2017年4月28日 更新

武豊騎手好調の理由は社台グループとの復縁が影響?!

今年の桜花賞でリスグラシューに騎乗して2着、さらには皐月賞でも12番人気ダンビュライトに騎乗して3着に入り、三連単100万円超えの大波乱の立役者となった武豊騎手。シーズン開幕から好調を維持している理由は一体何なのだろうか・・・。

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武豊騎手、クラシック一冠目はどちらも馬券内

今年から新たにGⅠへ格上げされた大阪杯にキタサンブラックと参戦し、1番人気に応え見事に初代王者に導いた武豊騎手。

さらに翌週の桜花賞では3番人気に推されたリスグラシューで2着に食い込むと、続く皐月賞でも12番人気の伏兵ダンビュライトに騎乗して3着に食い込む神騎乗を披露した。

今春の武豊騎手のGⅠ成績は、コパノリッキーと挑んだフェブラリーSでこそ14着に終わったものの、それ以外は全て3着以内と上々の結果。重賞全体で言えば、京都金杯、シルクロードS、中山牝馬Sを制しており、大阪杯を合わせて4勝している。
2017年桜花賞(GⅠ)

2017年桜花賞(GⅠ)

2着に敗れ引き揚げるリスグラシューと武豊騎手
via google imghp
今後、ダービーではダンビュライト、オークスではリスグラシューとコンビ継続が決まった武豊騎手。特にリスグラシューは、デビュー当初からオークス向きのタイプと言われており、武豊騎手は1996年のエアグルーヴで制して以来、21年ぶり通算3勝目のオークス制覇を狙う。

好調維持の理由は大物グループとの”復縁”

今年は牡馬・牝馬ともにチャンスのある有力馬で順調にクラシックに参戦している武豊騎手だが、これには日本競馬を牽引する大物グループとの”復縁”がかなり大きく影響しているという声が出ている。
「このダンビュライト、リスグラシューともに社台グループであるノーザンファームで生産された馬で、サンデーレーシングにキャロットファームと所有も社台系。一昔前は武豊騎手と社台グループの間には確執が生じてしまい、一部では有力馬を多数管理する同グループからは干されていると噂されました。そのため、ノーザンファームで生産された馬で武豊騎手がクラシックへ挑むということを感慨深げに見ている人も多いのではないでしょうか」(競馬記者)
日本競馬界で大きな成功を収め、圧倒的な地位を確立している「社台グループ」。その中でも、”北海道から世界に通用する強い馬づくり”をモットーとしている吉田勝己代表率いる「ノーザンファーム」は今や世界最高峰の育成牧場ととも言われており、毎年のようにクラシックの有力馬を送り出している。
ノーザンファーム代表・吉田勝己氏

ノーザンファーム代表・吉田勝己氏

父の吉田善哉氏は社台グループの創設者、兄の照哉は社台ファーム代表及び社台スタリオンステーション代表取締役を務めている
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両者の確執の原因とは??

武豊騎手と社台グループ両者の確執の発端となった2010年の凱旋門賞。同年3月の落馬事故によって鎖骨・腰椎骨折という重症を負った武豊騎手はその年の10月に復帰し、凱旋門賞に社台ファーム生産馬のヴィクトワールピサで挑むことが決まった。これは馬主である市川義美氏の「ユタカが乗れるなら乗せてあげたい」という温情だったらしい。

ところがこのレースでヴィクトワールピサは7着に敗退。これに社台グループの吉田照哉氏が「騎乗ミスだ。ユタカの時代はもう終わった」と憤慨したのが両者の確執の発端ではないかと言われている。
さらに両者の関係をさらに悪化させた2010年のジャパンカップ。それは、1着でゴールしたブエナビスタが審議の結果、斜行によって2着降着となり、進路を妨害されたあ武豊騎手騎乗のローズキングダムが繰り上がりで優勝した際、審議を巡ってレース後に舌禍トラブルがあったと噂された。

しかしブエナビスタ、ローズキングダムともにノーザンファームの生産馬であり、馬主はどちらもサンデーレーシング。馬主、生産者側から怒りを買うことは考えてづらく、後に武豊騎手は否定しているが、ブエナビスタに騎乗していたスミヨン騎手はこの判定に納得いかなかったのか後に自身のブログで痛烈に批判している。おそらくジョッキー同士で揉めたのではないだろうか。
2010年ジャパンカップ(GⅠ)

2010年ジャパンカップ(GⅠ)

最後の直線でブエナビスタが内へ斜行し、後ろにいたローズキングダムを妨害、これによって2着降着となる後味の悪い一戦になった
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そしてこのトラブルを裏付けるかのように、武豊騎手の社台グループ生産馬への騎乗が2011年以降激減している。

ただ一方で、この時期の武豊騎手に社台グループが乗せなくなったのは干したのはなく、単に落馬事故の影響で状態が万全ではなかったから理由もある。

さらにちょうど外国人騎手の活躍が目立った時でもあったため、社台グループはここから一気に外国人騎手へシフトチェンジしていったとも考えられる。

まとめ

武豊騎手は2013年に97勝を挙げて復活を印象付けたが、その内の8勝がノーザンファーム生産馬だった。さらに2014年は86勝中14勝、2015年は106勝中21勝、2016年は74勝中13勝にとどまったが、年々ノーザンファームを筆頭に社台グループ生産馬への騎乗依頼が増えている。

今年はダンビュライト、リスグラシューといったノーザンファーム生産馬だけではなく、エアスピネルをはじめとした社台ファーム生産馬の騎乗依頼も多い。

武豊騎手自身、もう一度リーディングジョッキーになりたいという意気込みは強く、再び大物グループのバックアップが期待できる今ならチャンスは十分にあるのではないだろうか。
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BRIAN BRIAN