と謝ることしかできなかったようだが、これは誰が乗っていても同じ結果になっていただろう。今後ムーア騎手が再びラニとコンビを組むことはあるのだろうか??すでにムーア騎手が嫌気を差した可能性も高いが・・・。

まとめ

スピードゼロ、走る気ゼロ、人の言うこと聞く気ゼロと、あまりにも酷すぎるラニの現状。一部では、『もともと弱いんだから仕方ない』『今は500万条件でも勝てない』と散々な言われようで、まずは気性面を改善することに時間を費やした方がいいのかもしれない。このままでは今後も惨敗を繰り返す可能性が高く、こういうタイプは完全にやる気を失くしたら再浮上するのは難しいだろう。是非とも陣営にはラニの身の丈に合ったレース選択をしてもらいたいものだ。

とは言え、血統は素晴らしく、いつ大化けしてもおかしくない。己に打ち勝って成長したするんだ!!ラニ!!!
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BRIAN BRIAN