2018年1月15日 更新

ルナステラが新馬戦で鬼脚炸裂、絶望的な位置から2着確保

血統は戦績も遺伝するのか。注目馬ルナステラがデビュー戦でとても届かない様な後方から直線だけで豪快な末脚を披露し、勝ち馬ニホンピロタイドに際どく迫る2着に好走した。思えば兄スワーヴリチャードも新馬戦で同様の競馬だった。

2,012

スワーヴリチャードと瓜二つの競馬

2018年1月14日 3歳新馬 芝1600m 京都競馬場

1着:ニホンピロタイド 牡3 (幸英明)
2着:ルナステラ 牝3 (C.ルメール)
3着:フォルシュナイト 牝3 (武豊)

レースタイム:1:37.5(良)
レース上がり3ハロン:35.3
勝ち馬上がり3ハロン:35.0
スタートから全く前に進もうとしないルナステラ。終始後方ままの競馬で内回りのレースではほぼお客さん状態だった。しかし、番手から抜け出したニホンピロタイドが万全の競馬で必勝態勢に入った直線半ば、大外からとてつもない勢いで追い込んだ1頭がそのルナステラだった。他馬が止まって見える様な末脚でゴール前で半馬身差まで詰め寄る驚愕のレース内容を披露。思えば兄スワーヴリチャードもデビュー戦では全く同じ競馬で2着に敗戦しているのが記憶の中で鮮明に蘇った。

兄より器用さが武器となるか

雰囲気のある姿で注目を浴びるルナステラ

雰囲気のある姿で注目を浴びるルナステラ

via google imghp
牝馬という事もあり、普段から落ち着いた様子でトレセンでの日々を過ごすルナステラ。兄のスワーヴリチャードは新馬戦から立ち回りで不器用な面を見せていたが、その点同馬はセンスの良い走りをしてくれそうなイメージが湧く。ディープインパクト産駒の牝馬、マイル戦は絶好の舞台とも言え強敵もいないメンバー構成のここは初戦から鮮やかに勝利を飾りたい所だ。勝てば桜花賞の舞台に出るチャンスは残されている。

ルナステラ

ルナステラ(ピラミマ2015)

ルナステラ(ピラミマ2015)

父馬:ディープインパクト
母馬:ピラミマ
母父:Unbridled's Song
所属:石坂正厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:1戦0勝(0-1-0-0)
主な戦績:特になし
via google imghp
見事なまでに無駄の無い惚れ惚れする馬体。“ザ・ディープ”と言わんばかりの柔らかそうな筋肉が豊富な瞬発力を物語っている。バンドワゴンからスワーヴリチャードと種牡馬のレベルが上がるにつれ産駒の質が向上。母の繁栄力とディープインパクトの配合を鑑みて走らない産駒が出るとは到底考えにくい。品のある顔つきと言い、間違いなく重賞級のポテンシャルがある1頭だろう。馬体重は春の取材時点で458kg。

血統背景

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘア Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
ピラミマ Unbridled's Song Unbridled Fappiano
Gana Facil
Trolley Song Caro
Lucky Spell
キャリアコレクション General Meeting Seattle Slew
Alydar's Promise
River of Stars Riverman
Star Fortune


兄弟馬

バンドワゴン

バンドワゴン

牡馬

父馬:ホワイトマズル
母馬:ピラミマ
母父:Unbridled's Song
所属:石坂正厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:馬場幸夫

通算成績:11戦4勝 (4-1-0-6)
主な戦績:但馬ステークスなど
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スワーヴリチャード

スワーヴリチャード

牡馬

父馬:ハーツクライ
母馬:ピラミマ
母父:Unbridled's Song
所属:庄野靖志厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:NICKS

通算成績:8戦3勝(3-3-0-2)
主な戦績:日本ダービー2着、共同通信杯など
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近親馬

特になし

血統評価:3.3pt

血統背景としては、日本活躍馬はまわりにいないが、兄弟の安定感は抜群で全馬2勝以上でPOG期間の重賞クラスも複数だしているのでPOG向きな母の初ディープインパクト産駒という事でおすすめの1頭である。

前評判

『カイバ食いが少し細く、もう少し大きくなったら次の段階へ進む予定です。雰囲気はまさにディープインパクト産駒といった感じで、品のある顔つきも含めて走りそうですね。秋のデビューを目指してじっくり進めて行きたいと思います』との事。兄スワーヴリチャードが果たせなかったクラシック制覇のバトンは妹に託された。

馬名の意味

月(ラテン語)+星(ラテン語)

母名より連想。ピラミマはアボリジニ語で“月と星”という意味。

編集部の評価

牝馬でなければ指名していたとおもう兄はどちらもアンチだがそれでも走る馬は指名馬にほしいので今年じゃなければって感じ。あとは牡馬でしか結果出していないのも不安材料ではあるが注目の1頭にはかわりない。(大川)
顔つきの良さに一目惚れ。元々、狙っていた産駒ではあったが品のある雰囲気にやられて速攻で指名決定の流れだった。そもそもホワイトマズルでバンドワゴンを輩出出来る母の繁殖能力は極めて貴重。それにディープインパクトを付けるのが遅過ぎという印象さえある。これで走らなかろうが全く悔いは無い。デビューが年内であれば鉄板級でクラシックに乗って来るだろう。(田中)
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競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部