2018年4月20日 更新

カーサデルシエロがフローラSを登場、2戦目で初重賞挑戦

デビュー戦を難無く勝ち上がって来た超良血カーサデルシエロ。不利がありながらも差し切る競馬で能力の一端を見せてくれたが、次のレースは格上挑戦のフローラSとなった。絶好調の藤原英昭厩舎から新たなヒロイン候補が誕生なるか。

611

母と同じ舞台へ駒を進めたい

新馬戦を素質十分の走りで快勝したカーサデルシエロ

新馬戦を素質十分の走りで快勝したカーサデルシエロ

via google imghp
3月にデビューを迎えたばかりのカーサデルシエロがフローラステークスに格上挑戦。母ダイワエルシエーロが制したオークスへ駒を進めるべく、今年から2着までとなった優先出走権を目指して強豪たちに挑む。藤原英昭厩舎は初戦からいきなり仕上げないタイプの調整方法だけに、2戦目で上積みがあってのパフォーマンスはもしかすると想像以上の走りかもしれない。さすがに厳しいチャレンジだとは思うが、そのハードルを越えて来るだけの逸材と見込んでの英断だろう。先週皐月賞をエポカドーロで制した陣営の勢いに乗っかるのも大いに有りだ。

直線の不利をはねのけ差し切りV

2018年3月10日 3歳未勝利 芝1600m 中京競馬場

1着:カーサデルシエロ 牝3 (北村友一)
2着:サクラユニヴァース 牝3 (津村明秀)
3着:ソルフェージュ 牝3 (小崎綾也)

レースタイム:1:36.7(稍重)
レース上がり3ハロン:36.4
勝ち馬上がり3ハロン:36.0
スタートを決めて逃げ馬の直後を追走するカーサデルシエロ。隊列はそのままで前にいる4~5頭を目標とし直線コースへ。しかし、ここから幾度と前を遮られる不利がありようやく大外に持ち出したのは直線半ばを過ぎてから。時すでに遅しと思われたが、そこからグンと加速して先に抜け出したサクラユニヴァースをゴール前で捉えて白星発進を決めた。タイムは平凡も、競馬の内容自体は非常に優秀で仮にストレートに走れていれば上がりも最速だっただろう。ダイワエルシエーロからようやく重賞が期待出来る産駒の登場だ。

藤原英昭厩舎からまた素質馬の登場

如何にもキレがありそうな馬体のカーサデルシエロ

如何にもキレがありそうな馬体のカーサデルシエロ

via google imghp
フィニフティ、シグナライズと既に3歳牝馬戦線で看板馬を抱える藤原英昭厩舎。そのラインナップに加わりそうな隠れた良血がいよいよベールを脱ぐ。母はオークスなど重賞4勝のダイワエルシエーロ、父は世界的スプリンターとなったあのロードカナロア。この配合でスピードが無いという方が疑わしいレベルの組み合わせだろう。調整が遅れてデビューが3月になってしまったが、クラシックはともかく今後の活躍に期待したい1頭だ。

カーサデルシエロ

カーサデルシエロ(ダイワエルシエーロ2015)

カーサデルシエロ(ダイワエルシエーロ2015)

牝馬

父馬:ロードカナロア
母馬:ダイワエルシエーロ
母父:サンデーサイレンス
所属:藤原英昭厩舎(栗東)
生産:下河辺牧場
馬主:下河邉行雄

通算成績:1戦1勝(1-0-0-0)
主な戦績:3歳未勝利
via google imghp
下河辺牧場生産でオーナーが馬主の為、若駒時代の主だった情報は無し。ダイワエルシエーロの産駒自体が3世代目だが、残念ながらまだ1勝も挙げていない点は多少気掛かりである。ただ、明らかに不釣り合いなブライアンズタイム産駒しかデビューしておらず、サンプル的には今回のカーサデルシエロが実質の初年度産駒と考えても良い。そういう意味でも注目の1頭である。

血統背景

ロードカナロア キングカメハメハ Kingmambo Mr. Prospector
Miesque
マンファス ラストタイクーン
Pilot Bird
レディブラッサム Storm Cat Storm Bird
Terlingua
サラトガデュー Cormorant
Super Luna
ダイワエルシエーロ サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ロンドンブリッジ ドクターデヴィアス Ahonoora
Rose of Jericho
オールフォーロンドン Danzig
Full Card


兄弟馬

特になし

近親馬

グレーターロンドン

グレーターロンドン

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ロンドンブリッジ
母父:ドクターデヴィアス
所属:大竹正博厩舎(美浦)
生産:下河辺牧場
馬主:窪田康志

通算成績:13戦6勝(6-1-2-4)
主な戦績:東風ステークスなど
via google imghp
キセキ

キセキ

牡馬

父馬:ルーラーシップ
母馬:ブリッツフィナーレ
母父:ディープインパクト
所属:角居勝彦厩舎(栗東)
生産:下河辺牧場
馬主:石川達絵

通算成績:10戦4勝(4-1-2-3)
主な戦績:菊花賞など
via google imghp

血統評価:1.0pt

十分繁栄ファミリーとなったロンドンブリッジの最高傑作でG1馬、そして父SSとそろったダイワエルシエーロだったが仔出しが悪くここまで苦労した印象。このあとロードカナロア産駒が続くので相性がいいのか。実質ダイワエルシエーロの初産駒といってもいい血統構成も申し分なく現役だけでなく繁殖としても期待できる。

前評判

祖母ロンドンブリッジは下河辺牧場を支える繁栄ファミリーの屋台骨。そこからはダイワエルシエーロの他、ビッグプラネットやグレーターロンドン、更に派生した系譜からは菊花賞馬キセキを輩出するなど相当数の活躍馬を世に送り出している。その本系であるダイワエルシエーロからも間違いなく重賞級の馬が出て来るに違いなく、その1頭目になるのがカーサデルシエロかもしれない。

馬名の意味

天空の家(スペイン語)

母名のエルシエーロからインスパイアされてのネーミング。下河辺牧場出の馬名は非常に聞こえが良い。オーナーのセンスが良いのだろう。
26 件

関連する記事

ロンドンシーズンが叩き2走目で前進、未勝利で初勝利を狙う

ロンドンシーズンが叩き2走目で前進、未勝利で初勝利を狙う

ロンドンシーズンが土曜京都の未勝利戦に出走、前走の1月に行われた新馬戦ではスタートからスピードを見せて逃げの競馬。しかし、後続に最後は捕まってしまい僅差の4着に敗れてしまった。上積み必至の今回は確実に粘り切るだろう。
 475
アーモンドアイがオークスで異次元の圧勝、牝馬2冠を楽に達成

アーモンドアイがオークスで異次元の圧勝、牝馬2冠を楽に達成

オークスで圧倒的1番人気を背負ったアーモンドアイが、距離不安も何のそので桜花賞と同じ33秒2の脚を繰り出し快勝。いつもより前目で追走し楽々と抜け出す走りは、同世代にライバル不在をアピールするケタ違いのパフォーマンス。
 5,943
トゥザフロンティアが直線伸び切れずに芙蓉Sを4着に敗退

トゥザフロンティアが直線伸び切れずに芙蓉Sを4着に敗退

期待されたトゥザフロンティアが芙蓉ステークスで前を捉え切れずに4着と馬券圏外に消える敗戦を喫した。初戦とは違うレースを経験した事で馬が戸惑ったのかやや精彩を欠く内容だったが、そもそも悲観する必要は全く無いだろう。
 3,197
ジャンダルムが皐月賞で見せ場無く9着、スタートで勝負決する

ジャンダルムが皐月賞で見せ場無く9着、スタートで勝負決する

弥生賞3着から巻き返しを誓ったジャンダルムだったが、想定外の出遅れで持ち前の先行抜け出しの競馬が出来なかったのが最大の敗因。距離不安も囁かれる中でダービー参戦は難しい挑戦となるが、鞍上の腕に期待して次も注目したい。
 4,037
ステルヴィオが皐月賞で4着、後方待機が仇となり差し届かず

ステルヴィオが皐月賞で4着、後方待機が仇となり差し届かず

皐月賞で2番人気に支持されたステルヴィオ、外枠から道中は後方で各有力馬と並んでの追走となった。4コーナーで大きく差を付けられた前を捉えるべく動き出すも、先行したジェネラーレウーノを差し切れず4着に敗退してしまった。
 1,712

関連するタグ

著者

競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部