2017年4月4日 更新

キタサンブラックが引退撤回!!目指すは国内GⅠ最多勝か!?

大阪杯でGⅠ4勝目を飾ったキタサンブラック。その結果を受け、オーナーの北島三郎氏は年内引退の予定を撤回。これで日本歴代最多となる7冠超え、又はテイエムオペラオーが持つ国内最高獲得賞金額の更新も視野に入る事となった。

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先ずは異例の優勝記者会見からw

2017年04月02日 大阪杯の優勝記者会見動画

人気商売の極み的存在でもある演歌歌手の北島三郎氏が、愛馬であるキタサンブラックの大阪杯優勝を記念してその記者会見を行った。両隣には管理する清水久詞調教師と主戦ジョッキーの武豊騎手。記者のインタビューに対してひとつひとつ丁寧に答えながら、その端々に同馬と関係者、そして応援しているファンへの感謝の句を並べては優勝した実感をグッと噛みしめている様子が映っている。

そして何より驚いたのは、既に年内での引退が決まっていたキタサンブラックの現役続行を宣言。この動画内でははっきりその事について触れてはいないが、レース後の記者の取材でその意思があきらかになったのである。“現役最強馬”の呼び声も高い競走馬の引退撤回と言う前代未聞の事態に競馬界は激震に揺れた。
今年の引退はやめました。馬も元気なら現役続行、皆様の為に走り続けて欲しい。ファンの皆さんに喜んで頂く事をしないと、引退はやめておこうかなと。海外挑戦は清水調教師と武豊騎手にお任せします(笑)
とある取材に対して以上の内容でコメントしていた様である。正直な所、この春先での引退撤回については微妙なリアクションだ。仮にそうであったとしても、せめて秋口かラストラン予定だった有馬記念前あたりで発言出来なかったのだろうか。引退のタイミングについては本当に賛否両論があるし、あのディープインパクトも4歳シーズンでその現役生活に幕を閉じている。当時も時期尚早と言う意見が飛び出していたが、個人的には有終の美を飾り早々に種牡馬となった事で今の活躍があるのだと信じている。

そう言う意味でも、今ピークを迎えているであろうキタサンブラックは年内引退がベストのタイミングだった筈。ましてやライバルのサトノダイヤモンドと次走予定の天皇賞春で早速ぶつかる他、今後も幾度と直接対決の機会が訪れるだろう。その度に馬は消耗して行き、いつかは若い馬にも勝てなくなり違うレースでの取りこぼしが出て来る。その時、ファンは今の状態でよりも能力の下降時に負ける事の方がそのショックは比にならない程に大きいのだ。

GⅠ8勝以上、歴代最高獲得賞金の更新

これまでのGⅠ7勝馬

シンボリルドルフ

シンボリルドルフ

父馬:パーソロン
母馬:スイートルナ
母父:スピードシンボリ
所属:野平祐二厩舎(美浦)
生産:シンボリ牧場(門別町)
馬主:シンボリ牧場

通算成績:16戦13勝 (13-1-1-1)
主な戦績:牡馬3冠、有馬記念×2、ジャパンC、天皇賞春など
via google imghp
テイエムオペラオー

テイエムオペラオー

父馬:オペラハウス
母馬:ワンスウェド
母父:ブラッシンググルーム
所属:岩元市三厩舎(栗東)
生産:杵臼牧場(浦河町)
馬主:竹園正繼

通算成績:26戦14勝(14-6-3-3)
主な勝鞍:有馬記念、ジャパンカップ、天皇賞春×2、天皇賞秋、宝塚記念、皐月賞など
via google imghp
ディープインパクト 

ディープインパクト 

父馬:サンデーサイレンス
母馬:ウインドインハーへア
母父:Alzao
所属:池江泰郎厩舎(栗東)
馬主:金子真人ホールディングス
生産:ノーザンファーム(早来町)

通算成績:14戦12勝(12-1-0-1)
主な戦績:牡馬3冠、天皇賞春、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念など
via google imghp
ウオッカ

ウオッカ

父馬:タニノギムレット
母馬:タニノシスター
母父:ルション
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:カントリー牧場(静内町)
馬主:谷水雄三

通算成績:26戦10勝(10-5-3-8)
主な勝鞍:阪神JF、日本ダービー、安田記念×2、天皇賞秋、ヴィクトリアマイル、ジャパンカップなど
via google imghp
ジェンティルドンナ

ジェンティルドンナ

父馬:ディープインパクト
母馬:ドナブリーニ
母父:Bertolini
所属:石坂正厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム(安平町)
馬主:サンデーレーシング

通算成績:19戦10勝(10-4-1-4)
主な勝鞍:牝馬3冠、ジャパンC×2、ドバイシーマC、有馬記念など
via google imghp
俗に言う“七冠馬”と言う名馬がこれまでの日本競馬史上で5頭いる。初代はシンボリルドルフ。次にテイエムオペラオー。そしてあのディープインパクト、ウオッカと続き最後にジェンティルドンナだ。冠の称号は先ず“3冠”を達成した後に古馬GⅠ(天皇賞春・秋、宝塚記念、ジャパンC、有馬記念)のいずれかを勝利した数の合計で表現されていた為、正確に言えば上記の中でも更に言うならシンボリルドルフとディープインパクトの2頭だけになる。しかし、今回のキタサンブラックは菊花賞しか勝っていないので、ここはGⅠ7勝と言う括りで抽出させて頂いた。

現在、入稿段階(2017年4月)でキタサンブラックはGⅠを4勝。このまま故障なく無事に行けば、少なくとも年内で後1~2勝はするだろうし、そうなると来年まで現役を続行した意味も出て来ると言うもの。せっかく6歳まで現役を続けるのであれば積極的に記録の更新を目指してほしいものである。

歴代賞金総額はテイエムオペラオーの18億3518万円が最高

大阪杯の賞金を足すと11億9048万円となるキタサンブラック。残り、約6億3千万円の上積みであの不滅の記録とされて来たテイエムオペラオーの獲得賞金額を更新して1位となる計算だ。各レースに賞金のバラつきはあるものの、平均して約2億と考えてもGⅠは残り3勝しないと手が届かない。つまり先ずはGⅠ7勝で歴代の“七冠馬”達と方を並べて初めてその権利が得られる事となる。

勿論、海外のレースも合算する事になるので凱旋門賞やドバイワールドCなどの主要レースに挑戦する事も大いに結構だが、遠征する事で国内のレースに出走する制限が設けられる他、外国の賞金(主にヨーロッパ)は日本と比べても格安で渡航や滞在にかかる諸経費を考えるとほとんど利益が生まれないそうなのだ。ある意味で名誉の為だけに海外に挑戦すると言っても過言ではないが、馬へのストレスや故障などのリスクを考えるとキタサンブラックには慎重に判断をしてもらいたい所。

まとめ

以上、キタサンブラックの引退撤回についてのまとめでした。

ひとまずは引退まで無事に怪我の無い現役生活を送って欲しいですね。血統的にもブラックタイドの貴重な系譜を引き継いでいるので種牡馬にならなければいけない馬です。なにはともあれ、決めた事は決めた事。後は少しでも長くその強い姿を見せてもらって、数々のビッグタイトルを制して行ってくれると最高です。何よりも競馬人気向上の為に、北島三郎氏と共にひと役買ってもらっているのは事実です。ドバイターフを勝利したヴィブロスの佐々木オーナー同様、著名人馬主の活躍は大いに夢のある話なのでもっともっと嬉しい話題を振りまいて下さい。宜しくお願い致します。
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