2017年5月23日 更新

デムーロ&ルメール徹底比較!両外国人騎手の特徴とは?

デムーロ・ルメール騎手がJRAの所属となってちょうど一年。ようやく見えて来た両騎手の特徴を徹底解剖しながら、面白いデータを検証して行きたいと思います。これからの馬券購入の際に是非ともお役立て下さい。

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昨年度、JRAが外国人騎手へ門戸を解放して話題となりました。通年免許を獲得したC・ルメール&M・デムーロ騎手の活躍はもはや言うまでもありません。2015年4月現在もこの二人がリーディングを席巻しており、有力馬達もこぞって両名が騎乗しています。

以前から短期免許で幾度と来日していたので日本の競馬ファンからも馴染み深く、皆さんもある程度の傾向は掴めているかと思います。しかし、単発の場合と一年を通した依頼の場合では騎乗の質そのものが変わって来ます。つまり、前者は「既に育っている馬で勝つ」事がメイン。一方、後者は「馬を育てながら勝ちに行く」というコンセプトでシーズンを過ごして行く事になります。

ともすると、それぞれのスタイルや性格がデータとしてくっきり。それが大舞台になればなるほど数値は顕著に表れます。それでは、以下をご覧ください。

デムーロ&ルメール騎手の素顔

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本名=ミルコ・デムーロ

出身=イタリア

年齢=37歳

所属=フリー
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2016年4月現在、リーディングのトップをひた走る日本競馬屈指のジョッキー。

イタリアにおいても1997年から2000年まで4年連続リーディングに輝くなど世界でも有数の実力である。日本には1999年に初来日。2003年のネオユニヴァースや昨年のドゥラメンテでクラシック二冠を制するなど大舞台で活躍する。何といっても一番のインパクトは2011年、ヴィクトワールピサで勝利したドバイワールドカップだろう。

根っからのエンターテイナーでもあり、勝ちを確信した際にゴール前後で手綱から両手を離す「飛行機ポーズ」を披露してJRAから制裁を受けるなどのお茶目な一面も見せる。
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本名=クリストフ・ルメール

出身=フランス

年齢=35歳

所属=フリー
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父もフランスの騎手というエリート出身。

自身も1999年から現地で騎乗を始め、順調に実績を積みフランスの由緒あるG1・パリ大賞を制するなど活躍を見せる。日本は2002年が初来日で、何と言ってもルメールの一番の印象はディープンパクトを下した2005年の有馬記念のハーツクライではないだろうか(ちなみに、同レースがルメールの初重賞制覇でもある)。

その後、安定した堅実な騎乗で各重賞を制覇し、日本でも一躍トップジョッキーの仲間入りを果たした。

二人の比較

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①安定度ではルメールが実績上位。

2016年4月現在、この二人が共に50勝以上を挙げリーディングの1〜2位を独占。勝率や連対率などで他の日本のジョッキーを大きく引き離している。では、そこに着目して具体的に数字を見ていこう。

・デムーロ‥勝率=23%、連対率=34%、複勝率=45%

・ルメール‥勝率=21%、連対率=37%、複勝率=53%

最初に言っておくが、基本的に二人とも異常に高い。連対率で3割を超えてしまう事自体がそうそう見れない数字だ。全盛期の武豊騎手とまでは言わないまでも、一流を凌駕する超一流の数値である事は間違いない。

その中でもルメールの安定感は一枚上を行く。突筆すべきはやはり複勝率の5割超えだろう。単純にルメール騎乗の馬を三連複・三連単の軸馬にすれば、2レースに1レースは馬券圏内に来る計算だ。これは下手に自分で予想を立てるよりもよっぽど高確率ではないか。もちろん人気馬が中心となり配当の妙味は薄れるかも知れないが、それでも軸馬が外れるよりは安心してレースを見られる方がよっぽど良い。

デムーロも高水準ではあるが、平場含めた馬券検討の際にはルメールの安定感を買いたい。
②重賞以上ではデムーロの一発に期待

一方、G3以上のクラスになると話は一変する。ルメールの重賞勝利数が30勝(内、G1が6勝)なのに対し、デムーロは49勝(内、G1が19勝)と大差が付いている。もちろん、初来日の差があるとは言え、それでも前者は重賞制覇の5分の1、後者は3分の1がG1という観点から考えても両者におけるメンタルの強さの差がはっきりと見て取れる。
そこで、通年騎乗となった2015年のG1データを調べてみた。

・ルメール‥計18戦=(1、2、4、11)。3番人気内に10回騎乗。

・デムーロ‥計17戦=(4、3、0、11)。3番人気内に6回騎乗。

‥お分かり頂けただろうか??ルメールの方がより人気の高い馬に乗りながら1勝のみ。デムーロは穴も含めて4勝2着3回と人気以上の仕事をしているのだ。①の数字通り、ルメールも2着2回と3着4回があり複勝率という点では十分にその役目を果たしているがやはり勝ち味に遅い。

という事で、大舞台になればなるほどデムーロの方が馬券的においしい場面が多くなる。

まとめ

結果、大きく分かりやすい線引きとしては‥

・ルメール=オープン以下のレースで三連複・三連単系の軸馬として最適。

・デムーロ=重賞レースでの単複系の固定として最適。

といった所だろうか。

何より、他の日本人騎手に比べると圧倒的に両者共、高水準のデータを叩き出しているのは明らか。今後もこの二人を中心とした馬券の買い方に絞った方が得策である。後は、傾向を更に吟味しながら予想の参考にして頂けたら幸い。
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