2017年4月29日 更新

シゲルノコギリザメが調教中の事故で予後不良になっていた

スーパーホーネットの代表産駒として活躍していたシゲルノコギリザメが今月中旬の調教中に故障し、回復の見込みがないと判断され予後不良になっていたことがわかった。ご冥福をお祈りします。

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シゲルノコギリザメ、調教中の事故で予後不良

3歳時の昨年、シンザン記念&ファルコンSでともに3着入線を果たすなど短距離路線で活躍していたシゲルノコギリザメが今月中旬の調教中に事故に遭い、予後不良となっていたことが判明。今月2日の船橋市80周年記念(3着)が最後のレースとなった。
シゲルノコギリザメ(牡4歳)

シゲルノコギリザメ(牡4歳)

父:スーパーホーネット
母:シアトルビューティ
母父:タイキブリザード
調教師:谷潔(栗東)
馬主:森中蕃
生産者:ガーベラパークスタッド

通算成績:17戦3勝
主な勝鞍:2017年房総特別(1000万下)
via google imghp
シゲルノコギリザメは、2015年10月に京都でデビューし、同年12月に初勝利。2連勝で挑んだ昨年のシンザン記念では11番人気と伏兵扱いだったが、積極的にハナを奪って3着に逃げ粘り、ファルコンSでも好位2番手からしぶとく粘って3着を確保した。続く大一番・NHKマイルCでは同世代の実力馬相手にシンガリ負けを喫したものの、デビュー時は全く注目されなかったノコギリザメがGⅠの舞台まで駒を進めることを誰が予想しただろうか。
夏を越して迎えた昨秋は、古馬相手に勝負を挑むも能力とキャリアの差に跳ね返され2連続二桁着順と苦汁を舐めたが、4歳で迎えた今年は、4着→2着→1着→3着と大幅な地力強化を示し、今後の飛躍を期待させるパフォーマンスを見せてくれていたが・・・。

ファンからは悲しみの声

「シンザン記念で激走して以来、止まりそうで止まらない粘り強い末脚に惹かれ、追いかけていた馬でした。もっと上にいけたし、まだまだ頑張って走る姿を見ていたかった」

「急過ぎて本当に受け止めきれません。いつも一生懸命走る姿が好きでした」

「毎回毎回レース楽しみにしていました。走ってる姿が大好きでした。いつかは重賞も勝って、きっとお父さんの後継種牡馬になってくれるって思ってたのに道半ばで…どうかゆっくり休んでね。ノコくんの勇姿、忘れません」

「きっともっともっと活躍することができた馬だった。本当に残念で悲しくてたまらない」

「最近安定して良い成績だったし、もう1回重賞レースで応援したかった」

「調教中の事故とのことで本当に悲しいです。懸命に走る姿が大好きでした」

「本当に残念です。辛すぎます。スーパーホーネットが好きで応援してました。どうか安らかにお眠り下さい」

スーパーホーネットの最高傑作

スーパーホーネット(牡14歳)

スーパーホーネット(牡14歳)

父:ロドリゴデトリアーノ
母:ユウサンポリッシュ
母父:エルセニョール
調教師:矢作芳人(栗東)
馬主:森本悳男
生産者:ガーベラパークスタッド

通算成績:31戦10勝
主な勝鞍:2008年毎日王冠(GⅡ)
via google imghp
シゲルノコギリザメの父スーパーホーネットは、現役時代に毎日王冠やマイラーズCなど重賞4勝を挙げた誰もが認めるトップマイラー。

惜しくもGⅠ勝利こそないものの、朝日杯FS、マイルCS、安田記念でともに2着に入り、当時若手だった藤岡佑介騎手を一躍メジャーに導いた馬としても知られている。

引退後は種牡馬入りしたが、まだ重賞級の産駒は誕生していない。そもそも産駒自体が非常に少なく、未出走の馬を合わせても20頭前後しかいないのが現実だ。シゲルノコギリザメはそんなスーパーホーネット産駒の稼ぎ頭として最も勝ち星を挙げており、スーパーホーネットの種牡馬価値を高めていたが、これからという時に孝行息子を亡くしたショックは相当大きい。

まとめ

まだまだこれからという時に心半ばでこの世を去ってしまったシゲルノコギリザメ。2走前の房総特別(1着)で初コンビを組んだ戸崎圭太騎手は『スタートが上手くて、なかなかしぶとい』とその勝負根性を絶賛していたのが記憶に新しい。

現在、ディープインパクトやキングカメハメハ、ダイワメジャー、ハーツクライといった社台系種牡馬が競馬界を牽引しているなか、スーパーホーネット×タイキブリザードとお世辞にも良血とは言えないシゲルノコギリザメが反骨精神だけで互角に渡り合ったことはこれから先も語り継がれていくだろう。

シゲルノコギリザメのご冥福をお祈りしたい。お疲れ様、そしてありがとう。
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BRIAN BRIAN