2017年4月14日 更新

アルバートは新コンビ川田騎手で春盾へ...戸崎騎手は府中で無双確定

ステイヤーズS(GⅡ)連覇など長距離重賞3勝を挙げるアルバートが、新コンビに川田将雅騎手を迎えて天皇賞・春(4月30日)に参戦することが決まった。一方、有力だった戸崎圭太騎手は裏開催の府中で無双確定となった。

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キタサン撃破へ...新コンビ川田を背に大物食い狙う

2015年&2016年ステイヤーズS連覇など長距離重賞3勝をマークしているアルバート(牡6歳)が鞍上に川田将雅騎手を迎え、今年で154回目を数える伝統の長距離GⅠ天皇賞(春)(4月30日)に参戦することが決まった。

今年の春盾には、GⅠ4勝のキタサンブラックを筆頭に、昨年の有馬記念馬サトノダイヤモンドに加えて、シャケトラ、シュヴァルグランといった初GⅠタイトルを狙うライバルも出走を予定しており、同レース昨年6着のアルバートにとっては再び苦戦を強いられそうだが、得意の長丁場なら付け入る隙があるかもしれない。
アルバート(牡6歳)

アルバート(牡6歳)

父:アドマイヤドン
母:フォルクローレ
母父:ダンスインザダーク
調教師:堀宣行(美浦)
馬主:林正道
生産者:ノーザンファーム
通算成績:23戦8勝
via google imghp
川田騎手とのコンビは今回が初となり、アルバートにとっては9人目の騎手となる。過去に騎乗経験のあるR.ムーア、J.モレイラの両騎手は他国でプレーしているため不在、C.ルメール騎手もデビューからコンビを組むサトノダイヤモンドに先約があるため騎乗できない。となると、鞍上は戸崎圭太騎手一本に絞れられていたが、本人は裏開催の府中でプレーすることを希望。そのため、川田騎手に今回白羽の矢が立った模様。

川田騎手×堀厩舎のコンビは一昨年の安田記念をモーリスで制するなど実績と信頼は十分。外国人騎手を好むことで知られる堀調教師にとっては数少ない日本人騎手の一人でもある。
川田将雅騎手&堀宣行調教師

川田将雅騎手&堀宣行調教師

◆川田将雅(栗東・フリー)
出身地:佐賀県
生年月日:1985年10月15日(31歳)
身長:157cm
体重:45kg
血液型:B型

主な騎乗馬:キャプテントゥーレ・ビッグウィーク・ジェンティルドンナ・ハープスター・ラキシス・モーリス・ラブリーデイ・マカヒキなど

◆堀宣行(美浦)
出身地:千葉県
生年月日:1967年11月9日(49歳)

主な管理馬:ジャガーメイル・キンシャサノキセキ・リアルインパクト・ストロングリターン・モーリス・サトノクラウン・ドゥラメンテなど
via google imghp

戸崎圭太は裏開催で無双確定

堀調教師御用達のR.ムーア騎手が不在のため、春盾でのアルバートの鞍上は騎乗経験のある戸崎圭太騎手が最有力だったが、戸崎騎手は府中でプレーする希望し、すでに多くの騎乗馬を確保している模様。しかも、その週は京都、東京、新潟の3場開催のため、恐らく府中にいる有力騎手はそう多くない。戸崎騎手レベルなら容易に多くの有力馬を確保できはずだし、こういった空き巣状態を狙うのがリーディング獲得の要因なのかもしれない。
戸崎圭太騎手

戸崎圭太騎手

出身地:栃木県
生年月日:1980年7月8日(36歳)
身長:158cm
体重:44.3kg
血液型:B型

主な騎乗馬:リアルインパクト・レッドリヴェール・ベストウォーリア・ジェンティルドンナ・ストレイトガールなど
2014年から2016年まで3年連続リーディングを獲得するなど名実ともに日本のトップに君臨している戸崎騎手だが、実はほとんど遠征をしない騎手としても有名である。相当勝負のかかった有力馬でなければ関西圏へ足を運びことはなく、圧倒的にホームの関東での騎乗が多い騎手でもある。

戸崎騎手は自らお手馬を持つことに前向きでないようだ。それは一頭だけにスケジュールを合わせているとリーディング争いに影響するからだろう。そのため、「勝ち星は多いが、これといった代表馬はいない」のが戸崎騎手の特徴でもあるのかもしれない。
同じ関東所属の有力騎手がGⅠに合わせて関西へ行くため、同日は”空き巣状態”が予想される。戸崎騎手はあえてそこに残ることで多くの有力馬に乗って勝ち星を量産しようと考えているのだ。

是非とも天皇賞(春)当日は裏開催の府中にも注目してもらいたい。きっと高い確率で戸崎無双しているはず。

ネットでの反応は・・・

「勝ち目もないのにわざわざ関西行くのは馬鹿馬鹿しいもんな」

「こうでもしないとリーディングなんて無理なんだから許してやれよ」

「数年前に内田がやっていたことを踏襲しているだけ」

「キタサンとサトノいたら勝負ならんから賢明な判断だろ」

「自らその日は府中で空き巣しますと宣言したようなもんだな」

まとめ

戸崎騎手の”お留守番作戦”について賛否両論あるが、個人的にはアルバートだけに乗りにいくよりは、より一層チャンスのある裏開催でプレーするのも一つの判断としては悪くない気もする。

現在、リーディング争いにおいて1位のM.デムーロ騎手に対して15勝差の3位と甘んじているため、こういった時が差を詰めるには大きなチャンスだろう。一方で、「なぜそんなことしてまでリーディングにこだわるのか?」と疑問視するファンの声もまぁまぁ納得できる。それは騎手本人の価値観かもしれないが、とにかく戸崎騎手はリーディングを獲ってこその騎手なのだ。

とはいえ、新たに川田騎手とコンビを組むことになったアルバートには、キタサンブラック、サトノダイヤモンド相手にアッと言わせる走りを期待したいものだ。
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BRIAN BRIAN