2017年8月31日 更新

クリノクーニングが札幌2歳ステークスで父に初タイトルを

前走の新馬戦でレコード勝ち&新種牡馬オルフェーヴルの産駒初勝利を飾ったクリノクーニングが産駒2歳ステークスに出走。ここも突破しクラシック候補へ名乗りを上げると共に、父に重賞のタイトルを初献上するべくターフを駆ける。

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落ち着いた脚取りで追い切りを消化

楽な手応えで併入するクリノクーニング(右)

楽な手応えで併入するクリノクーニング(右)

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新馬の時はかなりチャカついた印象のクリノクーニングだったが、今回は動きも雰囲気も一変。追い切りに騎乗した北村友一騎手も『新馬の時と違って全然落ち着いてましたね』と驚きの表情を見せていた。前走後は放牧へ出ており、その中で気性面も著しく成長したのだろう。管理する須貝尚介調教師も『もっと激しくなるか、逆に慣れて落ち着くかどちらかと思っていたが…えらい賢くなったね』とメンタル面の充実ぶりを絶賛していた。札幌2歳ステークスを制して一気にクラシックの最有力候補へと躍り出る算段だ。

ゴールドシップの記録を上回る超絶時計

3着馬には大差に近い着差を付ける圧勝

3着馬には大差に近い着差を付ける圧勝

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2017年07月09日 2歳新馬 芝1800m 函館競馬場

1着:クリノクーニング 牡2 (北村友一)
2着:カレンシリエージョ 牝2 (池添謙一)
3着:キョウエイルフィー 牝2 (坂井瑠星)

レースタイム:1:49.7(良)※レコード
レース上がり3ハロン:35.8
勝ち馬上がり3ハロン:35.5
スタートをすんなり決めると、1番人気カレンシリエージョをマークする様な形で追走。ペースはややスロー気味も全体的に淀み無く流れる展開で、番手にいたカレンシリエージョが動き出すとそれに合わせて上がって行く。直線入り口で並びかけると一気に抜き去って楽々とゴールイン。タイムは何とあのゴールドシップが持っていた1分51秒2を1秒5も更新する驚きのコースレコードだった。しかも、これがオルフェーヴルにとって嬉しい産駒初勝利。

クリノクーニング

クリノクーニング(クリノビスケット2015)

クリノクーニング(クリノビスケット2015)

牡馬

父馬:オルフェーヴル
母馬:クリノビスケット
母父:パラダイスクリーク
所属:須貝尚介厩舎(栗東)
生産:様似渡辺牧場
馬主:栗本博晴

通算成績:1戦1勝(1-0-0-0)
主な戦績:2歳新馬
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さすがに母方がマイナーで確たる画像が無く、各特集本でチラホラと見かける程度。ただ、立ち姿には品があり馬体のバランスも悪くない。母父パラダイスクリークの地味さが輪をかけてマイナスイメージに映るが、それを除けば十分に魅力的な1頭と言える産駒だ。馬体重は450kgとやや小柄ではあるが、父の系統から考えればむしろ小さい方が走る可能性が高い。せっかくゴールドシップの記録を破ったのだから、その厩舎の先輩以上の活躍を期待したい。

血統背景

オルフェーヴル ステイゴールド サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ ディクタス
ロイヤルサッシュ
オリエンタルアート メジロマックイーン メジロティターン
メジロオーロラ
エレクトロアート ノーザンテースト
グランマスティーヴンス
クリノビスケット パラダイスクリーク Irish River Riverman
Irish Star
North Of Eden Northfields
ツリーオブノレッジ
オプトライアン メジロライアン アンバーシャダイ
メジロチェイサー
テンザンミズホ ノーザンディクテイター
サンワベンチャ


兄弟馬

特になし

近親馬

特になし

血統評価:1.0pt

ファミリーも血統構成も全く強調材料がなくオルフェーヴル産駒というだけだろう。

前評判

『フットワークが綺麗で手足が軽い如何にも芝向きのタイプ。体型からも中距離前後が合いそうですね。既に15秒台のラップを馬なりで稽古出来ているので順調に来ていますね』との事。牧場段階からかなり評価は高かったが、実際にレースで更にパフォーマンスを上げた印象だ。“オルフェーヴル×パラダイスクリーク”という意外性の高い配合に大きな期待が集まる。

馬名の意味

冠名+人名

クリノの冠名にこれまでカッコいいと思った馬はいないが、まさに同馬も名前だけなら駄馬一直線のネーミング。これがどこまで大物になるのか、逆に注目して追い掛けたい。
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競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部