2017年4月28日 更新

2017年天皇賞春の出馬表&予想

淀の舞台で繰り広げられる古馬の長距離最強決定戦、天皇賞春(GⅠ、4歳上、芝3200m)。昨年の年度代表馬キタサンブラックとグランプリホースのサトノダイヤモンドが激突、2強の頂上対決が見ものだ。発走は15時40分。

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独自予想

◎サトノダイヤモンド

サトノダイヤモンド 牡4歳

サトノダイヤモンド 牡4歳

父馬:ディープインパクト
母馬:マルペンサ
母父:Orpen
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:里見治

通算成績:9戦7勝(7-1-1-0)
主な戦績:2016年菊花賞、有馬記念など
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現役最強馬の呼び声が高いサトノダイヤモンド。それを決定的なものにする為にも今回のレースでキタサンブラックには引導を渡したい筈だ。昨年末の有馬記念で勝利したものの、世間的には“サトノ&池江厩舎のチームプレーによるもの”という評価で留まっている。ディープインパクト産駒最高傑作のプライドがそれだけは許さない。前走の阪神大賞典では名ステイヤーのシュヴァルグランを子供扱いするレベル。不安視されている距離も全く問題なく、後は外枠から発走する不利をルメール騎手がどうカバーするかだけだろう。いずれにせよ勝つ事はほぼほぼ確定と見て良い。

◯ゴールドアクター

ゴールドアクター 牡6歳

ゴールドアクター 牡6歳

父馬:スクリーンヒーロー
母馬:ヘイロンシン
母父:キョウワアリシバ
所属:中川公成厩舎(美浦)
生産:北勝ファーム(新冠町)
馬主:居城寿与

通算成績:19戦9勝(9-2-2-6)
主な戦績:2015年有馬記念など
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前走の日経賞では不可解な負け方をしたゴールドアクター。更に距離の不安視や関西での好走経験が乏しい事、気性面での心配などが重なりかなり人気を落としている。しかし、よく考えてみると昨年の天皇賞春では堂々の1番人気に支持された馬。その時はパドックからイレ込みが激しく既にレース前から敗戦は目に見えていた。1年経った今回はメンタルも成長しているだろうし、何より奇才・横山典弘騎手に乗り替わったのが不気味に映って仕方がない。当日の気配次第にはなるが、有馬記念でサトノダイヤモンド&キタサンブラックと接戦している様に、この2頭を逆転出来るとしたら唯一ゴールドアクターの大金星だけだ。

▲レインボーライン

レインボーライン 牡4歳

レインボーライン 牡4歳

父馬:ステイゴールド
母馬:レーゲンボーゲン
母父:フレンチデピュティ
所属:浅見秀一厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:三田昌宏

通算成績:15戦3勝(3-3-3-6)
主な戦績:2016年菊花賞2着など
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まさに単穴向きのレインボーライン。鞍上のデムーロ騎手とあいまって勝つか負けるかの思い切った競馬をして来そう。元々、昨年の菊花賞ではサトノダイヤモンドに続く上がりを繰り出し2着に好走している様に、ステイゴールド産駒は距離が長くなればなる程に食指が動く。外枠を引いた事はややマイナス材料だが、前走の日経賞では内ラチ沿いをジッと我慢して追走させ天皇賞春に向けた予行演習を行っていたと判断する。デムーロ騎手の大舞台での勝負強さをまた今回も見せ付けられるかと思うと、頭の勝負も一考しておきたい所か。

△シャケトラ

シャケトラ 牡4歳

シャケトラ 牡4歳

父馬:マンハッタンカフェ
母馬:サマーハ
母父:シングスピール
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:6戦4勝(4-1-1-0)
主な戦績:2017年日経賞など
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最大の惑星と言えばこのシャケトラだろう。デビューからまだ僅か6戦のキャリアでGⅡ日経賞を制覇。正直、完成はまだまだ先と思っていたが、道中ほぼ後方の位置か4コーナー手前でロングスパートをかけると一気に先頭集団を飲み込んでの勝利。もはやそのパフォーマンスは既にGⅠクラスのものがあり、キタサンブラック・サトノダイヤモンドと未対戦という未知の可能性が何とも頼もしい。絶好調の関東リーディング田辺裕信騎手がまたもアッと言わせるシーンを見せるかもしれない。

△キタサンブラック

キタサンブラック 牡5歳

キタサンブラック 牡5歳

父馬:ブラックタイド
母馬:シュガーハート
母父:サクラバクシンオー
所属:清水久詞厩舎(栗東)
生産:ヤナガワ牧場(日高町)
馬主:大野商事

通算成績:15戦9勝(9-2-3-1)
主な戦績:2015年菊花賞、2016年天皇賞春、ジャパンC、2017年大阪杯など
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実績だけなら最上位のキタサンブラック。前年の覇者であり、前走の大阪杯も完勝。本来ならサトノダイヤモンドと並べて考えなくてはならない1頭だが、やはり今回は天皇賞春の1番人気10連敗というジンクスがどうも引っ掛かる。あのオルフェーヴルやゴールドシップ、キズナなどが負けた事を考えるとキタサンブラック自体も絶対の信用は置けない。ちなみに京都競馬場で3勝しているものの、カレンミロティックやアドマイヤデウスに僅差まで迫られている事を考えると他のコースよりややパフォーマンスが落ちる印象だ。

△シュヴァルグラン

シュヴァルグラン 牡5歳

シュヴァルグラン 牡5歳

父馬:ハーツクライ
母馬:ハルーワスウィート
母父:Machiavellian
所属:友道康夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:佐々木主浩

通算成績:18戦6勝(6-4-4-4)
主な戦績:2016年阪神大賞典、アルゼンチン共和国杯など
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そもそも伏兵と言うのは失礼な程に十分な有力候補の1頭である。昨年も不利を受けながら3着に入線するなど、長距離戦に関しては無類の安定感を誇る生粋のステイヤーだ。前走の阪神大賞典でもサトノダイヤモンドに勝負を仕掛けて最後まで食い下がるシーンを見せた。多頭数となり乗り難しくなる京都コースでは、騎手次第でその差も逆転可能な余地がまだ残されている。ハーツクライ産駒の長距離適性をまざまざと見せつけるチャンス。佐々木オーナーの勢いと強運にもあやかりたい所だ。

出馬表&レーティング&予想オッズ

想定RR:115.1

サトノダイヤモンドが唯一120オーバーでこの距離でも力差でねじ伏せるだろう。キタサンブラック、シャケトラ、シュヴァルグラン、ディーマジェスティ、ゴールドアクターが115と一段階下のラインで続くのでこのあたりで上位決着するだろう。サトノダイヤモンド軸で良い。
   
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 大川 小野寺 田中 予想オッズ
1 シャケトラ 牡4 58.0 田辺裕信 114.5 8.1
2 ラブラドライト セ8 58.0 酒井学 103.0 202.7
3 キタサンブラック 牡5 58.0 武豊 116.5 2.1
4 スピリッツミノル 牡5 58.0 幸英明 103.1 233.0
5 ファタモルガーナ セ9 58.0 浜中俊 106.9 279.8
6 シュヴァルグラン 牡5 58.0 福永祐一 114.4 7.7
7 アルバート 牡6 58.0 川田将雅 113.2 20.1
8 タマモベストプレイ 牡7 58.0 吉田隼人 103.4 180.0
9 ディーマジェスティ 牡4 58.0 蛯名正義 114.6 37.1
10 アドマイヤデウス牡6 58.0 岩田康誠 110.5 76.3
11 プロレタリアト 牡5 56.0 杉原誠人 90.0 1430.1
12 ゴールドアクター 牡6 58.0 横山典弘 114.7 19.2
13 トーセンバジル 牡5 58.0 四位洋文 109.6 58.1
14 ワンアンドオンリー 牡6 58.0 和田竜二 107.1 254.2
15 サトノダイヤモンド 牡4 58.0 C.ルメール 122.4 2.6
16 レインボーライン 牡4 58.0 M.デムーロ 110.6 17.7
17 ヤマカツライデン 牡4 58.0 松山弘平 104.5 262.7


編集部内の見解

本命は、サトノダイヤモンド。現役馬1強の彼がすんなり勝ってくれるだろう。あとは2、3着想定で良いのだがしいて対応にするなれば力差ない中で鞍上強化でゴールドアクターにした。シャケトラ、キタサンブラック、シュヴァルグラン、レインボーラインの上位馬で手堅く決まるだろう。(大川)
◎シュヴァルグランは枠、血統、距離ともに一番信用できる。あとは鞍上が勝ちにいけるか。◯サトノダイヤモンドは地力ならメンバートップ。ルメールの乗り方次第。▲レインボーラインも枠だけが不安だがこちらもサトノダイヤモンド同様鞍上の捌き一つで上位争い必至。(小野寺)
正直、サトノダイヤモンドが頭1つ抜けていると思うが…それでも外枠&ルメールの勝負弱さを嫌って対抗に。キタサンブラックは1番人気10連敗の悪夢を引きずりそうで連下まで。この2頭に勝つなら最内の絶好枠を引いたシャケトラ以外いない。幸い、高速の上がり勝負にもならなさそうな展開が予想されるだけに田辺裕信騎手の一発をまた拝みたいという気持ちで本命に推す。地味にゴールドアクターの横山典弘騎手が不気味過ぎて単穴に上げておいた。後は実績のある各馬に印を伸ばして数十万円の波乱決着を期待したい。(田中)
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競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部