2016年12月21日 更新

2016年中山大障害(J.G1・芝4100m) レース展望&注目馬紹介

23日、中山競馬場で行われる”秋のNo.1ジャンパー決定戦”中山大障害(J.G1)。今年は、連覇を狙うアップトゥデイトを筆頭に、春の中山グランドジャンプ覇者オジュウチョウサンなど見応え満載の好メンバーが集結した。

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2015年覇者 アップトゥデイト

2015年 第138回 中山大障害(J.G1)

1着:アップトゥデイト(林満明) / 2人気
2着:エイコーンパス(高田潤) / 5人気
3着:サナシオン(西谷誠) / 1人気
4着:ダンツミュータント(森一馬) / 9人気
5着:ティリアンパープル(山本康志) / 12人気

勝ちタイム:4分37秒9(良)

三連複:2,850円
三連単:28,680円

データ分析

~若い馬が中心~

過去10年の勝ち馬の年齢を見てみると、【4歳馬=4勝】、【5歳馬=4勝】、【6歳馬=1勝】、【7歳馬=1勝】となっており、圧倒的に4・5歳馬が中心。昨年の覇者アップトゥデイトが5歳だったように「若くて勢いのある馬」が狙い目になる。
さらに複勝率まで広げれば、4・5歳馬は30%以上、6歳馬が22.6%、7歳馬が14.8%なのに対して、8歳馬は0%と一頭も馬券内に絡んでいない。

~関西馬が優勢~

過去10年の勝ち馬は、【栗東=7頭】、【美浦=3頭】と関西の所属馬が優勢。
さらに複勝率まで広げれば、過去10年の3着内馬30頭のうち22頭が関西馬で、3着内率は28.6%となっている。対して、美浦の所属馬は12.3%と苦戦を強いられている。やはり今年も関西馬を中心に考えるのがベストだろう。

~前走好走馬が優勢~

過去6年の本レースで3着内に入った馬の18頭中15頭は、前走の着順が【3着内】だった。一方で、前走【4着以下・競争中止】だった馬の複勝率は僅か6.1%とここでの巻き返しの期待は薄い。
昨年の覇者アップトゥデイトも中山GJ(J.G1)→小倉サマーJ(J.G3)と連勝して参戦していることから近走の成績がイマイチな馬は評価を下げても良さそうだ。

注目馬

◆アップトゥデイト(牡6歳)

アップトゥデイト

アップトゥデイト

父:クロフネ
母:リニアミューズ
母の父:トニービン
調教師:佐々木晶三(栗東)
馬主:今西和雄
生産者:ノーズヒルズ
通算成績:26戦7勝
主な勝鞍:'15中山グランドジャンプ(J.G1)・'15中山大障害(J.G1)
via google imghp
昨年、春秋連覇を果たしてJRA賞最優秀障害馬に選出された絶対王者。今年は3戦して未だに勝ちがないが、前走の阪神ジャンプS(J.G3)では、トップハンデを背負いながも2着に入っていることから衰えは感じられない。今回、本レース2連覇を成し遂げる可能性は十分にある。

◆オジュウチョウサン(牡5歳)

オジュウチョウサン

オジュウチョウサン

父:ステイゴールド
母:シャドウシルエット
母の父:シンボリクリスエス
調教師:和田正一郎(美浦)
馬主:チョウサン
生産者:坂東牧場
通算成績:16戦6勝
主な勝鞍:'16中山グランドジャンプ(J.G1)
via google imghp
重賞目下3連勝をマークし、アップトゥデイトと共にジャンプ界のトップに君臨する実績馬。前走の東京ハイジャンプ(J.G2)では、4コーナーから空馬に絡まれるアクシデントがありながらも最後まで脚を伸ばして快勝しており、充実ぶりが目立つ。今回、重賞4勝目へ視界は明るい。

◆ルペールノエル(牡6歳)

ルペールノエル

ルペールノエル

父:アドマイヤムーン
母:サンタママ
母の父:Lear Fan
調教師:藤原英昭(栗東)
馬主:ヒダカ・ブリーダーズ・ユニオン
生産者:大典牧場
通算成績:18戦2勝
主な勝鞍:'16障害3歳上OP
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前走の秋陽ジャンプS(OP)は断然人気を背負ったサナシオンが強すぎた印象。それでも最後までしぶとく脚を伸ばして2着に入ったことから全く悲観する内容ではなかった。今回が初重賞参戦となるが、能力は通用するはずだし、名手・高田騎手を背に安定感抜群の飛越を生かして一発を期待したい。

◆マキオボーラー(牡6歳)

マキオボーラー

マキオボーラー

父:メイショウボーラー
母:パルティシオン
母の父:エルコンドルパサー
調教師:五十嵐忠男(栗東)
馬主:猪野毛雅人
生産者:馬道繁樹
通算成績:22戦4勝
主な勝鞍:'15秋陽ジャンプS(OP)
via google imghp
今夏の小倉サマージャンプ(J.G3)を7馬身差突き放して快勝。前走の東京ハイジャンプ(J.G2)でも2着に好走しており、ここに来て本格化した印象。4番人気に支持された昨年の本レースでは、まさかの11着大敗を喫しているが、地力強化された今年は上位争い濃厚だ。

◆ルートヴィヒコード(牡4歳)

ルートヴィヒコード

ルートヴィヒコード

父:ディープインパクト
母:リトルハーモニー
母の父:コマンダーインチーフ
調教師:長浜博之(栗東)
馬主:G1レーシング
生産者:社台コーポレーション白老ファーム
通算成績:21戦1勝
主な勝鞍:'16障害3歳上未勝利
via google imghp
今年の本レース出走メンバーの中で最も若いルートヴィヒコード。平場でのレースを9戦して昨年12月に障害レースを転向。そこから10戦目で初勝利を挙げた遅咲きタイプだが、近走はOP特別で4着→5着と見せ場を作っている。年齢的にもまだまだこれからの馬で、一線級相手にどこまでやれるかだが、ディープインパクト産駒が芝レースを席巻する今、今度は障害界を制圧してしまう日も近いかもしれない。

まとめ

今年はサナシオン(屈腱炎で引退)、ニホンピロバロン(屈腱炎で休養)、タイセイドリーム(来年へ向け休養)といった主役候補3頭が回避したこともあってやや手薄感が否めない。
それでもアップトゥデイト&オジュウチョウサンのG1ウイナーが参戦することでそれなりの見応えはあるはずだ。

障害レースの一年を締め括る大一番となる今回、まずは全人馬共、無事にゴールしてほしいと願っている。
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BRIAN BRIAN