2016年5月24日 更新

干された!?名手岩田康誠の存在感がない件

ここ数年の競馬界のトップに君臨していた岩田康誠。馬の上で豪快に鞭を振るう騎乗スタイルとゴール前でもうひと伸びさせる技術や他のジョッキーたちは躊躇するような狭いスペースをどんどん突いてくる度胸は馬主や調教師だけではなく、馬券を買うファンにも頼もしい存在だった。

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岩田康誠

岩田康誠

2015年は重賞13勝と素晴らしい成績をあげているが、G1はレッツゴードンキで制した桜花賞のみ。大舞台での圧倒的な存在感が魅力な騎手だけにファンの間では少し物足りないといった声が。
大一番での勝負強さが光り、2012年には武豊騎手(05.06年)、安藤勝己騎手(07年)、池添謙一騎手(11年)に続く年間G1勝利6勝という記録を打ち立てた。2012年にジェンティルドンナを牝馬三冠に導き、ジャパンカップでは当時の日本最強馬オルフェーヴルを撃破、ジェンティルドンナはこの年の年度代表馬に選ばれた。自身は最多勝利騎手と最多賞金獲得騎手となり、まさに岩田騎手の独壇場だった。また2013にはG1未勝利だったロードカナロアでスプリンターズステークスを制覇、引退するまで手綱をとり、香港スプリント2連覇などG1・6勝の名馬へと導いた。

これが最大の原因??度重なる不運

そんな岩田騎手だが競馬ファンの間ではかなりラフプレーが多いことでも有名で、勝つことに貪欲なゆえに危険な騎乗をしてしまい、競馬関係者や騎手仲間に怒られることもしょっちゅうあるみたいだ。
2012年NHKマイルカップの最後の直線で岩田騎手騎乗のマウントシャスタが急激に斜行した。この影響を受けたシゲルスダチに騎乗していた後藤浩輝騎手が落馬、頚髄不全損傷の重傷を負ってしまった。この一件から岩田騎手の危険すぎる騎乗が話題となり、猛烈な批判を受けた。後藤騎手は4ヶ月後に復帰したが、復帰初日に再び落馬してしまい、離脱を余儀なくされたが、2013年10月5日に再び復帰し、復帰後重賞勝利をあげた。
しかし、2014年4月27日の東京競馬場10レースで後藤騎手が騎乗していたジャングルハヤテが斜行してきたリラコサージュにぶつかり落馬、このときリラコサージュに騎乗していたのが岩田騎手だった。後藤騎手は再び頸椎骨折の重傷を負う。2度も落馬に絡んでしまった岩田騎手には競馬ファンのみならず調教師や騎手からも批判の声が多くあがってしまった。なかには責任をとって引退するべきとの意見も。その後11月22日に再び復帰した後藤騎手だが、翌年の2015年2月27日に自宅で自殺しているのを発見された。相次ぐ落馬事故で自信を無くしてしまったのが原因という噂が。
騎手の一分

騎手の一分

元騎手・藤田伸二が出した競馬界の暴露本。
このなかで「岩田の乗り方は絶対に認めない」と言い切っている。
これを機に世間の岩田騎手に対する見方はすっかり変わってしまった。激しく追うスタイルや危険な騎乗をすることで「馬が壊れる」といって乗せたがらない調教師や馬主が出てきているようだ。本人もよっぽど気にしているのか全盛期の思い切ったイン突きや馬の上でトントンと尻をつける独特の騎乗フォームはあまりみられなくなり、少し迷いが出ている気がする。
「もうとにかくキョロキョロしすぎ 馬群を割れなくなってる」
「ここまで好不調の差が激しい騎手もなかなかいないよな」
「4角で仕掛けて失速が多すぎる 勝ちたい気持ちはわかるけども…」
「最近後ろ気にしすぎ 何か見えてるのかもしれん」
「最近岩田のインつき決まってるのあまり見かけない」
もう一つは外国人騎手に有力馬が集まることだろう。かつて岩田騎手に多くあった騎乗依頼も今ではミルコ・デムーロ騎手とクリストフ・ルメール騎手や若手の実力派ジョッキーに集まっている。決して技術では負けているわけではないが、調教師や馬主側の信頼はそちらのほうが高いようだ。今後、いかに信頼を取り戻せるかが重要になりそう。
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BRIAN BRIAN