2017年11月2日 更新

シルヴァンシャー百日草特別に登場、クラシックの最有力馬

新馬戦を大きく出遅れながらもあっさりと差し切ったシルヴァンシャー。この1戦だけで大いに評価を上げた同馬が早くも2戦目に姿を現す。次なる標的は東京の500万下、百日草特別。他馬も恐れをなしたか、8頭立て少頭数となった。

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出世レースの百日草特別に出走

直線の競馬だけで楽々と差し切るシルヴァンシャー

直線の競馬だけで楽々と差し切るシルヴァンシャー

via google imghp
シルヴァンシャー陣営が選んだのは百日草特別。同レースは近年だとアドマイヤミヤビにルージュバック、過去を遡ればアサクサキングスやコスモバルクなどのGⅠ馬を輩出する登竜門的な1戦である。加えて、ダービーを目標とする若駒にとってデビューから早々に東京競馬場への遠征とコースを経験出来るのは今後の強みだろう。ここもアッサリと楽勝する様ならシルヴァンシャーの未来は大きく明るいものとなる。

デムーロ『能力は相当に高い』

2017年09月10日 2歳新馬 芝2000m 阪神競馬場

1着:シルヴァンシャー 牡2 (M.デムーロ)
2着:ムーンレイカー 牡2 (池添謙一)
3着:ケイティクレバー 牡2 (小林徹弥)

レースタイム:2:04.1(良)
レース上がり3ハロン:34.6
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
スタートで立ち遅れてしまったシルヴァンシャー。デムーロ騎手も少し促す程度で最後方からの競馬を余儀なくされた。前半1000mが64秒3という超スローペースが幸いし、徐々にラップを詰めて先行集団との距離を詰める。4コーナーにかけては自ら押し上げて前にプレッシャーをかける強気の競馬。最後の直線コースでも余裕たっぷりに先頭をかわすと最後までしっかりとまっすぐ伸びて快勝、驚愕の内容のデビュー戦となった。騎乗したデムーロ騎手もコメントでその素質の高さを絶賛。また池江泰寿厩舎からクラシック候補が現れた。

名牝アゼリの名にかけて

順調な仕上がりを見せるシルヴァンシャー

順調な仕上がりを見せるシルヴァンシャー

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母はGⅠタイトル11勝を挙げたアメリカの“伝説の名牝”、アゼリ。日本に輸入されてからは上にロイカバードを出した程度で、現役時代の実績に見合った産駒を輩出していない。だが、今回のシルヴァンシャーは兄弟の中でも最もデキが良いとの評判で、実際に幾多の素質馬が集まる池江泰寿厩舎の中でもエース級の期待が寄せられている。馬体、動きを見ても本物の雰囲気を感じされる所が多々あり、日曜日の阪神新馬戦(芝2000m)でそのベールを脱ぐ。鞍上はデムーロ騎手がスタンバイ。

シルヴァンシャー

シルヴァンシャー

シルヴァンシャー

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:アゼリ
母父:Jade Hunter
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:1戦1勝(1-0-0-0)
主な戦績:2歳新馬戦
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立ち姿、顔つき、皮膚の薄さなどは一流馬のそれ。持っている素材は間違いなく高いレベルのものと判断出来る。が、現状だけの観点で行けば首差し部分と馬体のバランスが伴っていないのは気掛かりだ。完成までにはまだ一回りも二回りも成長しなければならない筈。そういう意味でクラシックに間に合うかどうかという点を最大の焦点にしてPOG指名の検討材料としたい。馬体重は春の取材時点で462kg。

血統背景

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアー Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
アゼリ ジェイドハンター Mr.Prospector Raise a Native
Gold Digger
Jadana Pharly
Janina
Zodiac Miss Ahonoora Lorenzaccio
Helen Nichols
Capricornia トライマイベスト
Franconia


兄弟馬

ロイカバード

ロイカバード

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:アゼリ
母父:ジェイドハンター
所属:松永幹夫厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:寺田寿男

通算成績:14戦4勝(4-2-2-6)
主な戦績:元町ステークスなど
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アドマイヤアゼリ

アドマイヤアゼリ

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:アゼリ
母父:ジェイドハンター
所属:須貝尚介厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:近藤利一

通算成績:4戦1勝(1-1-1-1)
主な戦績:3歳未勝利
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近親馬

特になし

血統評価:2.7pt

全兄2頭含め、全兄弟1勝以上で最低ラインは高い。ただ全兄2頭は、重賞馬には届かないレベルなので母の活躍からすると期待ハズレの結果が続いている。当馬が結果を出さなければアゼリ産駒は候補にあげる必要がなくなるかもしれない。その意味でも重要な馬となるだろう。

前評判

『今年はかなりの素質馬が揃っていますが、その中でもトップクラスの存在。息の入りも良いですし、跳びも大きくてキレ味がありそう。本当に楽しみですね。伸びシロもまだまだありそうで、ダービーに出てもらわないといけない馬』との事。サンデーレーシングの2017年募集内で最高となる1億6000万円の評価は決してダテでは無さそうだ。

馬名の意味

アゼルバイジャンにあるシルヴァンシャー宮殿

母名より連想。母アゼリはアゼルバイジャン共和国のバクーにある航空チェックポイントの名称から命名。
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競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部