2017年3月28日 更新

2017~2018年デビュー予定のフランケル産駒がカオスな件

ソウルスターリング、ミスエルテの出現によって種牡馬としても大成功を収めそうなフランケル。しかし、2018年世代となる日本デビュー予定??のフランケル産駒がどれも危険そうな匂いしかしないのであるw

先のソウルスターリングがチューリップ賞を圧勝した事で再びフランケル産駒に熱い視線が集まっている。POG好きの筆者としては先物買いで今年の2歳馬を調べない訳にはいかないだろう。そう思って来年のクラシックで活躍するであろうフランケルの2015年産駒を各馬チェックしてみたのだが…これがこれが何とも恐ろしいカオス状態となっているではないか。それでは、血統などの詳細を含めて1頭ずつ紹介して行こう。但し、馬名や厩舎などはあくまでも予定である事をご了承頂きたい。

エセンテペの2015

エセンテペ2015 牡 (馬名:未定)

エセンテペ2015 牡 (馬名:未定)

父馬:フランケル
母馬:エセンテペ
母父:Oratorio
所属:未定
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:未定
via google imghp

【インブリード内訳】

・デインヒルの3 x 3 25.0%

・ノーザンダンサーの4 x 5 x 5 12.50%

母エセンテペは現役時代ヨーロッパやアメリカで走って22戦3勝。英GⅢのネルグウィンSを勝っている列記とした重賞馬である。母父のOratorioもヨーロッパを中心に走り、エクリプスSやチャンピオンSを勝利したデインヒル直仔のGⅠウィナー。そこにフランケルをかけたゴリゴリの欧州血統と言えよう。但し、血統内にそのデインヒルの3×3、ノーザンダンサーが4×5×5とやや濃い目のインブリードが発生している様にややリスクの高い配合となっている。いずれにせよ、完全にスピード色が強く距離も持って2000mまでだろう。クラシックには少々不向きの馬かもしれない。諸々の詳細は未だ不明。

デインドリームの2015

デインドリーム2015 牡 (馬名:ソリッドドリーム)

デインドリーム2015 牡 (馬名:ソリッドドリーム)

父馬:フランケル
母馬:デインドリーム
母父:Lomitas
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:社台レースホース
via google imghp

【インブリード内訳】

・デインヒル 3 x 3 25.00%

・ノーザンダンサー 4 x 5 x 5 x 5 15.63%

言わずもがな、2011年の凱旋門賞を制したデインドリーム。あの社台グループ総帥・吉田照哉氏が現役中に大金をはたいて購入した母の2番目にあたる仔で、社台レースホース名義での日本デビューが決まっている。これもエセンテペ2015と同様にフランケルの3×3、ノーザンダンサーの4×5×5×5と言う更に濃いインブリードを持つギリギリの血統。初仔もフランケル産駒だが未出走な上、これも正直ホームランか三振かの極端な結果が出るタイプの馬だろう。博打性は非常に高い。

ハーフムーンⅡの2015

ハーフムーンⅡ2015 牝 (馬名:未定)

ハーフムーンⅡ2015 牝 (馬名:未定)

父馬:フランケル
母馬:ハーフムーンⅡ
母父:Duke of Marmalade
所属:未定
生産:ケイアイファーム(新ひだか町)
馬主:未定
via google imghp

【インブリード内訳】

・サドラーズウェルズの3 x 3 25.00%

・デインヒルの3 x 3 25.00%

・ノーザンダンサーの 4 x 5 x 5 x 4 18.75%

・ミスタープロスペクターの5 x 5 6.25%

母のハーフムーンⅡ自体はヨーロッパで未勝利に終わったが、祖母も妹もGⅠ馬と言う列記としたエリート血統である。しかし、このインブリードはかなりの濃さ。デインヒルだけならまだしも、あの重厚血統の代名詞であるサドラーズウェルズの3×3がどう考えても日本の軽い芝に不向きとしか思えない。その他、ノーザンダンサーやミスタープロスペクターも混在しており、一体どう言う目的でこの配合を考えたのかが理解不能である。現在のヨーロッパで流行している近親配合が最たる理由だとは思われるが…恐らくはロードホースクラブも募集をかけていない所を見ると走らなくても繁殖牝馬に挙げる算段なのだろう。

パーフェクトトリビュートの2015

パーフェクトリビュート2015 牡 (馬名:未定)

パーフェクトリビュート2015 牡 (馬名:未定)

父馬:フランケル
母馬:パーフェクトトリビュート
母父:Dubawi
所属:未定
生産:ケイアイファーム(新ひだか町)
馬主:未定
via google imghp

【インブリード内訳】

・サドラーズウェルズの3 x 4 18.75%

・ノーザンダンサーの4 x 5 x 5 12.50%

・ダンジグの4 x 5 9.38%

・ミスタープロスペクターの5 x 5 6.25%

母のパーフェクトトリビュートはヨーロッパで走って15戦3勝。英GⅢを1勝しているだけのフランケルと比較すればかわいそうだが平凡な繁殖牝馬だ。初仔のロードフェイムが既に日本で登録されているのだがこちらは調整が遅れていて未だデビュー出来ず終い。この時点で本馬に対しても不安感しか募らないが、更に輪をかけての超インブリード。サドラーズウェルズのかけ合わせがある段階で日本競馬ではほぼ使い物にならないと思うのだが…現在、親元のロードホースクラブでは同馬の募集は確認出来ていない。

ワイルドココの2015 

ワイルドココ2015 牝 (馬名:シグナライズ)

ワイルドココ2015 牝 (馬名:シグナライズ)

父馬:フランケル
母馬:ワイルドココ
母父:Shirocco
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:ケイアイファーム(新ひだか町)
馬主:ロードホースクラブ
via google imghp

【インブリード内訳】

・ノーザンダンサーの4 x 5 x 5 12.50%

・ケーニヒスシュトゥールの4 x 5 9.38%

一番まともな配合がこのワイルドココの2015。既に募集もかけられて満口となっている様子。ソウルスターリング効果もあったのだろう。実際、これらの中では配合が一番まともで安心感がある。とは言え、ケーニヒスシュトゥールと言えばドイツの名馬でかなりのステイヤー。このインブリードがあると言うのも決してプラスとは思えないのである。しかし、母自体はドイツでGⅡなどを勝っているスピードが勝った短距離馬で、このインブリードも母の時点で既存発生しているもの。余り気難しく考えなくても良いかもしれない。

ウオッカの2015

ウオッカ2015 牡 (馬名:未定)

ウオッカ2015 牡 (馬名:未定)

父馬:フランケル
母馬:ウオッカ
母父:タニノギムレット
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:Yuzo Tanimizu(愛)
馬主:谷水雄三※予定
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【インブリード内訳】

・ノーザンダンサーの4×5 9.38% 

番外編で個人馬主所有の1頭を最後にご紹介です。大トリとしてふさわしい、あのウオッカとの産駒が何と日本デビュー予定となっております。配合もフランケル自体に発生している既存のインブリードがあるだけで、実質のアウトブリード配合。日本が誇る名牝に怪物フランケルを掛け合わせて、スピードの絶対値を極限まで底上げした夢の様な血統ですね。厩舎も栗東の名門・角居厩舎と来ればPOGでも上位人気は必至でしょう。今の内からツバを付けておいて下さいませ。

まとめ

2017年3月時点で把握出来ているフランケル産駒の詳細は以上。

この5頭の内、日本デビュー確定はデインドリーム2015とワイルドココ2015の2頭。母のネームバリューだけなら断然デインドリームに飛びつきたいが、如何せんインブリードの影響がどう出るか分からない。それなら後者を個人的にもオススメしたい所。ロードホースクラブと藤原英昭厩舎のタッグと来れば、レディアルバローザやエンジェルフェイスなどの活躍馬を送り出しているのでその点も心強いのではないだろうか。

前述にもあるが、牝馬の場合デビューすらさせずに繁殖牝馬用として生産した可能性も大いに高い。当然、サンデーサイレンスを内包していない分ディープインパクトなど社台グループお抱えの優良種牡馬を付けたい放題なのである。なので、デビューに至るまでの情報に関しては随時細かくチェックをして頂き、来年のPOGに向けて大物フランケル産駒を是非とも指名までこぎ着けてもらいたい。また、新たな詳細が入り次第更新予定なのでどうぞお楽しみに。
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