2018年4月3日 更新

アルアインが大阪杯で僅差の3着に敗れる、最後はキレ負け

大阪杯でアルアインは最後の直線、先に抜け出した1番人気スワーヴリチャードを捉えられず、逆に後ろから僚馬ペルシアンナイトに差されて3着と完敗した。ディープインパクト産駒ながら瞬発力の無いタイプだけに苦しい展開だった。

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前半のスローペースに泣く…

2018年04月01日 大阪杯 芝2000m 阪神競馬場

1着:スワーヴリチャード 牡4 (M.デムーロ)
2着:ペルシアンナイト 牡4 (福永祐一)
3着:アルアイン 牡4 (川田将雅)

レースタイム:1:58.2(良)
レース上がり3ハロン:34.1
勝ち馬上がり3ハロン:34.1
GⅠながら前半1000mが61秒台という完全なスローペース。それを見越して道中一気に押し上げたスワーヴリチャードですら、4コーナー先頭で上がり3位を繰り出す流れで瞬発力の無いアルアインにとっては難しい競馬となった。上がり最速で追い込んだペルシアンナイトに差されている以上、今回はそういうレース展開だったと諦めざるを得ないだろう。同馬の真骨頂はやはり勝った皐月賞の様なハイラップの中、持続的に脚を使うタフな競馬だ。今後は大舞台になればなる程展開によって着順が左右されていくかもしれない。

2000mの内回りはベストの条件

僚馬ペルシアンナイトと豪華な併せ馬を行うアルアイン

僚馬ペルシアンナイトと豪華な併せ馬を行うアルアイン

via google imghp
500kgを優に超える大型馬で一見不器用そうに見えるが、逆に小回りは打って付け。これまでの9戦で上がり最速は新馬戦の一度だけ、キレは正直無いに等しい。その代わり、先手を取れる小脚やジワジワと長く良い脚を使える器用さを最大限活かすにはやはり内回りの方が良いだろう。それを証明したのが皐月賞の先行抜け出しで見せたレコードVの走りだ。今回、あの競馬をもう一度見せる事が出来たなら並み居る強豪を蹴散らして2つ目の勲章を手にする事が出来るかもしれない。大阪杯でもう1頭の有力馬トリオンフも乗れたであろう川田将雅騎手が選んだアルアイン、今週も十分に有り得る。

アルアイン

アルアイン(ドバイマジェスティー2014)

アルアイン(ドバイマジェスティー2014)

牡馬

父馬:ディープインパクト
母馬:ドバイマジェスティ
母父:Essence of Dubai
所属:池江泰寿厩舎(栗東)
生産:ノーザンファーム
馬主:サンデーレーシング

通算成績:10戦4勝(4-2-1-3)
主な戦績:皐月賞など
via google imghp
来年の池江泰寿厩舎、クラシックNo.1候補。均整の取れた好馬体は、如何なる展開や条件面なども気にしない万能タイプに育ちそうな予感がする。しかし、馬体重だけ見れば500kg近くあるとの事で雄大な雰囲気もありつつ、全体としてまとまって見える辺りはさすが血統馬といった所か。個人的にはワールドエースと何から何までカブって見える。

血統背景

ディープインパクト サンデーサイレンス Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
ウインドインハーヘアー Alzao Lyphard
Lady Rebecca
Burghclere Busted
Highclere
ドバイマジェスティ Essence of Dubai Pulpit A.P.indy
Preach
Epitome Summing
Honest and True
Great Majesty Great Above Minnesota Mac
Ta Wee
Mistic Majesty His Majesty
Necaras Miss


兄弟馬

特になし

近親馬

特になし

血統評価:2.0pt

母はアメリカの1級スピード馬だが、日本で活躍した兄弟や近親馬がいないし母自体の血統も日本実績がないので血統背景では信用する要素がない。

前評判

管理する厩舎長が「かなりの大物」と絶賛する好素材だ。母はアメリカの短距離チャンピオンに輝いたドバイマジェスティ。当初は小さかった馬体も今ではすっかり大きくなり、走りもどっしりとした雰囲気で申し分ない。懸念されている血統的な距離の心配もそこまで考えなくて良いだろう。とにかくこのまま無事に成長を続けて欲しい。

馬名の意味

UAE東部にある遺跡群で、ユネスコ世界遺産。アラビア語で「泉」の意

短くすっきりとしたセンスの良いネーミング。サンデーレーシングも相当に期待しているのが伺い知れる。母親からの連想だろうが、世界を舞台に輝いてこその名前だ。既に活躍のフィールドを海外でと考えての事ならば、この馬のポテンシャルはかなりのものかも知れない。
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競馬ニュース.tv 編集部 競馬ニュース.tv 編集部