2017年10月23日 更新

富士ステークス 2017 結果 動画

土曜日に行われた富士ステークスはエアスピネルが不良馬場を苦にせず、早め先行抜け出しで楽々と重賞3勝目を飾った。2着に4番人気イスラボニータ、3着に11番人気クルーガーが入線。短距離戦線にようやく中心となる1頭が登場。

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富士ステークス2017の結果

富士ステークス2017の動画

レース回顧

各馬横一列のスタートから逃げ馬の定まらない競馬で、その中から押し出せされる様にしてレッドアンシェルが先頭へ。ペースはしっかりと落ち着き、馬場状態も含めて先行馬有利の展開となった。ほぼ番手につけた重巧者のエアスピネルが気持ち良さそうに追走すると、直線入り口で早くも抜け出す積極的な競馬を見せる。そこから後続を全く寄せ付けない走りで2着イスラボニータに2馬身差を付ける内容で完勝。3着には最後方から追い込んだクルーガーが入線し、中波乱の結果となった。

勝ち馬エアスピネル

エアスピネル

エアスピネル

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:エアメサイア
母父:サンデーサイレンス
所属:笹田和秀厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:ラッキーフィールド

通算成績:14戦4勝(4-2-3-5)
主な戦績:富士ステークス、京都金杯など
via google imghp
不良馬場をもろともせず強豪をなぎ倒し完勝したエアスピネル。思えば稍重馬場の2歳時のデイリー杯2歳ステークスが同馬のベストパフォーマンスだった事からも、今回の走りは想定内だった。春の安田記念は直線で幾度と前が重なる不利で不完全燃焼の競馬。それでも勝ち馬から0.2秒差の5着と、地力の高さは現役屈指と言える。次走のマイルチャンピオンシップでも当然有力馬の1頭として参戦する事になるが、今日の様な道悪の状態なら念願の初タイトルが目前に見えて来るだろう。

レースを振り返ってのベスト予想

◎エアスピネル
○イスラボニータ
▲ペルシアンナイト
△グランシルク
クルーガー
×ロードクエスト
サトノアレス
ガリバルディ

予想回顧

馬場適性を考えると本命はエアスピネル以外に無い。事実、全く苦にしない走りは他馬と一線を画したものだった。対抗は安定勢力としてイスラボニータ。フジキセキ産駒で馬場もこなせそうだった点と実績からこれ以上は下げられない。単穴にはペルシアンナイト。このメンバーの中で斤量含めて一発があるならこの馬しかいないだろう。後は連下に勢いのあるグランシルクと復調間近のクルーガーを。連下に実績馬を並べておけば言う事のない展望と言える。

全着順結果

RR:104.9 ※想定RR:109.7

                               
着順 馬番 出走馬 斤量 騎手 評価 タイム(着差) 本印 道永 田中 大川結城 単勝オッズ
1 6 エアスピネル 57.0 武豊 113.1 1:34.8 3.9
2 15 イスラボニータ 58.0 Cルメ 112.9 2 5.0
3 13 クルーガー 57.0 内田 107.0 1/2 35.7
4 2 レッドアンシェル 54.0 福永 106.7 1.1/4 31.3
5 5 ペルシアンナイト 55.0 Mデム 111.4 1.1/2 4.0
6 1 サトノアレス 54.0 大野 105.8 1/2 × ×× 15.3
7 4 ガリバルディ 56.0 岩田 105.3 1/2 × × 27.3
8 3 ブラックムーン 56.0 戸崎 102.3 クビ 31.9
9 11 グランシルク 57.0 田辺 107.9 クビ 4.7
10 12 ミュゼエイリアン 56.0 北村宏 103.8 1.1/2 200.3
11 7 マイネルアウラート 56.0 柴田大 100.6 クビ × 32.6
12 8 ロードクエスト 56.0 池添 106.0 1/2 × × ×× 13.8
13 10 クラリティシチー 56.0 吉田隼 101.3 2 45.2
14 9 ジョーストリクトリ 56.0 萩野 99.0 3 107.3
15 14 ダイワリベラル 56.0 田中勝 100.0 6 104.0


配当&本印予想結果

馬連予想 ⑤⑮-④⑥⑪⑬ 的中
単勝 6 390円 枠連 4-8 1,000円
複勝 6 170円 ワイド 6-15 1,080円
15 200円 6-13 2,250円
13 780円 13-15 2,850円
馬連 6-15 1,080円 馬単 6→15 2,120円
三連複 6-13-15 12,820円 三連単 6→15→13 50,980円


危険な人気馬結果 イスラボニータ→2着(4番人気)

結果として馬場もこなせたイスラボニータ。大外枠で休み明けという点を考えるとやはり能力は最上位という事を証明して見せた。それでも、鞍上のルメール騎手はレース後に『久々の実戦でこの馬場は苦しかった』とコメントしている様に良馬場でこその馬という事。次なる本番はベストコンディションで迎え、昨年2着の雪辱を晴らしたい所だ。

穴馬予想結果 レッドアンシェル→4着(8番人気)

内枠、ペースにも恵まれた感はあるが、何より馬場適性が高かったレッドアンシェル。直線コースでは最内をスイスイと進み、あわやの3着というシーンは実に見応えがあった。条件面さえ整えばこのメンバーでも戦える事が分かっただけでも収穫か。馬自身はまだまだ伸びシロが感じられ、来年の今頃は短距離戦線の中心にいるかもしれない。

編集部の回顧

本命ペルシアンナイトはともかく、対抗グランシルクはおそまつだった。後者はこういった人気寄りの時は余程の自身が無い限り、単穴以下に落とさねばならないキャラクターだった。逆に単穴のエアスピネルを馬場適性込みで対抗にしておけば馬連も取れていたのが無念。同じく単穴にクルーガーを推せたのは良かった。一応、3連単は的中出来たのが何よりの救い。(田中)
本命対抗単穴の3頭は別にこれでベストでないしせよ想定としては良かったおもう。ただ紐以下を1段階ずつあげても十分勝てたという事なのでしぼりすぎたなと。馬場適性がでたものの地力決着だと判断。ただしペルシアンナイトは見直したい。(大川)
◎エアスピネル○イスラボニータと地力上位馬のワンツー。△クルーガーも改めて立て直されたことが奏功しての3着。無印だったレッドアンシェルが残りそうでヒヤッとしたが、不良馬場の中よく届いてくれた。思いの外クルーガーの人気がなかったことでまずまずの高配当。結果的にヒモはいらなかったが、馬場や展開面を考えた上なので良しとする。(結城)

富士ステークス2017の予想

◎ペルシアンナイト

ペルシアンナイト

ペルシアンナイト

牡馬

父馬:ハービンジャー
母馬:オリエントチャーム
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:追分ファーム
馬主:G1レーシング

通算成績:7戦3勝(3-2-1-1)
主な戦績:皐月賞2着、アーリントンカップなど
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今年の牡馬クラシック戦線を賑わせたペルシアンナイト。特に圧巻だったのはアーリントンカップでのパフォーマンスだった。皐月賞で2着しているとは言え、本質的にはマイラーなのだろう。池江泰寿調教師もそれを見越しての富士ステークス参戦だ。ここを勝利し、マイルチャンピオンシップの有力馬として京都の舞台へ戻る事になる。

◯イスラボニータ

イスラボニータ

イスラボニータ

牡馬

父馬:フジキセキ
母馬:イスラコジーン
母父:Cozzene
所属:栗田博憲厩舎(美浦)
生産:社台コーポレーション白老ファーム
馬主:社台レースホース

通算成績:22戦7勝(7-5-4-6)
主な戦績:皐月賞、マイラーズカップなど
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長く短距離戦線の有力馬として鎮座するイスラボニータ。成績が示す様にその安定感のある走りが魅力的だが、一方で勝ち切れない部分も。今回は大外枠のトップハンデという観点から見ても本命には推せないものの、実績を鑑みれば対抗に上げておかなくてはなるまい。馬券圏内の軸としては最適。

▲エアスピネル

エアスピネル

エアスピネル

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:エアメサイア
母父:サンデーサイレンス
所属:笹田和秀厩舎(栗東)
生産:社台ファーム
馬主:ラッキーフィールド

通算成績:13戦3勝(3-2-3-5)
主な戦績:デイリー杯2歳ステークス、京都金杯など
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2歳時の頃の走りからすると現状の実績はやや物足りなく感じるエアスピネル。しかし、菊花賞でも3着に入るなど基本的な能力はやはりGⅠ級だ。安田記念は前が壁になる不利、札幌記念は単純に適正外の舞台だったと考えれば今回のマイルで巻き返しの可能性も十分。やや詰めの甘い部分は週末の雨が補ってくれるに違いない。

▲グランシルク

グランシルク

グランシルク

牡馬

牡馬

父馬:ステイゴールド
母馬:ルシルク
母父:Dynaformer
所属:戸田博文厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:22戦5勝(5-6-5-6)
主な戦績:京成杯オータムハンデなど
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前走の京成杯オータムハンデで待望の重賞初勝利を飾ったグランシルク。これまで勝ち味に遅かった印象から一転、豪快な差し切りで好タイムの圧勝だった。田辺騎手との手が合ったのかパフォーマンスが向上した印象で、今の勢いなら今回のメンバーでも戦える筈。ここを連勝する様ならマイルチャンピオンシップの本命候補へ一気に浮上する。

出馬表&レーティング&予想オッズ

想定RR:109.7

ペルシアンナイト以下、イスラボニータ、エアスピネルと2000mでもやれる地力馬が3頭上位にいる為、重馬場想定でもそうそう崩れる事はないのではないだろうか。3頭中心で馬券構成で良いだろう。
                
馬番 出走馬 性齢 斤量 騎手 評価 本印 道永 田中 大川結城 予想オッズ
1 サトノアレス 牡3 54.0 大野 107.3 × ×× 23.1
2 レッドアンシェル 牡3 54.0 福永 107.0 41.2
3 ブラックムーン 牡5 56.0 戸崎 102.4 34.9
4 ガリバルディ 牡5 56.0 岩田 106.4 × × 20.1
5 ペルシアンナイト 牡3 55.0 Mデム 115.3 3.9
6 エアスピネル 牡4 57.0 武豊 112.0 3.5
7 マイネルアウラート 牡6 56.0 柴田大 100.6 × 80.7
8 ロードクエスト 牡4 56.0 池添 107.4 × × × × 18.3
9 ジョーストリクトリ 牡3 56.0 萩野 101.6 182.5
10 クラリティシチー 牡6 56.0 吉田隼 103.8 145.0
11 グランシルク 牡5 57.0 田辺 109.1 4.1
12 ミュゼエイリアン セ5 56.0 北村宏 105.0 369.6
13 クルーガー 牡5 57.0 内田 105.8 197.3
14 ダイワリベラル 牡6 56.0 田中勝 103.5 329.4
15 イスラボニータ 牡6 58.0 Cルメ 112.9 3.0


危険な人気馬 イスラボニータ(想定1番人気)

長い競走生活の中で意外にも重馬場の経験が無いイスラボニータ。フジキセキ産駒だけにからっきしの下手という事は無いだろうが、大外枠とトップハンデの2重苦に加わってマイナス材料となる可能性は高い。それでも地力を示して入着するかもだが、案外な結果に終わる事も一考だ。

穴馬予想 レッドアンシェル(想定9番人気)

3歳馬で軽斤量のレッドアンシェル。NHKマイルカップの最後の直線は出色の脚で伸びて来た事からも3歳世代でのマイル適性は非常に高い1頭で、新馬戦で見せた降雨での走りはまさに重巧者の予感しか無い。他馬が脚を取られている中、同馬がスイスイと先行抜け出しを図るシーンが見られるのではないだろうか。

編集部の見解

◎ガリバルディ。ステップレースは叩きかメイチかで実力と仕上げが拮抗する中取りにきてそうなこの馬から。東京は歓迎だし動きも抜群。◯ペルシアンナイト。3歳勢なら断然この馬。今後の為にも賞金欲しいだろうし、重賞なら確実に何番目か上に着順を上げてくる鞍上にも期待。▲ロードクエスト。そろそろ皆蹴りはじめる頃の激走ありえる。稽古の終いの伸びが本番でも出れば頭も。▲サトノアレス。G1以降ピリッとしないこの馬もそろそろ評価が微妙になってきた時が買い頃。(道永)
本命はペルシアンナイト。古馬勢がどれも頼りないメンツだけに、ここは重馬場想定も込みで3歳馬を重視したい。そもそもが皐月賞2着馬でデムーロ騎乗、普通に上位評価すべき1頭だろう。対抗はグランシルク。前走の走りもそうだが、重馬場で更にパフォーマンスが向上すると見ている。単穴には少し上がりがかかるくらいで丁度良いエアスピネルと単純にマイラーズカップ馬のクルーガー。この4頭の馬連BOX的な買い方が一番美味しそう。(田中)
本命は、ペルシアンナイト。対抗はイスラボニータ。単穴エアスピネル。3頭は瞬発力ではなく継続スピードとパワー系なので馬場は心配なさそう。それ以外は、むしろ線が細いマイル馬中心なので地力通りですんなり決着すると想定。(大川)
本命はマイル戦で仕切り直しのエアスピネル。安田記念では直線進路が開かず脚を余した。とにかく金杯以来の結果を出したい。対抗は同じ安田記念で不可解な敗戦を喫したイスラボニータ。力はこの2頭が抜けている。単穴には前走でこれまでの歯痒い走りが嘘のような変わり身を見せたグランシルクと、矛先をマイル路線に向けてきた3歳馬ペルシアンナイト。連下にガリバルディとクルーガー。ヒモにロードクエスト、マイネルアウラート、サトノアレスまで。(結城)
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競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部