2016年12月21日 更新

【新馬戦】2016シーズン最終週に期待の素質馬が登場!!

2016シーズン最終週は金土日の3日間開催。中山では、大一番・有馬記念(G1)が行われるが、裏開催の阪神には期待の良血2歳馬が揃った。中でも最大の注目は、日曜阪神の芝1600m戦。怪物の娘が満を持してデビューする。

12月23日(金)阪神芝2000m

◆ホワイトドラゴン(牡2歳)

ホワイトドラゴン

ホワイトドラゴン

父:Cowboy Cal
母:Spot of Beauty
母の父:Skip Away
調教師:鮫島一歩(栗東)
馬主:窪田康志
生産者:Patchen Wilkes Farm LLC
via google imghp
白毛馬ということでトレセン入厩当初から高い注目を集めているホワイトドラゴン。母Spot of Beautyだけではなく、5代母まで白毛馬という一族で、真っ白な馬体を躍動させてターフを駆け抜ける姿は美しいこと間違いない。

血統的にはダート向きだが、陣営は「ストライドが大きく、芝でもやれそう」とまずは芝から適性を見極めていくとのこと。調教では、時計がかかったものの動き自体は悪くない。初戦からというよりはレースを積むごとに良くなるタイプで長い目で見る必要がありそう。デビュー戦の鞍上は川田将雅騎手。

12月24日(土)阪神芝1800m

◆アドマイヤアゼリ(牡2歳)

アドマイヤアゼリ

アドマイヤアゼリ

父:ディープインパクト
母:アゼリ
母の父:ジェイドハンター
調教師:須貝尚介(栗東)
馬主:近藤利一
生産者:ノーザンファーム
via google imghp
母アゼリは現役時代にアメリカG1・11勝を挙げ、2009年には史上3頭目の牝馬による年度代表馬に輝いた歴史的名牝。引退後は日本で繁殖生活を送っており、今週デビューを迎えるアドマイヤアゼリは第4仔にあたる。一つ上の全兄に2億5000万円という破格の値段で落札されたロイカバードがいる血統で、そのロイカバードはクラシックこそ出走が叶わなかったものの夏を越してようやく軌道に乗り、来年の飛躍が期待される。

弟のアドマイヤアゼリは兄を超える2億7000万円で落札され、成長度合いに合わせて入念に調整されてきた。良血馬らしく素質の片鱗は牧場時代から見せており、デビュー戦はポテンシャルだけでどうにかなりそう。兄が果たせなかったクラシック参戦を叶えるためにもまずはデビュー戦をものにしたい。注目の鞍上は福永祐一騎手。

12月25日(日)阪神芝1600m

◆ファヴォーラ(牝2歳)

ファヴォーラ

ファヴォーラ

父:Frankel
母:グッドウッドマーチ
母の父:Foxhound
調教師:藤原英昭(栗東)
馬主:寺田寿男
生産者:三嶋牧場
via google imghp
当初は阪神開催第1週目の芝1400m(牝)でデビューを予定していたが、まさかの除外対象となってしまい、その後はここ最終週までデビューを延期した。そのおかげでより一層万全な状態に仕上がり、初戦から好パフォーマンスが期待できる。

以前にも書いたが、フランケル産駒はすでに4頭がデビューを果たしており、ソウルスターリングは先々週の阪神JF(G1)を無傷の3連勝で制して2歳女王に輝き、ミスエルテは先週の朝日杯FS(G1)で4着に敗れたものの牝馬ながら1番人気に支持されるなど早くも世代の中心となっている。この2頭と比べるのは早い気がするが、秘めたポテンシャルは遜色ないはず。まずは初陣を飾って2頭を追いたいところ。デビュー戦の鞍上は川田将雅騎手。

◆ハリーレガシー(牡2歳)

ハリーレガシー

ハリーレガシー

父:ヴィクトワールピサ
母:バルドウィナ
母の父:Pistolet Bleu
調教師:音無秀孝(栗東)
馬主:社台レースホース
生産者:社台ファーム
via google imghp
全姉は今年の桜花賞をシンハライトとの叩き合いの末、ハナ差2cmで制したジュエラー、半姉に2009年フィリーズレビューなど短距離重賞4勝のワンカラット(父ファルブラヴ)がいる良血馬。

管理する音無師は「ジュエラーの全弟といっても体型は全く違う。素直で扱いやすいタイプで、距離にも多少の融通性はありそうだが、まずはこの条件から」とまずはマイル戦から徐々に距離適性を見極めていくとのこと。おそらく姉のように1200~1600mの範囲内が主戦場になるはずで、ゆくゆくはG1の舞台まで進んでもらいたい一頭。デビュー戦の鞍上は松若風馬騎手。

◆ディヴァインハイツ(牝2歳)

ディヴァインハイツ

ディヴァインハイツ

父:ハーツクライ
母:ドバウィハイツ
母の父:Dubawi
調教師:石坂正(栗東)
馬主:社台レースホース
生産者:社台ファーム
via google imghp
母ドバウィハイツは現役時代にアメリカG1を2勝した名牝で、父ハーツクライの本馬は第2仔にあたる。一つ上の半姉リーチザハイツ(父ディープインパクト)が僅か一戦で終わっているようにPOG的にはかなりの未知数ではあるが、血統背景から走る可能性は大いに秘めているのではないだろうか。

何より、社台RH代表・吉田照哉氏が「絶対に走る」と太鼓判を押せば、牧場関係者も「なめらかな動きで、高いレベルの素質を感じている」と好評価しており、社台グループのイチオシということからも期待せずにはいられないだろう。デビュー戦の鞍上はA.アッゼニ騎手。

その他の注目馬

◆ララオーロ【牡2、栗東・高野厩舎、父ステイゴールド、母カルディーン(Roman Ruler)】
母カルディーンは、アルゼンチンのオークス馬。昨年はマカヒキ、サトノダイヤモンドといった南米母系の血を継ぐ馬が活躍しており、本馬もこの流れに乗りたい。金曜阪神芝2000mをM.デムーロ騎手で予定。
◆シュクルダール【牝2、栗東・宮徹厩舎、父シンボリクリスエス、母マルカキャンディ(サンデーサイレンス)】
半兄に2011年日本ダービー3着、2013年ジャパンカップダート優勝のベルシャザール(父キングカメハメハ)がいる血統。本馬は芝からではなく、いきなりダートでのデビューとなる。金曜阪神ダ1800mを予定。
◆ファウンダー【牡2、美浦・斎藤誠厩舎、父ローエングリン、母アスクデピュティ(フレンチデピュティ)】
半兄に一昨年の新潟2歳Sを制したミュゼスルタン(父キングカメハメハ)がいる血統。当初は12月上旬のデビュー予定だったが、挫跖の影響で延期。仕切り直して今週デビューを迎える。土曜中山芝1600mを予定。
◆ルミナスコースト【牝2、美浦・和田正厩舎、父ハービンジャー、母ルミナスハーバー(アグネスタキオン)】
母ルミナスハーバーは、名牝ウオッカが勝った阪神JFで3着。半姉のアットザシーサイド(父キングカメハメハ)も今年の桜花賞で3着に入っており、本馬も一線級での活躍が期待できる。土曜中山芝1600mを石川騎手で予定。
◆フライベルク【牡2、美浦・木村厩舎、父ディープインパクト、母フラニーフロイド(Freud)】
母フラニーフロイドは、アメリカG1・プライオリスSの勝ち馬。如何にもディープインパクト産駒といったタイプで、なかなかの瞬発力がありそう。全姉のプラトリーナは、初勝利まで5戦を要したが、本馬は小柄な姉とは違って馬格もあるためここで変わってきてもおかしくない。日曜中山芝2000mをC.ルメール騎手で予定。
24 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

【新馬戦】フランケル産駒TOP3形成へ!!期待のファヴォーラがデビュー

【新馬戦】フランケル産駒TOP3形成へ!!期待のファヴォーラがデビュー

今シーズンの東京・京都開催が全て終了し、今週から中山・阪神・中京の3場開催となる。来春を見据えた新馬戦もいよいよ大詰めとなるが、最大の注目はフランケルの娘ファヴォーラ。フランケル産駒三本目の矢となれるか期待が高まる。
22,854 view
【新馬戦】新シーズンの開幕週から期待のディープ産駒が登場!!

【新馬戦】新シーズンの開幕週から期待のディープ産駒が登場!!

16年シーズンが幕を閉じ、来週木曜からいよいよ17年シーズンが中山・京都からスタートする。そして、現2歳馬が3歳になって迎える新馬戦に開幕週から期待のディープインパクト産駒が続々とデビューを迎える。
1,879 view
【新馬戦】皐月賞馬の全弟&サトノ軍団の期待馬が登場

【新馬戦】皐月賞馬の全弟&サトノ軍団の期待馬が登場

今週末、いよいよ2歳王者決定戦・朝日杯FSが行われるが、今年の2歳牡馬の顔触れはより豪華な牝馬と比べやや手薄な印象が拭えない。そんな状況の中で、皐月賞馬ディーマジェスティの全弟とサトノ軍団期待の良血馬がデビューを迎える。
1,776 view
【新馬戦】GⅠ2勝馬カレンチャンの全弟カレンカカがデビュー

【新馬戦】GⅠ2勝馬カレンチャンの全弟カレンカカがデビュー

先週よりやや手薄感が否めない今週の新馬戦だが、最注目はスプリントGⅠ2勝を挙げた名牝カレンチャンを姉に持つカレンカカが、今年のダービージョッキー・川田将雅を迎えてデビューする。
1,099 view
【新馬戦】エピファネイア&リオンディーズの弟グローブシアターが登場!!

【新馬戦】エピファネイア&リオンディーズの弟グローブシアターが登場!!

今週の新馬戦の目玉は、日曜京都芝1800mで初陣を迎えるグローブシアター。兄にエピファネイア、リオンディーズといったG1馬がくれば、当然POGでも上位人気となっている。偉大な兄超えを目指すグローブシアターの挑戦が始まる。
2,387 view

共通キーワード

この記事のキュレーター

BRIAN BRIAN