2016年12月14日 更新

【新馬戦】皐月賞馬の全弟&サトノ軍団の期待馬が登場

今週末、いよいよ2歳王者決定戦・朝日杯FSが行われるが、今年の2歳牡馬の顔触れはより豪華な牝馬と比べやや手薄な印象が拭えない。そんな状況の中で、皐月賞馬ディーマジェスティの全弟とサトノ軍団期待の良血馬がデビューを迎える。

12月17日(土)中山芝1800m

◆ディーグランデ(牡2歳、美浦・二ノ宮敬宇厩舎)

ディーグランデ

ディーグランデ

父:ディープインパクト
母:エルメスティアラ
母の父:ブライアンズタイム
馬主:嶋田賢
生産者:服部牧場(新ひだか町)
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全兄に今年の皐月賞覇者で、日本ダービー3着、菊花賞4着という世代トップの実力馬ディーマジェスティがいる血統。どちらかと言えば、兄が母父ブライアンズタイムの血が濃く出ているのに対して、弟の本馬は手脚が長い上に身のこなしも柔らかく、まさにディープインパクト産駒といった印象。兄は2歳時の9月デビューだったが、弟の方は兄よりも調整に時間をかけられ12月デビューとなる。
陣営は「見た目の体つきも気持ちの面も兄とは違ったタイプ。気性的に前向き過ぎるところがあるけど、この血統らしく、いい素質を感じさせる」と大きな期待を込めている。デビュー戦の鞍上は兄の主戦でもある蛯名正義騎手。蛯名騎手悲願のダービー制覇へ向けてまずは初戦をものにしたい。

◆ダイワエトワール(牝2歳、美浦・鹿戸雄一厩舎)

ダイワエトワール

ダイワエトワール

父:エンパイアメーカー
母:ダイワスカーレット
母の父:アグネスタキオン
馬主:大城敬三
生産者:社台ファーム(千歳市)
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母ダイワスカーレットは有馬記念などG1・4勝を挙げた歴史的名牝。その産駒たちは、ダイワレジェンド(牝5・4勝)、ダイワミランダ(牝4・2勝)が中央で勝ち上がっており、ダイワウィズミー(牝3)も今年12月に大井で記念すべき初勝利を挙げている。一族からはまだG1どころか重賞級の馬が出ておらず、初のエンパイアメーカーとの配合で誕生した本馬にかかる期待は大きい。
ただ、管理する鹿戸師は「最初の頃に比べれば調教でも動けるようになっている。この血統は晩成気味なところもあるし、本当に良くなってくるのは先だと思う」とややトーンは低め。初戦から過度な期待はせず、長い目で見る必要がありそう。デビュー戦の鞍上は北村宏司騎手を予定している。

12月18日(日)阪神芝1800m

◆サトノクロニクル(牡2歳、栗東・池江泰寿厩舎)

サトノクロニクル

サトノクロニクル

父:ハーツクライ
母:トゥーピー
母の父:Intikhab
馬主:里見治
生産者:ノーザンファーム(安平町)
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今年のサトノ軍団の2歳勢の中で一番馬と評判が高かったサトノアーサーは、新馬戦は勝ったものの同着決着という大苦戦を強いられたが、その後は12月のシクラメン賞を上がり最速の32秒7の末脚で突き抜けて快勝。新馬戦はやや期待外れだったが、2戦目のパフォーマンスでようやく大物ぶりを見せつけ、来年のクラシック有力候補へ名乗りを上げた。
そして、そのサトノアーサーに引けを取らない素質の持ち主で「サトノ軍団のもう一頭のエース格」と言われているのが、今週デビューを迎えるサトノクロニクルだ。半兄に去年の日本ダービー2着馬サトノラーゼン(父ディープインパクト)がいる血統で、本馬は初のハーツクライとの配合との配合で誕生した。ここまで順調に調整され、池江師は「能力は良いものがありそう。初戦から期待している」とサトノアーサーと共に厩舎の二枚看板として期待を寄せる。記念すべきデビュー戦に川田将雅騎手を迎え、来春に向けて大きな一歩を踏み出せるか。

◆バリオラージュ(牡2歳、栗東・角居勝彦厩舎)

バリオラージュ

バリオラージュ

父:ディープインパクト
母:ファーストバイオリン
母の父:Dixieland Band
馬主:社台レースホース
生産者:社台ファーム(千歳市)
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サトノクロニクルの最大のライバルとなりそうなのが、名門・角居厩舎が送り出すバリオラージュ。半兄に菊花賞、有馬記念、ジャパンカップで共に2着と一線級で活躍するサウンズオブアース(父ネオユニヴァース)がいる血統で、本馬は父がディープインパクトに替わり、より一層期待度が増すはずだ。
陣営は「格上相手にも食らいつく動きで、高い素質を感じさせる」評価しており、調教では、同厩舎のフルーキーと併入するなど初戦から能力全開となりそう。鞍上にM.デムーロ騎手を配してサトノクロニクルに立ち向かう。

その他の注目馬

◆プラチナムバレット【牡2歳、栗東・河内洋厩舎、父マンハッタンカフェ、母スノースタイル(ホワイトマズル)】
半姉に秋華賞2着、重賞3勝のスマートレイアー(父ディープインパクト)がいる血統。新馬戦だけなく先々まで楽しみな一頭で、是非ともクラシック戦線に乗ってほしい逸材。デビュー戦は、サトノクロニクル、バリオラージュと強敵が揃ったが、ここで好走できれば可能性は大きく広がる。鞍上はC.ルメール騎手。
◆ミスパッション(牝2歳、栗東・角田晃一厩舎、父ディープブリランテ、母ウィルパワー(キングカメハメハ)】
母ウィルパワーは現役時代に短距離戦で4勝を挙げ、本馬はウィルパワーの初年度産駒にあたる。さらに母の弟には安田記念を制したリアルインパクト、今年の札幌記念でモーリスを下し、マイルCSでも3着に入ったネオリアリズムがおり、血統の下地も十分に揃っている。土曜阪神芝1200mを和田竜二騎手で予定している。
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BRIAN BRIAN