2017年4月10日 更新

ゴールドアクターが横山典騎手と天皇賞・春参戦へ

一昨年の有馬記念覇者ゴールドアクターが出走を五分五分としていた天皇賞・春に参戦することが決まった。さらに鞍上は約2年半もの間主戦を務めた吉田隼人騎手からベテラン横山典弘騎手へ乗り替わりとなる。

昨年12着の春盾に横山典弘とともに参戦

5日、ゴールドアクターを管理する中川公成調教師から天皇賞・春(4月30日)に参戦することが正式に発表された。さらに鞍上は約2年半もの間主戦を務めてきた吉田隼人騎手から横山典弘騎手に乗り替わることも決定。
中川師は「前走(日経賞5着)は走っていないですからね。疲れはなかったので使います」と参戦に至った経緯を述べ、「違う面が出ればいいですね」とベテランの手綱捌きに期待を寄せた。

当初、日経賞後は「天皇賞・春は五分五分」としていたが、ゴールドアクター自身のダメージが軽かったことが出走を決めた要因になったようだ。
昨年は日経賞、オールカマーと重賞2勝を果たしたもののGⅠ勝利はなし。連覇がかかった暮れの有馬記念ではサトノダイヤモンド、キタサンブラックというライバルに屈して3着に終わった。

さらに年明け初戦の日経賞でも単勝オッズ1.7倍の断然人気を背負いながらまさかの5着敗退。新興勢力に足下をすくわれる結果になってしまった。それだけに今回はゴールドアクターの復活に期待する陣営の苦渋の決断だったかもしれない。
ゴールドアクター(牡6歳)

ゴールドアクター(牡6歳)

父:スクリーンヒーロー
母:ヘイロンシン
母父:キョウワアリシバ
調教師:中川公成(美浦)
馬主:居城寿与
生産者:北勝ファーム
通算成績:19戦9勝
主な勝鞍:2015年有馬記念(GⅠ)
via google imghp

横山典弘へのスイッチは英断か

天皇賞・春で横山典弘騎手と新コンビを組むことになったゴールドアクターだが、この乗り替わりに対してファンからは賛否両論。「長距離だけに経験豊富なベテランに替わるのはプラス」という意見もあれば、「吉田隼人がヘマしわけでもないのに降ろすのは酷い」と約2年半もの間苦楽を共にした主戦を降板させたことに不快感を示す人も少なくない。
横山典弘騎手といえば、ファンの間では「扱いの難しい騎手」という認識が一般的。追い込み馬でまさかの大逃げを打って勝たせれば、人気馬で最後方からレースをして見せ場なく惨敗する「ヤラズ」「ポツン」といった謎の騎乗を騎乗をする不思議な騎手でもある。

ゴールドアクターの乗り替わりが決まると同時にネットでは「まさかゴールドアクターで大逃げ??」「逆に後方ポツンだろ」とこれまでゴールドアクターが見せたことのない奇策を取る可能性が浮上している。
ゴールドアクターといえば、一昨年の有馬記念で見せたように先行好位から直線鮮やかに抜け出すスタイルが特徴。それが横山典弘騎手に替わった今回は、どのような戦法を取るかはゲートが開いてからでないと誰にも読めない。おそらくゴールドアクターより前に行くであろうキタサンブラックの武豊騎手からすれば不気味と恐怖で仕方がないはずだ。

とある競馬記者は「吉田隼人騎手とは手が合っていましたし、今回の鞍上変更には疑問の声も多いですよ。ただ、そんな中で新コンビとなる横山騎手ですし、何かしらの”作戦”は用意するはずです」と期待を寄せており、これが凶と出るか吉と出るかは全て横山典弘騎手の腕にかかっている。
横山典弘

横山典弘

生年月日:1968年2月23日(49歳)
出身地:東京都府中市
身長:163.0cm
体重:49kg
血液型:O型

主な騎乗馬:メジロライアン・トロットサンダー・サクラローレル・タイキシャトル・セイウンスカイ・ロジユニヴァース・カンパニー・ブエナビスタ・サンテミリオン・ホエールキャプチャ・ワンアンドオンリー・ゴールドシップなど

まとめ

今回のゴールドアクター乗り替わり騒動について、競馬評論家で放送作家の水上学氏は自身のブログで不快感を表している。
ゴールドアクターが横山典騎手に替わって、当初使わないはずだった天皇賞へ出走。なんだかなあ・・・という感じ。吉田隼人はいつヘグった?前走は騎手は何も悪くないがなあ。
水上学

水上学

生年月日:1963年
出身地:千葉県・東京都府中市在住

主な出演番組:競馬予想TV!(フジテレビTWO)・ラジオ日本土曜競馬実況中継(アールエフラジオ日本)
via google imghp
水上氏の言うように前走は吉田隼人騎手の騎乗ミスで負けたとは思えない。むしろ、ゴールドアクターのピークが過ぎたのではないかと個人的には感じている。しかも昨年はパドックからイレ込みんでかなり暴れており、レースではその影響がモロに出たのが惨敗の要因。関西圏への輸送に耐えられるかも疑問であり、ましてや全盛期のような勢いは今はない。この状況ならホームで迎えるキタサンブラックやサトノダイヤモンドに再び後塵を拝する可能性は高く、主戦を降板させた陣営に対する風当たりは一層強くなるだろう。

とは言え、ベテラン横山典弘騎手に有馬記念馬の復活を託す声も多く、全ては同レース3勝の名手の手腕にかかっていると言っても過言ではない。是非とも横山典弘にはゴールドアクターの新味を引き出す奇策でアッと言わせてもらいたいものだ。
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BRIAN BRIAN