2017年9月25日 更新

トゥザフロンティアが直線伸び切れずに芙蓉Sを4着に敗退

期待されたトゥザフロンティアが芙蓉ステークスで前を捉え切れずに4着と馬券圏外に消える敗戦を喫した。初戦とは違うレースを経験した事で馬が戸惑ったのかやや精彩を欠く内容だったが、そもそも悲観する必要は全く無いだろう。

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直線もヨレる走りでまだまだ若さ満点

2017年09月24日 芙蓉ステークス 芝2000m 中山競馬場

1着:サンリヴァル 牡2 (田辺裕信)
2着:ファストアプローチ 牡2 (蛯名正義)
3着:スターフィールド 牡2 (大野拓弥)

レースタイム:2:03.6(良)
レース上がり3ハロン:34.2
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
普通に発馬を決めたトゥザフロンティアだが、大外枠から気持ち良く中団を追走。前半1000m64秒スローペースにもしっかりと折り合い、後は直線でどれだけ伸びるかに期待がかかった。しかし、前も全く止まらず結果として4コーナーの通過順で決着。直線でヨレては軌道修正をしながら走るトゥザフロンティアには苦しい展開となった。しかし、2000mでも十分に戦えるスタミナはある。ロードカナロア産駒の未来は想像以上に明るい。同馬自身も、クラス慣れした次走はもっと走って来る筈だ。

試金石となる大事な1戦

一族の底力を見せる事が出来るのか??

一族の底力を見せる事が出来るのか??

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新馬戦でほとんど追えずにアッサリと差し切ったトゥザフロンティア。休養をしっかりと取って選んだ2戦目は中山競馬場で行われる芙蓉ステークスだ。ここを勝ち切ればオープン特別勝ちである程度の賞金を加算出来、今後のローテーションもかなり楽になる。馬がまだまだ若い同馬にとっては成長に合わせながらレース選び出来るメリットは大きく、今回は是が非でも勝っておきたい。鞍上に戸崎圭太騎手を迎え必勝態勢で臨む。

ホワイト『こんな馬で新馬戦を勝ったのは初』

内にササって全く追えない状態のホワイト騎手

内にササって全く追えない状態のホワイト騎手

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2017年07月22日 2歳新馬 芝1600m 中京競馬場

1着:トゥザフロンティア 牡2 (D.ホワイト)
2着:アップファーレン 牝2 (福永祐一)
3着:ダンツセイケイ 牡2 (川又賢治)

レースタイム:1:36.8(良)
レース上がり3ハロン:35.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.7
当初は性格も大人しいという評価だったトゥザフロンティアだが、レースに行けばやはり血が騒いだのだろうか。池江泰寿調教師が『よく言えばオルフェーヴルみたいな“だだっ子”』と評した様に、言う事を聞かない一面も。最後のストレートでは内にササってホワイト騎手がまともに追う姿を一度も見ていないが、それでもスピードの違いからか前を行くアップファーレンを軽々と差し切ってゴールイン。レース後にホワイト騎手の口から『これだけ操縦出来なかったのに新馬戦を勝ったのは初めてだよ』と、苦笑いのコメントで最大の賞賛を受けた。走りから見ても距離は2000mくらいまでなら現時点では対応デキそう。

土曜中京の芝1600mが初陣

早朝からトレーニングに励むトゥザフロンティア

早朝からトレーニングに励むトゥザフロンティア

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日本競馬屈指の繁栄ファミリー、トゥザ一族より新たな大物候補が今週デビューする。POGランキングでも上位に顔を連ねるトゥザフロンティアだが、これまで活躍した兄弟はキングカメハメハ産駒一辺倒。今回は同系となるロードカナロアを配し、よりスピード面を強調した産駒となっているだろう。調教でも長い所を軽々とこなし好時計を連発している事からもキレがあるのは容易に想像出来る。後はクラシックを狙うに距離が課題となっているが、その面も『気性が素直で問題ない。ある程度はこなせると思う』と陣営も強気に語っていた。とにもかくにも、世代No.1である注目馬の初戦をとくと拝見しようではないか。

トゥザフロンティア

トゥザフロンティア(トゥザヴィクトリー2015)

トゥザフロンティア(トゥザヴィクトリー2015)

牡馬

父馬:ロードカナロア
母馬:トゥザヴィクトリー
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:2戦1勝(1-0-0-1)
主な戦績:2歳新馬
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馬体を見る限り父系より母系のラインが出ている。全体的にコンパクトにまとまった馬体で、これまでの兄弟に比べると見栄えという点では余りしない。が、それ故に全ての面で融通が効きそうで気性的な面も問題なさそう。操縦性が高い=距離も想像以上に持ちそうな感じも受け、ロードカナロア産駒とは言え、クラシック戦線でも期待出来る産駒と成り得るかもしれない。馬体重は春の取材時点で499kg。

血統背景

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
レディブラッサム Storm Cat Storm Bird
Terlingua
サラトガデュー Cormorant
Super Luna
トゥザヴィクトリー サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
フェアリードール Nureyev Northern Dancer
Special
Dream Deal Sharpen Up
Likely Exchange


兄弟馬

トゥザグローリー

トゥザグローリー

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:トゥザヴィクトリー
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:33戦8勝(8-2-2-21)
主な戦績:鳴尾記念、日経新春杯、日経賞、京都記念、中日新聞杯など
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トゥザワールド

トゥザワールド

牡馬

父馬:キングカメハメハ
母馬:トゥザヴィクトリー
母父:サンデーサイレンス
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:キャロットファーム

通算成績:12戦4勝(4-5-0-3)
主な戦績:弥生賞、皐月賞2着、有馬記念2着など
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近親馬

サイレントディール

サイレントディール

牡馬

父馬:サンデーサイレンス
母馬:フェアリードール
母父:Nureyev
所属:池江泰郎厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:50戦7勝 (7-3-3-37)
主な戦績:シンザン記念、武蔵野ステークスなど
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デニムアンドルビー

デニムアンドルビー

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ベネンシアドール
母父:キングカメハメハ
所属:角居勝彦厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:金子真人ホールディングス

通算成績:24戦3勝(3-5-1-15)
主な戦績:ローズステークス、ジャパンカップ2着、宝塚記念2着など
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血統評価:4.6pt

繁栄ファミリー、フェアリードールの本線、母父SSの貴重な繁殖牝馬。兄弟には名だたる活躍馬が名を連ねる母は、鉄板繁殖牝馬である。父が初年度のロードカナロアにかわるが、キングカメハメハで成功してきたので大丈夫だろう。ロードカナロアも繁栄ファミリー出身なので種牡馬としては安定して結果を出すはずなので初年度でも狙っていくべき1頭だろう。

前評判

『最初の頃は余り目立った仔でも無かったんですが、見る見る内に成長して来てトゥザヴィクトリーの産駒らしい雰囲気が出て来ました。既に1ハロン14秒台もやっていますが、乗り手に従順で良いフットワークをしています。あと少し走る事に前向きになってくれれば文句ありませんね』との事。夏競馬中にデビューする事が濃厚。

馬名の意味

未来を切り拓く

母名より連想。母の産駒お馴染み“トゥザ◯◯”シリーズ。やはりこの一族はこうでなくてはなるまい。
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競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部