2017年11月2日 更新

エントシャイデンが京王杯2歳Sで姉に続いて重賞制覇を狙う

新馬戦を外から豪快に差し切ったエントシャイデン。全姉ブランボヌール同様、2戦目での重賞V達成へ息巻いての参戦となる。ディープインパクト産駒らしいキレ味が身上なだけに、今回も中団追走から直線での末脚勝負となるだろう。

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姉と見た目がソックリ、戦績も??

ブランボヌールと瓜二つのエントシャイデン

ブランボヌールと瓜二つのエントシャイデン

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新馬戦のパドックではまるでブランボヌールを見ている様だった。うっすらと芦毛がかった馬体にノースヒルズの勝負服。脚質さえ違えど直線鋭く伸びて来る姿はまさにそれと同じ。願わくば、姉がデビュー2戦目で函館2歳ステークスを制した所まで一緒ならば面白い。無論、それだけのポテンシャルを秘めた馬である事は間違いなく、強敵が数頭いるもののまとめて差し切って一躍クラシック戦線の有力馬に名を連ねたい所だ。

上がり33秒6の脚で一閃

2017年08月26日 2歳新馬 芝1600m 新潟競馬場

1着:エントシャイデン 牡2 (蛯名正義)
2着:ラストプリマドンナ 牝2 (柴山雄一)
3着:シグナライズ 牝2 (岩田康誠)

レースタイム:1:36.1(稍重)
レース上がり3ハロン:34.5
勝ち馬上がり3ハロン:33.6
ゲートが開くと同時にトモを落とし、2馬身程のビハインドを強いられたエントシャイデン。それでも無理に追い付こうとせず、自然な形で追走する落ち着いたレース運びで道中を進めた。直線に入って大外へ持ち出すと、そこから矢の様な伸びで前を捉えあっさりと先頭へ。最後はラストプリマドンナに粘られるも脚色が完全に違い、クビ差の着差以上に強い内容でデビュー戦を白星で飾った。フォームにバラツキが無く、真一文字に走る姿はまるで古馬の様だ。距離は中距離までなら対応出来そう。

1週スライドして万全の態勢

先週の新潟1400mの新馬戦に出走予定だったエントシャイデン。しかし、追い切り後に疲れが出たとの事で大事を取って回避し1週デビューを遅らせて来た。その分、稽古の本数をこなせたと考えれば怪我の功名か。新馬戦と函館2歳ステークスを連勝したブランボヌールの下が初戦から動けないというのは有り得ない。強敵候補はフランケル産駒のシグナライズだが、そこを負かす事が出来れば自ずと1着でゴールしている事になるだろう。普段騎乗している助手が、『とにかく坂路で動くんですよ。初の追い切りで53秒台ですからね、楽しみです』とコメントしている様に調教での走りは文句なし。

エントシャイデン

エントシャイデン(ルシュクル2015)

エントシャイデン(ルシュクル2015)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ルシュクル
母父:サクラバクシンオー
所属:矢作芳人厩舎(栗東)
生産:ノースヒルズ
馬主:ノースヒルズ

通算成績:1戦1勝(1-0-0-0)
主な戦績:2歳新馬
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全姉ブランボヌールよりは体高もありどちらかと言えば中距離までこなせそうな馬体。ディープインパクトがやや強く出ている様な雰囲気か。その姉は夏の北海道から全開の活躍を見せたが、同馬に関しては本格化がまだ先の様子だ。それでも母父譲りのスピード力もあるだろうし、2歳戦からコンスタントに成績は残しつつクラシック戦線まで意識出来る器だろう。馬体重は春の取材時点で456kg。

血統背景

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘア Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
ルシュクル サクラバクシンオー サクラユタカオー テスコボーイ
アンジェリカ
サクラハゴロモ ノーザンテースト
クリアアンバー
アジアンミーティア Unbridled Fappiano
Gana Facil
Trolley Song Caro
Lucky Spell


兄弟馬

ブランボヌール

ブランボヌール

牝馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ルシュクル
母父:サクラバクシンオー
所属:中竹和也厩舎(栗東)
生産:ノースヒルズ
馬主:前田葉子

通算成績:11戦3勝 (3-0-2-6)
主な戦績:函館2歳ステークス、キーンランドカップなど
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近親馬

Unbridled's Song

Unbridled's Song

牡馬

父馬:Unbridled
母馬:Trolley Song
母父:Caro
所属:James T.Ryerson厩舎(米)
生産:Paraneck Stable(米)
馬主:Paraneck Stable

通算成績:12戦5勝 (5-4-0-3)
主な戦績:ブリーダーズカップジュベナイル、フロリダダービーなど
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ダコール

ダコール

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:アジアンミーティア
母父:Unbridled
所属:中竹和也厩舎(栗東)
生産:ノースヒルズ
馬主:ノースヒルズ

通算成績:48戦7勝 (7-12-8-21)
主な戦績:新潟大賞典など
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血統評価:1.0pt

祖母の全兄にUnbridled's Songがおり、この良血になぜサクラバクシンオーをつけたんだという母。姉は重賞馬1頭と未勝利馬1頭。血統背景としては、現時点ではなんとも言えない状況。母の良血半妹から活躍馬が登場しても不思議ではないファミリーではある。

前評判

『上は全て牝馬でしたが、初めて牡馬が出ましたね。姉たちよりも馬格があっていかにも男馬らしい体つきです。なので調教もビシビシやれますし、動き自体も凄く良いですよ。他馬と同メニューをこなしてもケロッとしてますし、かなり心肺機能は高いと思います。血統的にはマイル前後でしょうが、性格も素直なので距離は伸びても対応出来そうで楽しみです』との事。北海道デビューが濃厚。

馬名の意味

決然と(ドイツ語)

ノースヒルズお得意のドイツ、フランス語によるヨーロッパ系ネーミング。覚悟を決めたかどうかは分からないが、決死の活躍を期待したい。
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競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部