2017年12月4日 更新

オブセッションがシクラメン賞を快勝、一気にダービー候補へ

藤沢和雄厩舎が2年連続の栄光を手にするかもしれない。シクラメン賞でオブセッションが衝撃的な内容の勝利を飾り、一気に日本ダービーの有力候補へ浮上した。走破時計も古馬並だが、今後は一線級との戦いの中でより真価が問われる。

6,360

衝撃のレコードV

2017年12月02日 シクラメン賞 芝1800m 阪神競馬場

1着:オブセッション 牡2 (C.ルメール)
2着:ダノンフォーチュン 牡2 (浜中俊)
3着:リュクスポケット 牡2 (C.デムーロ)

レースタイム:1:45.6(良)※レコード
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.5
スタートはややもっさりと出て道中最後方追走。1000m59秒とペースが流れて厳しい展開の中直線コースへ。1番人気ダノンフォーチュンが中団から先に抜け出すも、その外を楽々とかわして坂を駆け上がるオブセッション。いざエンジンが掛かり出すと、ラスト200mでグンと加速しそのダノンフォーチュンを4馬身差突き放す圧巻の競馬。時計も1分45秒6と破格のレコードで駆け抜け、一躍クラシックの最有力候補へ名乗りを上げた。

早期2勝目で賞金を確保しておきたい

順調に稽古をこなすオブセッション

順調に稽古をこなすオブセッション

via google imghp
若駒は特に無理強いする事の無い藤沢和雄厩舎。クラシック本番へ向けて出来るだけ消耗したくない方針もあり遠征自体が少ないのだが、今回は早くも2戦目に阪神競馬場へ参戦。狙いとしてはやはり勝てるレースを見極めて少しでも早く賞金を加算しておきたいのだろう。しかし、今回は同じく新馬戦を圧勝したダノンフォーチュンという強敵が出走。恐らくこの2頭による決着と見られるが、果たしてどちらに軍配が上がるのか。勝った方が先にクラシックロードへ突き進む事となる。

出遅れから巻き返す競馬で勝利

2017年10月21日 2歳新馬 芝2000m 東京競馬場

1着:オブセッション 牡2 (C.ルメール)
2着:ラムセスバローズ 牡2 (M.デムーロ)
3着:エイムアンドエイト 牡2 (岩田康誠)

レースタイム:2:07.5(重)
レース上がり3ハロン:34.9
勝ち馬上がり3ハロン:34.5
1枠でややスタートを立ち遅れるロス。そこから慌てずにインを徐々に進出すると、気が付けば4コーナーで先団に取り付ける起用な競馬を見せる。他馬が重馬場に脚を取られる中、同馬は思いの外スムーズに走り抜けて直線入り口ではスルスルと先頭へ。そこから内で伸びる2番人気のラムセスバローズが追い込んで来るとエンジンに点火。更にグッと脚を伸ばし、着差以上に強い内容でデビュー戦を白星で飾った。

藤沢厩舎×ルメール騎手の黄金コンビ

トレセン内でも一際目立つ好雰囲気のオブセッション

トレセン内でも一際目立つ好雰囲気のオブセッション

via google imghp
これぞ血統馬。父は日本の3冠馬で母はアメリカのGⅠホース、他馬とは一線を画するバックボーンを持ち合わせた1頭として注目を浴びるのは当然だろう。そこに関東の名門である藤沢厩舎が管理するという事は既にクラシックへの既定路線が敷かれていると言っても過言ではない。評判も上々で、藤沢氏も『動きが良くてキレイなフットワーク、高い能力を持っていると思います。初戦に向けて好仕上がりです』とコメントしている。これは初戦から圧勝まで期待したい。

オブセッション

オブセッション(パーシステントリー2015)

オブセッション(パーシステントリー2015)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:パーシステントリー
母父:Smoke Glacken
所属:藤沢和雄厩舎(美浦)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:2戦2勝(2-0-0-0)
主な戦績:シクラメン賞など
via google imghp
全体的なバランスは良し。馬体自体も柔らかな筋肉の質感とコンパクトにまとまったシルエットから確実にキレタイプ。全姉のパーシーズベストもそうだったが、重心の低いフォームで沈み込む様な走りが想像出来よう。完成度も高そうで初戦からフルに動ける体付きをしている。馬体重は不明。

血統背景

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアー Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
パーシステントリー Smoke Glacken Two Punch Mr.Prospector
Heavenly Cause
Majesty's Crown Magesterial
Queen's Crown
Just Reward Deputy Minister Vice Regent
Mint Copy
Heavenly Prize Seeking the Gold
Oh What a Dance


兄弟馬

パーシーズベスト

パーシーズベスト

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:パーシステントリー
母父:Smoke Glacken
所属:石坂正厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:シルクレーシング

通算成績:15戦2勝(2-3-1-9)
主な戦績:3歳500万下など
via google imghp

近親馬

特になし

血統評価:1.0pt

母や近親には米G1馬がそれなりにそろっているが兄弟がほとんど走っていない事を考えると強調材料としては弱く、ファミリーにも日本実績がないので評価は低い。

前評判

管理する藤沢和雄調教師は、『血統馬だしね、クラシックを意識しています』といつもの控えめなコメントながらも確かな手応えを感じる口ぶりでコメントしていた。とにかく藤沢厩舎の勢いが凄い今、その流れに乗じて活躍馬がどんどん出て来る可能性は高い。勝負の世界は得てしてそういうものだろう。

馬名の意味

執念

勝利への執念を見せて欲しいという想いで命名、母名より連想。
28 件

関連する記事

パーシステントリー2014(馬名:ステッドファスト)を指名する!?

パーシステントリー2014(馬名:ステッドファスト)を指名する!?

「パーシステントリー2014」をPOG指名の目線で徹底分析◎馬体診断、血統背景評価、デビュー前評判、馬名の由来、編集部の短評まで。気になる要素を完全網羅した必見の記事!?2016-2017のPOG馬指名の参考情報としてお役立て下さい!!
 851
エリスライトがフリージア賞に出走、ハイレベルな1戦で試金石

エリスライトがフリージア賞に出走、ハイレベルな1戦で試金石

新馬戦で圧勝の走りを見せたエリスライトが2戦目に混合戦のフリージア賞へ。ブレステイキングやギベオンなど、牡馬のクラシック有力候補相手に勝ち切れば一気に桜花賞の本命候補へ浮上する。鞍上はデビュー戦と同じく蛯名正義騎手。
 2,366
アロハリリーが中1週で未勝利戦に出走、勝ってクラシックへ

アロハリリーが中1週で未勝利戦に出走、勝ってクラシックへ

新馬戦で惜しい2着敗退を喫したアロハリリー。クラシックに間に合わせる為には強行軍だが中1週での未勝利戦でどうしても勝つ必要がある。今後の事を考えても楽な競馬内容での勝ち上がりが理想だろう。鞍上は北村友一に乗り替わり。
 1,033
リンフォルツァンドが京都芝2000mの新馬戦でデビュー

リンフォルツァンドが京都芝2000mの新馬戦でデビュー

角居厩舎からまたしても大物候補が初陣に臨む。ローズステークスを制したタッチングスピーチの全妹リンフォルツァンドが満を持して登場だ。血統的に遅咲きの一族だけに春のクラシックに間に合うかはこの初戦次第。鞍上は浜中俊騎手。
 788
ダノンマジェスティがきさらぎ賞に登場、代打で松若騎手が騎乗

ダノンマジェスティがきさらぎ賞に登場、代打で松若騎手が騎乗

衝撃的な新馬戦デビューを飾ったダノンマジェスティが格上挑戦となるきさらぎ賞に挑む。主戦の和田竜二騎手が騎乗停止の為、管理する音無秀孝厩舎所属の松若風馬騎手が騎乗予定。このコンビで昨年のアメリカズカップから連覇なるか。
 3,544

関連するタグ

著者

競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部